シロアリみたいなのに黒い虫の正体は？特徴や対策方法も紹介

色が黒くてもシロアリの可能性がある！

「シロアリ」というと色が白っぽく透明なイメージがあるかもしれません。しかし、実は色が黒いシロアリも存在します。ここでは、シロアリなのに色が黒いパターンについてご紹介します。

一部のシロアリは役割によって黒っぽい色になる

ヤマトシロアリやアメリカカンザイシロアリなど、一部のシロアリは役割によって黒っぽい色になります。

社会性昆虫であるシロアリは、女王アリ、兵アリ、羽アリなど階級に別れており、それぞれ見た目も違います。

たとえば、ヤマトシロアリの兵アリは薄い黄色っぽい色をしていますが、羽アリは全体が黒っぽい色をしています。そのためクロアリと見分けがつきづらいですが、後述する他の条件と照らし合わせて判断してみてください。

そもそもシロアリと黒いアリの違いは？

黒いアリは住宅を侵食することはありませんが、シロアリは木材を好んで食べます。ここでは、シロアリと黒いアリの違いや見分け方のポイントについてご紹介します。

羽アリの出現時期が異なる

シロアリとクロアリでは、羽アリの出現時期が異なります。4〜5月頃にかけて羽アリが出現した場合は「ヤマトシロアリ」、6〜9月頃にかけて出現した場合は「アメリカカンザイシロアリ」である可能性が高いです。一方、クロアリは5〜11月頃にかけて様々な種類が出現します。

羽や胴体の形が異なる

シロアリは名前に「アリ」が付きますが、実はクロアリとは全く別の昆虫です。そのため、よく見ると身体の形状や作りが異なることがわかります。

それぞれの羽アリを比べてみると、大きな相違としては、クロアリは胴体にくびれがあるのに対し、シロアリは寸胴である点。また、クロアリは前の羽の方が大きいのに対し、シロアリは前後の羽がほとんど同じサイズであるところも特徴的です。

黒いシロアリの対策方法

黒い羽アリを家に侵入させない

黒い羽アリがシロアリだった場合は、巣を作られないように、家に入れないようにしましょう。網戸を閉めずに窓を開けっぱなしにしないように注意。

また、アリは電気などの灯に集まってくる習性があるため、夜には遮光カーテンをして寄せ付けないようにするのもおすすめです。

アリが嫌う成分の入ったスプレーや薬剤などを、窓や玄関などに吹き付けておいて侵入防止をするのも効果的でしょう。

湿気をためないようにする

特にヤマトシロアリは湿度の高い環境を好みます。万一家に侵入してきたときに住みつかれないようにするためにも、できるだけ湿気がこもらないようにするのが対策するポイントのひとつです。

こまめに換気をしたり、雨漏りがないかをチェックしておきましょう。

黒いシロアリの駆除は専門業者に相談しよう

シロアリは巣から駆除しきるのは難しく、もし住みつかれていた場合、むやみに殺虫剤を使うと被害が拡大する場合もあるため、家屋への被害が心配な場合はまずは専門業者に相談しましょう。

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黒いシロアリに要注意！特徴を知って対策しよう

今回は、色の黒いシロアリの特徴やクロアリとの見分け方のほか、対策方法について解説しました。色が黒くてもシロアリである場合、住宅が侵食されるおそれがあるため要注意です。見つけた場合は専門業者に依頼して、早めの駆除を行いましょう。また、再発防止のために、本記事でご紹介した対策も試してみてください。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年3月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。