シロアリ駆除は必要ない?駆除が必要な症状や予防方法などを紹介

「シロアリ駆除は必要ない」と思わずに、どの家もしっかりと対策することが大切です。今回の記事では、シロアリ駆除が必要な家の症状や予防方法を紹介します。また、今すぐ駆除が必要のない家の特徴なども紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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シロアリ駆除が必要ないのは本当?

シロアリの被害は築年数が古い家や木造住宅に限らず、どんな家でも発生するリスクがあります

シロアリはコンクリートに小さな穴を開けたり、わずかな隙間から侵入したりすることが可能です。そのため、鉄筋コンクリート製の住宅でも被害にあうこともあります。

ほかにも床下の多くが土に面している「布基礎」や、立ち上がり部分と床一面がコンクリートで覆われている「ベタ基礎」も隙間があると侵入経路になります。

すぐにシロアリ駆除が必要ない場合でも気づいたら巣が作られていることもあるため、定期的に予防を行うことが大切です。

シロアリ駆除が必要な症状をチェック

  1. 1.基礎周辺に蟻道がある
  2. 2.床や壁などに不具合がある
  3. 3.庭で羽アリを見かけた

【1】基礎周辺に蟻道がある

シロアリは光や乾燥が苦手と言われており、蟻道(ぎどう)というトンネルのような道を作り、その中を移動して活動範囲を広げていきます。

そのため、床下や基礎に土を固めたようなものを見つけた場合、シロアリがいる可能性が高いといえるでしょう。

【2】床や壁などに不具合がある

床がきしむ、壁や柱を叩くと軽い空洞音がするなどの症状が見られる場合は、内部の木材が食べられている可能性が高いです。

とくにシロアリは湿気が多い場所を好み、洗面所やお風呂場などの水回りに発生しやすいため、症状が出ていないかこまめにチェックしておきましょう。

【3】庭で羽アリを見かけた

庭やベランダなどで羽アリを多く見かけた場合は、シロアリが発生している可能性があります。

羽アリはシロアリが成長した姿のひとつで、新しく住む場所を探すためにあたたかい時期に一斉に飛び立つ習性があります

羽アリを大量に見つけた場合、近所で発生したシロアリが巣を作ろうとしていることも考えられるため、見かけた際は専門業者に相談してください。

▼羽アリの見分け方もチェック

シロアリ駆除をしないとどうなる?

【1】耐震性が下がり、倒壊するリスクが増える

シロアリ被害の1つとして目に見えない床下や壁、柱の内部の木材を食べてしまうという点が挙げられます。

被害がひどい場合は建物を支える部分の強度が下がり、耐震性に影響が出てしまうことがあるので注意が必要です。建物の耐久性が下がったままの状態を放置すると、地震が発生した際などに倒壊するリスクが増えるため、放置せずに駆除するようにしましょう。

【2】家の修理費用がプラスでかかる

シロアリが潜んでいることに気づかず被害が拡大してしまった場合、駆除や消毒の費用だけでなく、家具や壁の交換や床の張り替えなどの修理費がプラスでかかってしまうことがあります。

定期的にシロアリ対策をしていた方が費用が安く済むというケースも考えられるため、長期間シロアリ対策を行っていないという場合は気をつけましょう。

【3】家の資産価値が下がることもある

シロアリ被害は建物の価値が下がる要因の1つです。建物の売却や賃貸を考えている場合、シロアリ被害の履歴があると価格交渉の際にマイナスになる可能性が高くなります

また、シロアリの被害は次に住む人たちにとって心配な要素となるため、放置せずに駆除や対策を行うようにしましょう。

今すぐシロアリ駆除が必要ない家とは?

【1】シロアリ対策から5年以内の家

シロアリ対策で行う消毒処理の効果は、約5年間といわれています。シロアリ対策を行ってから5年の間に家の中や庭などでシロアリの跡が見つからなければ、すぐに駆除作業を行う必要はありません。ただ、シロアリは一年中活動するため、定期的な点検は必要となります。

【2】シロアリ被害の症状がない家

上記で記述したような蟻道があったり、床や壁に違和感が生じたりといった症状が見られなかった場合は、すぐにシロアリ駆除を行う必要はありません。ただ、定期的な点検は忘れずに行うようにしましょう!

シロアリは駆除だけでなく予防も必要!

自分でできるシロアリ予防法

  • 家の周りに木材を放置しない
  • 水回りを中心にしっかり換気をする
  • 雨漏りがないか半年〜1年に1回チェックする

シロアリ予防ではシロアリの好物となるものを放置しておかない、湿気が高い環境を作らないようにするのが大切なポイントとなります。

基礎や外壁周辺に木材や段ボールを置いたままにすると、おびき寄せることがあるため注意が必要です。また、シロアリは湿気のある場所を好むため、定期的に換気を行うだけでなく、雨漏りのチェックも忘れずに行うようにしましょう。

LIMIA編集部
シロアリの防除剤を使って自分で予防しても大丈夫?
ホームセンターなどで売っているスプレータイプの防除剤は、基礎やデッキ周辺など目に見える範囲の予防に活用できます

ただ、効果の持続期間は短く一時的なだけでなく、床下や天井裏などで作業するのは危険なため、薬物の散布は害虫駆除のプロにお願いするのをおすすめします。

※防除剤を使用する場合は、商品の使用範囲を守り、子どもやペットの接触や誤飲、火災などの事故に十分気をつけてください。

シロアリ予防は5年に1度が望ましい

害虫駆除業者が使う薬剤の効果は約5年であることから、シロアリ予防のための薬剤散布は、5年に1度を目安に依頼することが望ましいです。

また、シロアリ予防にかかる費用の目安を編集部が調べたところ、1㎡あたり3,000円(1坪あたり9.900円)前後となっていたので、費用を比較する際の参考にしてみてください。

駆除・予防はシロアリ110番に相談してみよう

自力でシロアリの駆除や予防を家の隅々までしっかりと行うのは難しいため、プロのシロアリ駆除業者に依頼することをおすすめします。

「シロアリ110番」では、シロアリの被害状況や住みついているかを調査してくれます。

現在シロアリ駆除は必要ないと思っている場合でも、メールや電話で相談できるのでチェックしてみてくださいね。

シロアリ駆除の必要性に関するQ&A

提供:LIMIA編集部

Q1. シロアリ駆除が必要な家の症状は?

A. 以下の3つがシロアリ駆除が必要な家の症状です。

  • 基礎周辺に蟻道がある
  • 床や壁などに不具合がある
  • 庭で羽アリを見かけた

Q2. シロアリ駆除をしないとどうなる?

A. シロアリ駆除をしないと以下のようなリスクがあります。

  • 耐震性が下がり、倒壊するリスクが増える
  • 家の修理費用がプラスでかかる
  • 家の資産価値が下がることもある

Q3. 今すぐシロアリ駆除を行う必要がない家は?

A. 今すぐシロアリ駆除を行う必要がない家は以下の通りです。

  • シロアリ対策から5年以内の家
  • シロアリ被害の症状がない家

Q4. 自分でできるシロアリの予防方法は?

A. 自分でできるシロアリの予防方法は以下の3つです。

  • 家の周りに木材を放置しない
  • 水回りを中心にしっかり換気をする
  • 雨漏りがないか半年〜1年に1回チェックする

シロアリ駆除に関する記事はこちら

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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