玄関ドアの鍵交換は自分でできる?費用や手順などを徹底解説

玄関ドアの鍵交換は、ホームセンターで鍵を購入すれば自分でできます。この記事では、「鍵の交換業者は高すぎるから費用を抑えたい」という方へ向けて、費用の目安やDIY方法、交換前に知っておきたい注意点などを解説します。

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玄関ドアの鍵交換が必要な理由

  • 鍵の防犯性を高めたい
  • 鍵をどこかで紛失した
  • 鍵が回りにくいなどの不調がある

鍵の防犯性を高めたい

玄関ドアの鍵を交換する理由の一つに、鍵の防犯性を高めたいという場合があります。

賃貸住宅で広く使われてきたピンシリンダーやディスクシリンダーはピッキングによる侵入リスクが他の鍵と比べて高いため、防犯性の観点から不安に感じますよね。

警視庁では、(財)都市防犯研究センターの資料にある侵入に5分以上かかると約7割の泥棒が侵入を諦めるというデータを元に、防犯性能の基準として採用しています。(※)

古い物件や、空き部屋の鍵を使いまわしている賃貸の場合はピンシリンダー・ディスクシリンダーを使用しているケースも多く、「侵入に時間がかかる防犯性の高い鍵に交換したい」と考える方もいるでしょう。

※参考:住まいる防犯110番 - 警視庁

鍵をどこかで紛失した

外出先で家の鍵を落としてしまったなど、鍵の紛失にともなって錠の交換もせざるを得ないケースもあります。

鍵を紛失しただけなら合鍵を使えばいいかもしれません。しかし、鍵と一緒に住所のわかる身分証明書を落としていたり、悪意のある拾得者に後を着けられたりしていた場合は不法侵入のリスクも考えられます。

鍵だけでなく錠ごと交換した方が、紛失した鍵で侵入されることがなくなるため安心して生活を送れるでしょう。

鍵が回りにくいなどの不調がある

鍵を差し込むシリンダーは屋外にあるため、雨や風の影響を受けやすく、経年劣化もします

シリンダー内部にホコリやゴミが詰まったり、鍵にキズがついてギアとの噛み合いが悪くなったりと、考えられる原因はさまざまです。

鍵の寿命は10年(電子鍵の場合は7年)といわれていて(※)耐用年数を超えての使用はトラブルの原因となります。もし、鍵を使っていて回しにくい、抜き差しがスムーズにできないなどの不調がある場合は、鍵交換を視野に入れた対策が求められます。

※参考:鍵の耐用年数についてのガイドライン - 日本ロック工業会

玄関ドアの鍵を交換する際の費用目安

鍵(錠)の種類

費用の目安

本締錠

2,000円〜30,000円+作業費

面付箱錠

5,000円〜20,000円+作業費

ケースロック

10,000円〜20,000円+作業費

インテグラル錠

2,000円〜20,000円+作業費

サムラッチ錠

30,000円〜55,000円+作業費

戸先錠・召合せ錠

2,000円〜40,000円+作業費

プッシュプル錠

70,000円〜80,000円+作業費

電子錠(スマートキー)

20,000円〜150,000円+作業費

※ LIMIA編集部が調べた2023年5月時点のおおよその料金目安です。

玄関ドアの鍵交換を業者に依頼した場合、部材費+作業費がかかります。選んだ業者や作業内容によって異なりますが、作業費はおおよそ12,000~16,500円程度です。

ここでは、鍵の交換をする際の費用目安を錠の種類別に紹介します。

本締錠:2,000円〜30,000円+作業費

LIMIA編集部
  • 費用の相場:2,000円〜30,000円+作業費

本締錠は扉の内外から施錠・開錠できる錠です。

ドアを固定するラッチボルトがなく、デッドボルトのみが付いています。シリンダーと鍵のみのシンプルな形状で、補助鍵としての利用が多いです。シンプルな構造のため、費用面でも比較的安価なのが特徴。

面付箱錠:5,000円〜20,000円+作業費

LIMIA編集部
  • 費用の相場:5,000円〜20,000円+作業費

面付箱錠は、玄関ドアの内側にケースを取り付ける錠です。

玄関の外ではなく内にケースがあり、こじ開けのような侵入方法では開錠が難しくなっています。

ケースロック:10,000円〜20,000円+作業費

LIMIA編集部
  • 費用の相場:10,000円〜20,000円+作業費

ケースロックは、シリンダーとドアノブが別の場所にある錠です。

耐久性・防犯性に優れており、玄関ドアや勝手口にも多く使用されています。ドアの一部を切り抜いてはめ込むため、部材費が安くても設置が難しい特徴があります。

インテグラル錠:2,000円〜20,000円+作業費

  • 費用の相場:2,000円〜20,000円+作業費

インテグラル錠は、ドアノブの中心に鍵穴がついていて、鍵を差し込んでから回すと開錠できる錠です。

シンプルな構造のため安価で、取り付けやすく工事費用も安く済みやすいのが特徴。玄関や勝手口をはじめとするさまざまな場所で使われています。

しかし、シンプルな構造ゆえに防犯性はやや低いため、防犯性を高めるための鍵交換にはあまり向いていません。

サムラッチ錠:30,000円〜55,000円+作業費

LIMIA編集部
  • 費用の相場:30,000円〜55,000円+作業費

サムラッチ錠は、親指で押しながらドアの開閉を操作する錠です。

錠に装飾が施されているため、「装飾錠」や「アンティーク錠」などと呼ばれることがあります。

戸先錠・召合せ錠:2,000円〜40,000円+作業費

戸先錠:2,000円〜40,000円+作業費

LIMIA編集部
  • 費用の相場:2,000円〜40,000円+作業費

召合せ錠:2,000円〜40,000円+作業費

LIMIA編集部
  • 費用の相場:2,000円〜40,000円+作業費

引き戸タイプの玄関ドアには、戸先錠や召合せ錠が使用されています。

扉の重なる部分に鍵をかけることで、引き違いになる際の戸を開錠・施錠できます。一般的な賃貸マンションやアパートではあまり見かけませんが、古い戸建て住宅では引き戸の玄関ドアも多いです。

プッシュプル錠:70,000円〜80,000円+作業費

  • 費用の相場:70,000円〜80,000円+作業費

プッシュプル錠は、玄関の外からは引いて、玄関の内からは押してドアを開閉する錠です。

ハンドルが縦に長く設置されているため、子どもからお年寄りまで幅広い年代で使いやすい錠となっています。築年数が浅い賃貸マンションでも多く見られるのが特徴です。

電子錠(スマートキー):20,000円〜150,000円+作業費

  • 費用の相場:20,000円〜150,000円+作業費

電子錠は、電気の力で玄関ドアなどを施錠・開錠する錠です。

遠隔操作できたり防犯性が高かったりと、用途を選ばず人気の錠。リモコン・カード型や暗証番号、指紋認証などの種類があり、費用も幅広いです。

鍵の主要メーカーと特徴

MIWA(美和ロック株式会社)

国内シェア6割(※)を誇る鍵メーカー。公共施設から一般住宅まで幅広く使われている。

GOAL(株式会社ゴール)

西日本を拠点とする鍵メーカー。防犯性の高い鍵が特徴。

クラビス(株式会社シブタニ)

防犯性が高く洗練されたデザインに定評がある鍵メーカー。ハンズフリーや顔認証などのキーレス製品が人気。

KABA(ドルマカバジャパン株式会社)

Dorma社(ドイツ)とKaba社(スイス)が合併した外資系の鍵メーカー。防犯性の高い鍵登録システムを採用した鍵が特徴。

SHOWA(株式会社ユーシン・ショウワ)

錠前から建築金物など、鍵関連商品を多く手掛ける鍵メーカー。老若男女問わず使える利便性に力を入れている。

WEST(株式会社ウエスト)

他社ブランドに提供するOEM製品を多く製造している鍵メーカー。引き戸の錠前などで多く見られる。

鍵のメーカーごとに特徴があるため、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

防犯性ひとつをとっても、合鍵の作成が登録者以外できないタイプや、本体費用を抑えたタイプなどがあります。

また、鍵本体はそのまま使用してシリンダーや錠前のみを交換する場合は、元々の鍵に適合したものを選んでください。設置後に施錠・解錠ができない可能性があります。

※公式HPより。建築用錠前の生産・販売におけるシェア

玄関ドアの鍵交換費用を安く抑えるならDIY

鍵を交換する費用が高すぎる……」「カインズやコーナンなどのホームセンターで部材を買って自分で交換したい」という方は、DIYがおすすめです。

ここでは、玄関ドアの鍵交換を自分でする方法を紹介します。

ドアのサイズに合った錠前・工具の購入

玄関ドアの鍵交換に必要な錠前や工具は、ホームセンターでそろいます。

あらかじめ鍵を取り付けるドアの厚み・フロントプレート・ビスピッチ・バックセットの距離を測定しておきましょう。

ホームセンターでは、測定したサイズに合う錠を購入すれば、取り付ける段階で「サイズが合わない」という事態を避けられます。

工具に関しては、ビスの取り付け・取り外し程度なので、プラスドライバーとマイナスドライバーがあれば十分でしょう。

鍵(錠)の交換手順

  1. 1.玄関ドア側面の金属板を外す
  2. 2.シリンダーとサムターン外す
  3. 3.ハンドルを引き抜く
  4. 4.カバーや錠ケースを引き抜く
  5. 5.逆の手順で新しい鍵(錠)を取り付ける

鍵の交換は、基本的に外側の部材から外していくイメージです。

また、ここで紹介している交換手順は一般的な鍵の一例となります。鍵のメーカーや種類によって交換方法は異なるので、必ず付属の取扱説明書を読んで作業を行ってください

玄関ドアの鍵を自分で交換する際の注意点

玄関ドアの鍵交換を自分で行う際は、失敗に注意してください。

  • 鍵のサイズを間違えて買ってしまい余計な費用が増えた
  • 鍵選びを間違えて防犯性の低い錠を選んでしまった
  • 交換作業がうまくできず玄関ドアが開かない・閉まらない

DIYは自分で行うため、部材費を節約したり作業費が不要だったりと費用を抑えらえます。その代わりに、失敗したときの責任もすべて自分にあります。

防犯性の高い鍵選びや適切な交換作業に自信がないという方は、鍵の業者へ依頼するのがおすすめです。

カインズやコーナンなどのホームセンターで鍵を購入してDIY交換する流れについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

玄関ドアの鍵の交換業者はカギ110番がおすすめ

玄関ドアの鍵を交換したいという人は、「カギ110番」のお得なプランの利用がおすすめです。

鍵開けは8,800円(税込)〜、鍵交換は7,700円(税込)〜、鍵作成は8,800円(税込)〜依頼が可能です。

電話でのご相談は24時間365日受付中のため、玄関ドアの鍵を交換したいという人は、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

玄関ドアの鍵交換に関するQ&A

ここでは、玄関ドアの鍵交換に関する疑問などをQ&A形式で答えます。玄関ドアの鍵交換に関して疑問などがあればチェックしてみてください。

Q. 玄関の鍵を交換する費用はいくら?

A. 玄関ドアの鍵の交換費用は下記が目安です。

鍵(錠)の種類

費用の目安

本締錠

2,000円〜30,000円+作業費

面付箱錠

5,000円〜20,000円+作業費

ケースロック

10,000円〜20,000円+作業費

インテグラル錠

2,000円〜20,000円+作業費

サムラッチ錠

30,000円〜55,000円+作業費

戸先錠・召合せ錠

2,000円〜40,000円+作業費

プッシュプル錠

70,000円〜80,000円+作業費

電子錠(スマートキー)

20,000円〜150,000円+作業費

※ LIMIA編集部が調べた2023年5月時点のおおよその料金目安です。

Q. 鍵交換はDIY(自分で)できる?

A. ホームセンターで材料や工具を買えば自分で鍵交換ができます。
ただし、鍵交換には錠の構造の理解や分解・組み立ての技術が必要です。自信がない方は鍵の業者へ依頼するのがおすすめです。

Q. 玄関の鍵交換でおすすめの業者は?

A. 総費用を提示してくれるカギ110番がおすすめです。
作業前の見積もりで作業内容の説明と出張費・作業費・部材費など必要な費用を全て含んだ支払い総額を提示してもらえるか確認してみましょう。作業後に追加料金を請求されるといったトラブルを避けられます。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年7月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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