古い灯油の正しい処分方法一覧!ガソリンスタンドなど無料で廃棄する方法も

古い灯油の正しい処分方法をご紹介! 古くなった灯油は「廃油」という扱いで適切に処分しないと、暖房機器の破損や火事・不法投棄などといった思いがけないトラブルのもとになってしまうので、正しい捨て方をおさえておきましょう。

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古い灯油は無料で処分できる?

  • 古い灯油はガソリンスタンドで無料回収してもらうことが可能です。

また店舗によっては、その灯油を買った店で無料回収を受け付けている場合もあります。

LIMIA編集部
古くなった灯油のごみの分類は、「特別管理産業廃棄物」の「廃油」となるため、一般ごみとして自治体に回収してもらうことができません

また、店舗や業者に回収を依頼するときは「特別管理産業廃棄物の許可」を取っているかを確認するようにしましょう。

許可がない店や業者に依頼すると、間接的に不法投棄に加担してしまう可能性が出てくるため注意が必要です。

詳しい情報が気になる方は、環境省のHPからチェックしてみてください。

古い灯油の正しい処分方法

  1. 1.ガソリンスタンドに持ち込むのがベスト
  2. 2.買った店舗に持ち込む
  3. 3.許可を取っている不用品回収業者に依頼

【1】ガソリンスタンドに持ち込むのがベスト

古くなった灯油は、ガソリンスタンドに持ち込んで回収してもらうのがベストな処分方法です。

エネオスなどのほとんどのガソリンスタンドでは、灯油の回収を無料で行っています。

ただし、なかには有料で行っている店舗もあるので、持ち込む際はあらかじめ電話で確認しておくようにしましょう。

LIMIA編集部
セルフサービス式のガソリンスタンドでは、灯油の引き取りを行っていない場合が多くなります。

あらかじめ電話で確認しておくか、セルフサービス式ではないガソリンスタンドに持ち込むようにしましょう。

【2】買った店舗に持ち込む

ホームセンターや灯油販売店など、灯油を買った店舗で回収を行っている場合もあります

その場合、購入したときのレシートが必要になることがほとんどなので、灯油と一緒に持ち込むようにしましょう。

ただし、廃油の引き取りは店舗によっては有料であったり、そもそも回収を行っていなかったりするため、持ち込む前はかならず電話で問い合わせるようにしてください。

【3】許可を取っている不用品回収業者に依頼

古い灯油は「特別管理産業廃棄物」というごみの分類になるため、「産業廃棄物収集運搬業許可」や「特別管理産業廃棄物許可」を取っている業者であれば回収を依頼することができます。

許可がない業者に依頼すると、間接的に不法投棄などに加担してしまう可能性が出てくるので注意が必要です。

許可の有無は、依頼したい業者の公式ページにある会社概要などから確認することができるので、あらかじめしっかりチェックしておくようにしましょう。

▼古くなった灯油の回収はくらしのマーケットにおまかせ

出典:くらしのマーケット

古い灯油の処分を業者に依頼したいという人は、「くらしのマーケット」の利用がおすすめです。

灯油処分から害虫駆除、水回りのトラブルまで、暮らしにまつわるサービスを掲載しており、さまざまな事業者の中から、口コミや料金で比較して気になったところを選ぶことができます。実際に利用したユーザーの声を参考にしながら比較できるため、安心して事業者に依頼することができるのがポイントです。

また、登録している事業者は全国にいるため、サービス毎の対応エリアが広いのも魅力の一つ。気になる方はぜひチェックしてみてください! 

古い灯油を処分する際の注意点5つ

  1. 1.自治体では回収できない
  2. 2.少量でも土に埋めたり、水道に流さない
  3. 3.凝固剤で固めて捨てようとしない
  4. 4.自宅で燃やして処理しようとしない
  5. 5.来年まで持ち越そうとしない

【1】自治体では回収できない

古い灯油は「特別管理産業廃棄物」というごみの分類になるため、自治体では回収することができません。

ただし、自治体によっては、少量の古い灯油を紙や布にしみ込ませて可燃ごみとして出すことができる場合があるようなので、気になる場合は各自治体に問い合わせてみてください。

【2】少量でも土に埋めたり、水道に流さない

灯油は土のなかの微生物が分解できない成分でできています。古いか新しいかに限らず、少量であっても、土壌汚染のもとになってしまうため土に埋めないようにしてください。

また、灯油類を下水に流すことは法律で禁止されているため、少量でも水道などに流すことはしないようにしましょう。

【3】凝固剤で固めて捨てようとしない

食用油の凝固剤は、灯油を固めることができません

無理に凝固剤を使おうとすると、火事や思いがけない事故につながる恐れがあるため、灯油を自己処理しようとするのはやめましょう

【4】自宅で燃やして廃棄しようとしない

灯油は「特別管理産業廃棄物許可」を持っている場所でしか処理することができません

自宅で燃やして廃棄しようとすると、国の法律や、自治体の条例・消防法などといった規制に反することがほとんどなので、自分で処理しようとしないように気をつけましょう。

【5】来年まで持ち越そうとしない

古くなった灯油を使うと、暖房機器の故障や火事などのトラブルの原因となります

しばらく使っていなかった灯油からすっぱい臭いがしていたり、暖房機器がうまく着火しなかったりといった不具合があるときは、灯油が劣化している可能性が高いでしょう。

その場合、ただちに使用を中止し、回収を行っているガソリンスタンドや店に持ち込んで適切に処分するようにしましょう。

LIMIA編集部
古い灯油を使用して火事になったケースは多数あがっている模様なので、異常を感じたらすぐに使用を中止するようにしてください。

古い灯油が少量しかない場合の捨て方は?

  • ガソリンスタンドや、灯油の回収を行っている店に持ち込んで、処分するようにしましょう。

「去年購入した古い灯油が少量だけ残っている」といった場合でも、無理に使用しようとすると思いがけない事故に繋がる恐れがあるためです。

また、「今シーズン中に買った灯油が少量余ってしまった」という場合は、灯油ストーブなどで使い切るのがおすすめです。

LIMIA編集部
灯油ストーブは雨の日に室内干しをしたタイミングで使うと、洗濯物をしっかり乾かすことができます。ほかにも、風呂焚きや給湯などに灯油を使うことも可能です。

いずれにしても、いつも使っている機器で灯油を使い切るのが良いといえます。

古い灯油をこぼしたときの処置方法

手や肌についた場合

▼用意するもの

  • 食用油
  • 石けん、または中性洗剤
  • ハンドクリーム

▼灯油を落とす手順

  • 灯油のついた部分に食用油をなじませる
  • 石けんか中性洗剤で1の部分をよく洗い流す
  • 最後にハンドクリームで保湿して完了
LIMIA編集部
灯油と食用油は油分が似ているため、灯油に食用油をなじませてから落とすことで、汚れ落ちがスムーズになります。

また、汚れの範囲が少ない場合は石けんを、汚れの範囲が広い場合は中性洗剤をそれぞれ使うのがおすすめです。

服やカーペットなどの布製品についた場合

▼用意するもの

  • キッチンペーパー、または新聞紙
  • 中性洗剤
  • ブラシ
  • ドライヤー

▼灯油を落とす手順

  • 服やカーペットにこぼれた灯油をキッチンペーパーか新聞紙でしっかり吸い取る
  • 灯油が気化して臭いが取れるまで3日以上陰干しする
  • シミになっているところを中性洗剤やブラシを使って洗い落とす
  • 乾ききるまでドライヤーをかけたり陰干しをしたりして完了
LIMIA編集部
灯油は水をはじいてしまうので、服やカーペットに灯油をこぼしてしまったら洗濯機で洗おうとせず、まずは手洗いでおおかたの汚れを落とすようにしましょう。

手洗いや陰干しをするときは、周辺のものに臭いが移らないように屋外で行うのがおすすめです。

床や壁についた場合

▼用意するもの

  • 新聞紙
  • お湯で薄めた中性洗剤
  • 不要な雑巾

▼灯油を落とす手順

  1. 1.床や壁についた灯油を新聞紙でしっかり吸い取る
  2. 2.お湯で薄めた中性洗剤を、雑巾にしみ込ませて1の跡をやさしく拭き取る
  3. 3.汚れが落ちるまで2を数回くりかえす
  4. 4.乾ききるまで乾燥させて完了
LIMIA編集部
床や壁についた灯油を放置するとしぶといシミになってしまうので、すぐに対処するようにしましょう。

強い力でこすらず、上からおさえるようにして汚れを吸い取るのがきれいに落とすために重要なポイントとなります。

玄関のタイルについた場合

▼用意するもの

  • 新聞紙
  • 中性洗剤
  • ブラシ
  • ぬるま湯

▼灯油を落とす手順

  1. 1.玄関のタイルにこぼした灯油を新聞紙でしっかり吸い取る
  2. 2.サラッとするまでしっかり吸い取ったら、シミの部分に中性洗剤をかける
  3. 3.ぬるま湯をかけながらブラシでこする
  4. 4.3の汚水を新聞紙で吸い取る
  5. 5.掃除の跡をしっかり乾燥させたら完了
LIMIA編集部
玄関のタイルは油分がしみ込みやすいので、早く対処するのが吉です。

掃除をしたあとも臭いが気になるという場合は、灯油を掃除した後の部分に、炒って乾燥させたお茶の出がらしを撒いておくのがおすすめです。

古い灯油を処分するタイミング

  • 黄色く変色している場合
  • 通常よりもすっぱい臭いがしている場合
  • 灯油ストーブなどの機器がうまく作動しない場合
  • 煙が出る、いつもと違う匂いがするなどの異変がある場合

灯油には使用期限がありませんが、保管状態によっては2ヶ月ほどで劣化が始まる場合があります。

専用容器を使っていなかったり、灯油が紫外線や空気に触れてしまっている場合は要注意。上記のような変化がある場合は、すみやかに処分するようにしましょう。

古い灯油の処分に関するQ&A

Q1. 古い灯油はガソリンスタンドで無料回収してもらえる?

A. 基本的に可能ですが、店舗によっては有料になる場合があります。

灯油を持ち込む前に、あらかじめガソリンスタンドに電話で問い合わせて「灯油の回収を行っているか」「費用はかかるか」の2点を確認しておくようにしましょう。

Q2. 古い灯油の処分にかかる費用の目安はどのくらい?

A. 基本的に無料となりますが、店舗によっては500円ほどかかる場合もあります。

ガソリンスタンドや、灯油を購入した店舗では基本的に無料で回収してくれますが、店舗によっては500円ほどの費用がかかる場合もあります。

Q3. 去年の灯油は使える?

A. 使用しないようにしましょう。

灯油に使用期限は設けられていませんが、できるだけワンシーズンで使い切るのが推奨されているため、去年の灯油は使用せず処分するようにしましょう。また、下記のような劣化の特徴がある場合もすみやかに処分するようにしてください。

  • 黄色く変色している場合
  • 通常よりもすっぱい臭いがしている場合
  • 灯油ストーブなどの機器がうまく作動しない場合
  • 煙が出る、いつもと違う匂いがするなどの異変がある場合

Q4. 古い灯油は何かに使うことができる?

A. 使用できません。

古くなった灯油は成分が劣化しているため、無理に使おうとすると予期せぬ事故や大きな火事に繋がる可能性があります。古くなった灯油は、すみやかにガソリンスタンドなどに持ち込んで処分するようにしてください。

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※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。
環境省のHPを参考にしています。
※ アイコン画像出典:PIXTA

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