シロアリ駆除のベストな時期はない!活発な季節や初期症状を知って早めの対策を

シロアリの駆除にベストな時期があると考える方も多いはず。しかし、シロアリの駆除に適した時期はなく、見かけたときがベストな駆除タイミングです。シロアリの活動時期から駆除方法、シロアリ被害の初期症状について解説します。

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シロアリ駆除は季節を問わずいつでも行える!

シロアリ駆除をするのに最適な時期があると思っていませんか? 確かに、シロアリが活発に活動する時期はあります。しかし、断熱性の高い現代の家では、ある程度の気温や湿度が保たれており、シロアリは1年中活動をすることができます。

そのため、シロアリ駆除は1年を通して、いつでも施工することができ、季節問わずシロアリを見かけたら早めに対策をとることが重要になります。

シロアリが活発になる時期は梅雨ごろ

シロアリの種類

特徴

羽アリになる時期

ヤマトシロアリ

寒さに強い

4~5月

イエシロアリ

乾燥に強い

6~7月

アメリカカンザイシロアリ

環境変化に強い

6~9月

シロアリの種類によって異なりますが、活発な時期は梅雨ごろが目安です。

家に悪影響を与える代表的なシロアリの種類は、「ヤマトシロアリ」、「イエシロアリ」、「アメリカカンザイシロアリ」の3つ。それぞれ寒さや乾燥、環境の変化に強く、1年中活動することができます。

そして、女王アリは毎日1万個以上の卵を産み続けるため、一定の状態が保たれ、巣を存続することが可能です。

また、繁殖や新しい住処を探すために、羽アリになって活発に活動する時期も種類によって異なります。

シロアリが発生したらすぐに駆除を!

時間が経つとともに、シロアリの被害はどんどん大きくなります。シロアリ被害が進むと、家の耐震性や資産価値も下がるため、シロアリを見かけたらすぐに駆除をしましょう。

応急処置として数匹ならば、掃除機で吸ったり、粘着テープで貼り付けたり、水で流したりなどをして駆除をします。

大量発生している場合は、発生場所にポリ袋をかけテープで止めて、シロアリを閉じ込めるようにしましょう。

駆除の際は殺虫剤の使用を避けます。殺虫剤をシロアリにかけると、危険を察知して巣を他の場所に変えてしまう可能性があり、さらにシロアリの被害が大きくなってしまいます。

また、シロアリが大量に発生している場合は、近くに巣ができている可能性が高く、早めにシロアリ駆除業者に依頼するなどして確認する必要があります。

羽アリを見かけたら近くに巣があるかも!?

主に羽アリを見かける時期は春~梅雨前頃で、巣の中の個体数が増え、新たな場所に巣を作るために一定のシロアリが羽アリになり巣から飛び立ちます。

羽アリの飛距離は100m程度なため、もし羽アリを見かけたら、近くに巣がある可能性があります。

数匹程度を一度見かけるくらいであれば、どこからか飛来してきたと考えても大丈夫です。しかし、大量の羽アリをみかけた場合には、シロアリの巣が近くにある可能性が高いため、放置せずに調査をしましょう。

シロアリの駆除方法!時期や状況によって異なる

業者が行うシロアリの駆除方法は、主に「バリア工法」・「ベイト工法」の2種類あります。被害状況や時期によって駆除方法が異なります。

バリア工法

ベイト工法

メリット

・速効性がある ・広範囲に効果がある ・費用が安い

・ニオイが少ない ・巣から駆除ができる ・薬剤が飛散しない

デメリット

・ニオイやアレルギーが気になる場合は要注意

・効果が出るまで時間が必要 ・費用が高い

【バリア工法】1年中行えるシロアリ駆除

すでにシロアリの被害があり、今すぐ駆除が必要な場合はバリア工法がおすすめ。速効性のある薬剤を建物の基礎や外壁、土に散布し、駆除する方法です。

費用を抑えてシロアリ駆除ができ、1年を通して行える方法ですが、ニオイやアレルギーが気になる人、ペットや子どもがいる場合は、注意が必要となります。

【ベイト工法】春から秋にかけて、しっかりシロアリ駆除

しっかり巣から駆除を行いたい場合は、ベイト工法がおすすめ。シロアリの毒となるエサを設置し、持ち帰って仲間とエサを食べ合うことで、巣から駆除ができる方法です。とくに、シロアリが活動的になる4〜9月の時期に設置するとよいでしょう。

定期的に管理して行うためシロアリの予防ができ、薬剤が飛散しないのもメリット。しかし、効果が出るまでに1〜3ヶ月程度かかり、費用もバリア工法に比べて高めなのがデメリットです。

シロアリ駆除はどれくらいの時間でできる?

「バリア工法」・「ベイト工法」の2つのシロアリ駆除方法があります。工法ごとにかかる駆除時間は以下の通りです。

バリア工法

ベイト工法

・20坪で4時間程度 ・被害が大きいと1日程度かかる場合も

・1作業2~3時間程度 ・定期点検が必要

シロアリ被害が大きい場合や建物や立地が複雑な場合、また施工当日の悪天候などにより、シロアリ駆除の作業時間が長くなることもあります。

スムーズにシロアリ駆除作業を行うには、基礎や床下を片付けておいたり、住宅の間取り図を用意したりしましょう。

▼ シロアリ駆除にかかる時間を詳しく知りたい方はこちら

シロアリ被害の初期症状を見逃さないで!

  • 壁や柱を叩くと軽い音がする
  • 床や畳が軋み、フカフカする
  • 扉の開閉がスムーズにできない
  • 柱や敷居、框(かまち)などが変色している
  • 家の基礎や外壁に蟻道(ぎどう)がある
  • 羽アリが大量発生している

シロアリ被害は、家の変化に気づくことで早期発見できます。上記の初期症状がないかチェックしてみましょう。

ここからは、シロアリ被害の初期症状について解説します。

壁や柱を叩くと軽い音がする

壁や柱を叩くと他の場所とは異なり、軽い音がすると感じたときは、内側がシロアリに浸食されている、可能性があります。

空洞音がするほど浸食が進んでいる場合には、家屋の耐久性が落ちているため、早めに業者に依頼して対策することが必要です。

床や畳が軋み、フカフカする

歩くと床がギシギシと軋み、フカフカと浮くような感じがあれば、シロアリ被害に遭っている場合があります。

床下の点検を行うなどして、シロアリ被害に遭っていないか調査をしましょう。

扉の開閉がスムーズにできない

シロアリが家の柱を浸食し柱が歪んでしまうと、家屋が傾いて、扉などの開閉がスムーズできない場合があります。

家屋の傾きが大きくなると倒壊の恐れもあるため、早めに対処しましょう。

柱や敷居、框(かまち)などが変色している

柱や敷居、框などに変色が見られる場合も、シロアリ被害に遭っている可能性があります。

太い框やお風呂場など湿気を含む木材はシロアリの好物なため、シロアリの被害が及びやすいです。

家の基礎や外壁に蟻道(ぎどう)がある

蟻道とは、糞や土でトンネルのように作られたアリの通り道です。その蟻道を通り、シロアリは家の中に侵入してきます。

蟻道は家の基礎部分に見られ、土で盛られたような跡が地面から家屋に垂直に伸びています。

蟻道があるとシロアリが家屋に侵入している可能性が高いため、早めにシロアリ対策をする必要があります。

羽アリが大量発生している

羽アリが大量発生している場合は、すでに家の中にできている巣から飛び立っている可能性があるため、家屋の中に大きい巣が作られている場合があります。

家の中に羽アリが大量発生し、その羽アリがシロアリならば、シロアリ駆除を早めに依頼するようにしましょう。

シロアリが発生しやすい場所

シロアリは湿気があるところを好みます。そのため、家屋の中でシロアリの発生が起きやすい場所は、お風呂や洗面所、キッチンなどの水回りやその付近の床や柱などがあげられます。

また、シロアリが発生する条件として、

  • クロアリなどの外敵がいない
  • 10℃~30℃程度の温度が保たれている
  • 湿度がある

上記がそろうと、シロアリの発生が起こりやすくなります。

シロアリは、自身を捕食するクロアリや蛙、トカゲなどから身を守るために地中や木材深くに巣をつくります。

また、ヤマトシロアリは10~30℃程度、イエシロアリは、30~35℃程度の気温になると活動が活発になるのが特徴です。

そして、常に湿度がある床下や洗面所、お風呂場や家屋の北側の日当たりが悪い場所は、シロアリが好む場所になります。

5年に1度の期間でシロアリ駆除するのがおすすめ

シロアリは駆除するだけでなく、寄せ付けないようにすることも大切です。シロアリ駆除の周期は、建物が建ってから5年に1度のペースで、専門業者に薬剤の散布などをしてもらうようにしましょう。

予防の時期は、羽アリが活発になる4〜7月を迎える前に行うようにすると、専門業者への予約も取りやすく、被害に遭うリスクも低くなります。

シロアリ駆除は専門業者に依頼しよう

出典:シロアリ110番

シロアリ駆除をしたいという人は、「シロアリ110番」の利用がおすすめです。

1,320円(税込)/㎡〜依頼でき、最短即日対応可能。電話・メールでのご相談は24時間365日受付中のため、シロアリにお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

※66㎡以下のご依頼は一律88,000円(税込)となります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

シロアリ駆除後にやっておきたい予防法

シロアリは駆除したあとも、再び寄り付かないように予防することが大切です。具体的には、以下のような予防法があります。

  • 市販の防除剤を散布する
  • 室内の風通しを良くする
  • 木材などの餌になる物を置かない

詳しい予防法については、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

シロアリ駆除の時期に関するQ&A

提供:LIMIA編集部

ここからは、シロアリ駆除や時期に関する疑問をQ&A形式で答えます。

Q1. 新築から何年でシロアリ駆除をしたらいい?

A. 新築から5年経っていたら、シロアリ予防をしましょう。

新築でシロアリが発生する確率はゼロではありませんが、新築のほどんどがシロアリ駆除剤で散布されています。その薬剤の効果は約5年になるため、新築から5年が経っていたらシロアリ予防を検討しましょう。

Q2. シロアリ駆除は必要?

A. シロアリの食害が進み、家の耐震性や資産価値が下がるためシロアリ駆除は必要です。

シロアリが発生している場合は、早急にシロアリ駆除をする必要があります。まだ、シロアリが発生していない場合は、予防するか迷いますよね。シロアリ予防は万が一の保険のようなものなので、定期的に予防することをおすすめします。

Q3. シロアリ駆除は何年おきに行うべき?

A. 防除剤の効果を持続させるには、5年おきに施工するのがおすすめです。

シロアリの防除剤は、5年ほど効果が持続します。そのため、5年おきにシロアリ駆除業者へ調査を依頼し、防除剤の散布をしてもらうと良いでしょう。

Q4. シロアリ駆除は自分でできる?

A. 自分でシロアリ駆除作業をすることは可能です。

シロアリを一度、数匹程度見かけたくらいであれば、掃除機で吸いとる方法でシロアリ駆除をができますが、シロアリの被害が進んでいる場合、徹底的なシロアリ駆除が必要なため、ある程度の費用と労力がかかります。自分で駆除する場合は、駆除剤、薬剤を撒く噴霧器、防護服、電動ドリルなどの工具、ヘッドライトなどが必要になります。また、床下での作業になるため、素人が作業を行うとシロアリ駆除に数日程度かかると考えておきましょう。ただし、素人では完全な駆除が難しいため、シロアリ駆除業者へ依頼するのがおすすめです。

Q5. シロアリ駆除に補助金は出る?

シロアリ駆除には国、自治体の補助金は基本的にはありません。また、シロアリ被害に対応する保険もほとんどなく、シロアリ駆除の費用を抑えるには、確定申告で雑損控除を受ける方法が得策といえます。その際、シロアリ駆除業者に依頼した場合のみ控除を受けられるため、シロアリ予防や自分でシロアリ駆除する場合には適用されないことに注意しましょう。

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※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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