着物を後悔なく処分する方法!正しい捨て方やお得に売るコツ

母や祖母から譲られた着物や使わなくなってしまった着物が長年眠ったまま。引っ越しのタイミングなどで処分するか悩むことも多いはず。今後着用する予定がないのであれば捨てるのも妥当ですが、そのまま破棄するよりも買い取ってもらうほうがお得です。本記事で、着物の正しい処分方法や高く買い取ってもらえる着物の特徴などをご紹介するので、参考にしてみてください。

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着物を処分する方法8つ

着物を処分する方法は、無料・有料・お金に換える・再利用するなどさまざま。保管状態や着物の種類などでも選択肢が異なってくるので、好適なものを見つけてみてください。

【1】自治体でゴミとして捨てる

メリット

デメリット

・時間や費用をかけずに処分できる

・値がつかないため高価な着物だともったいない

着物は自治体のゴミ出しルールに沿って処分することが可能です。一般的に、可燃ゴミ・資源ゴミに分類されますが、場合によっては古布・粗大ゴミとして扱われることも。どれに該当するか事前に確認しておきましょう。

なお、指定された日時にゴミ処理所に持っていくだけの手軽さがありますが、価値のある着物であれば少々もったいないかも。ゴミとして処分するのであれば、汚れや変色が目立っていたり安価な着物がよいでしょう

【2】NPO法人に寄付する

メリット

デメリット

・何らかの形で役立ててもらえる

・値がつかない

NPO法人に寄付するという選択肢も。届けた着物は、着物教室などで活用されたり、発展途上国に支援物資として送られたりなどして活用されます。基本的には無料で回収してもらえますが、発送料などが別途必要なこともあるので、詳細についてはNPO法人の公式HPなどをご確認ください。

【3】リサイクルショップで売却する

メリット

デメリット

・着物以外の不用品も一緒に処分できる

・適正価格で買い取ってもらうのが難しい

リサイクルショップのなかには着物の買取に対応しているところもあります。基本的には店舗に直接持参しますが、出張買取や宅配買取を行ているところもあり、手軽に利用できるのが◎。また、数着同時にやその他の不用品も一緒に買い取ってもらえる利点も。

ただし、専門の鑑定士が不在なことが多く、着物を適正価格で買い取ってもらえない、保存状態の悪い着物や需要がない場合には応じてくれない可能性があるデメリットもあります。

【4】フリマアプリやネットオークションを利用する

メリット

デメリット

・高値で買い取ってもらえる可能性がある

・手間がかかる ・ユーザー同士のトラブルが発生しやすい

フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。自分の希望価格を設定できる強みに加え、場合によっては買い取り専門店の査定価格よりも高く買い取ってもらえる、買い取り専門店やリサイクルショップで対応してもらえなかった着物も売れる可能性があるなどのメリットがあります。

一方、梱包や発送の手間がかかるうえに、買い手とのトラブルも発生しやすいのが懸念点。着物を出品する際は、サイズや状態など情報を詳しく掲載し、納得して購入してもらえるよう配慮が必要です。

【5】リメイクして再利用する

メリット

デメリット

・着物とは別の形で楽しめる

・費用がかかる ・裁縫技術がないと難しい

思い入れのある着物なら、小物や洋服などにリメイクしてみるのもおすすめ。形を変えて無駄にすることなく残しておけます

ただし、費用がかかってしまう、ある程度の裁縫技術が必要になるといったデメリットも。近年は着物の生地を使って別の小物などにリメイクしてくれる専門店もあるので、手芸が苦手な方はそういったサービスを利用するのもひとつの手です。

【6】知人に譲る

メリット

デメリット

・再利用してもらえる

・値がつかない

着物を捨ててしまうのは躊躇する......。という場合は、親戚や知人など着物を欲しがっている方に譲ってみては? 誰かの役に立てることは嬉しいことです。

ただ、換金は難しいと捉えたほうが◎着物のサイズや柄の好みも人それぞれなので、譲る相手が限られることも念頭に置いておきましょう。

【7】着物専門の買い取り業者に依頼する

メリット

デメリット

・着物に詳しい査定士に依頼できる

・悪徳業者に当たれば損をする可能性もある

着物や和服を中心に扱う専門買い取り業者を利用すれば、着物の価値に合った査定をしてもらえる可能性が高いためおすすめ。主に持ち込み買取・出張買取・宅配買取に対応しているケースが多く、都合に合わせて依頼できます。

デメリットとしては、着物によっては買い取ってもらえないことがあるほか、なかには悪徳業者の存在も否めない点が挙げられます。事前に複数の買い取り業者で見積もりを取り、口コミや評判などをチェックしておくのが賢明です。

【8】不用品回収業者に引き取ってもらう

メリット

デメリット

・どんな着物も回収してくれる ・その他の不用品も一緒に処分できる

・費用がかかる

いらなくなった着物が何着もある場合や、着物以外の不用品も一度に処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのが好適。汚れが目立っていたり、買い取り業者では引き受けてもらえない着物でも全て回収してくれます

ただし、着物単品では割高になってしまうのがネック。不用品の数が多い場合や急いで処分したいときにおすすめの方法といえるでしょう。

▼不用品回収業者を利用する際の料金目安

不用品回収業者の料金目安は、利用する業者や依頼する着物の枚数などによって変動しますが、おおよそ5,000円~20,000円前後が一般的。先述した通り着物単品では割高になってしまうことが多いので、着物と一緒にいらなくなった不用品も回収してもらうのがおすすめです。

こんな着物は高く売れる可能性あり!

着物の買取価格は、着物の種類や保管状態などによって大きく変化します。上記の条件を満たしていれば高額査定の可能性もあるので、一度チェックしておきましょう。

伝統工芸品など希少価値が高い

伝統工芸品や有名作家が作った着物など、希少価値が高ければ高いほど高値が付く可能性も。とくに大島紬・結城紬・芭蕉布などは保存状態などによって高額で取引される傾向にあります

状態がキレイ

汚れ・シミ・臭いがひどい着物は査定評価が上がりにくいです。そのため、着物はなるべく桐たんすなど防湿性の高い場所に収納する、虫干しして虫食いを防ぐなどしてキレイな状態で保管しておくことが大切です。

証紙を保管している

証紙とは着物の品質や価値を示す証明書のこと。作家名・産地・素材・織り方・染め方などが記載されており、希少価値の高い着物には必ず付属しています。この証紙は査定金額に大きく影響してくるので捨てずにとっておき、買い取り業者に依頼する際は同封するようにしましょう。

処分するか迷う……着物を売らずに処分する判断基準

着物の状態によっては値がつかないことも。以下のような特徴があれば、売却以外の方法を選びましょう。

傷みや落ちない汚れがある

クリーニングに出しても落ちない汚れ、修復不可能な傷み、虫食いがあるなどの着物は買い取ってもらえないケースが多いです。売却は諦めて処分したほうがよいでしょう。

臭いが染みついている

タバコ・カビ・防虫剤・ペット・香水などの臭いが染みついていると好印象とはなりません。買取後にクリーニングに出す手間がかかるので、査定価格は落ちる傾向にあります。

絹以外の素材

ウールや化学繊維を使用した着物は正絹素材の着物と比較して中古品の需要が低く、取り扱っていない業者もあります。必ずしも売れないわけではありませんが、買取に出すまでに業者の公式HPなどを確認しておくのが賢明です。

不要な着物が大量にある場合は業者に依頼しよう

不要な着物が複数ある場合は、「くらしのマーケット」の利用がおすすめです。

不用品回収から害虫駆除、水回りのトラブルまで、暮らしにまつわるサービスを掲載しており、さまざまな事業者の中から、口コミや料金で比較して気になったところを選ぶことができます。実際に利用したユーザーの声を参考にしながら比較できるため、安心して事業者に依頼することができるのがポイントです。

また、登録している事業者は全国にいるため、サービス毎の対応エリアが広いのも魅力の一つ。

着物の処分にお困りの方は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。

着物の処分に関するQ&A

Q1. 着物を無料で引き取ってくれる不用品回収業者はある?

A. 不用品回収業者を利用する場合は費用がかかります

原則、不用品回収業者に着物を無料で引き取ってもらうことは難しく、おおよそ5,000円~20,000円程度の費用がかかります。無料かつお得に処分したいのであれば、専門の買い取り業者に依頼するなどの方法が得策です。

Q2. 中古品や汚れている着物でも売れる?

A. 中古品は売却が可能。ある程度の汚れ具合なら買い取ってもらえる可能性があります

買い取り業者によって異なりますが、中古品はもちろん、汚れが深刻化していないものなら買い取ってもらえる傾向にあります。ただし、未使用品や希少価値の高い着物に比べると高額買取は期待できません。とはいえ、一度査定にだしてみることをおすすめします。

Q3. 着物を売るのにおすすめの時期は?

A. 着物の需要が高まる1月~4月がおすすめです

成人式がある1月~入学・卒業シーズンを迎える4月までは着物を着る機会も増えるため、買取価格がアップする傾向にあります。売却を検討しているなら、この時期を狙うのが賢い判断だといえそうです。

Q4. 着物を捨てずにとっておくべき判断基準は?

A. 小紋や訪問着などは残しておいてもよさそうです

食事会などで気軽に着用できる小紋は比較的カジュアルに着こなせるため、1着持っておくと便利。また、冠婚葬祭などで活躍する訪問着などもいざというときに役立ちます。今後利用の可能性があるのであれば、処分せずとっておくのもよさそうです。

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※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。

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