☆男前DIY☆ 塩ビ波板で廃墟風ウォール&カーテンレール目隠し

ネットで話題の美人DIYクリエイター、SWAROさんがレクチャーする”男前DIYリノベーション”実践編の第二弾は波板を使った廃墟風ウォールの制作と、生活感が滲み出てしまうカーテンレールを目隠しするアイデア。どちらもSWAROさんの得意とするインダストリアルDIYリノベだ。施工するお部屋はおなじみSWAROさんのご自宅。元々DIYリノベを実践してきたお宅なので、これで更に完成度も上がります。

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施工前

施工前の状態。左側に壁にはインダストリアルな波板ウォールを、正面のカーテンレールは目隠しとしてビンテージ感溢れるウッドカバーを施工します。(前回紹介している壁紙は施工前)

施工後

こちらが両方ともに施工した状態。見比べてみると雰囲気が激変しているのが分かりますね。(前回紹介した壁紙も施工済み)

まずは廃墟風を装える波板インダストリアルウォールを制作

まず最初はリビングの壁を目隠しするため、ホームセンターなどで簡単に手に入る塩ビ波板を使ってSWAROさんならではのインダストリアルな雰囲気プンプンの廃墟風ウォールを制作していきます。
「使用する波板は、塩ビ製で加工がし易いのが利点です。基本的にはその波板を壁に貼付けるだけなのですが、ポイントとしては鉄板のような塗装の剥がれやヤレ、錆などを演出するためにスプレー缶を使った塗装を行います。この塗装がインダストリアル感を演出するのに大事なポイントとなるんです」

用意するものは?

□材料など
●塩ビ製波板(購入時にカット済み)
●木部、鉄部用缶スプレー各種(サビドメスプレーエンジ、艶消しアクリルスプレー黒、ストーン調スプレー、メッキ調スプレー銅)
●波板固定用2×4木材/2本 カット済み
●橋渡し用1×4木材/1本 カット済み
●ディアウォール

□道具
●マスキングテープ
●固定用両面テープ
●インパクトドライバー、電動ドリルなど
●木材固定用L字金具

塗装に使用する缶スプレー各種。今回はインダストリアルをモチーフにカラーリングを決めましたが、目指すイメージによって色のチョイスは変わります。

特別な道具は特に必要はないですが、ネジ穴を開ける箇所があるのでインパクトドライバー&電動ドリルなどを用意しておくといいでしょう。ちなみにSWAROさんはコチラのブラックアンドデッカーのマルチ工具を使用しています。

まずは波板を塗装していきます

「まずは缶スプレーで波板を塗装します。使用する塩ビ製波板は元々表面がザラついているので下地処理が要りません。まず最初にエンジ色のサビドメスプレーを全面にまんべんなくスプレーしていきます。これがベースとなる色になります。次にメッキ調スプレーと艶消し黒のアクリルスプレーをまだらにスプレーしていきます。更にストーン調スプレーで明るさを軽く入れてみたりします。塗装の剥がれや錆などをイメージしてランダムに重ねていくといいのですが、あまり重ね過ぎないのもコツです。程々にしておくぐらいが風合いが出てよいと思いますよ」

まずはエンジ色のサビドメスプレーを全体にまんべんなくスプレー。
次に銅メッキと艶消し黒のスプレーを交互に、ランダムにスプレー。ちょいどいいまだらになるように。
ストーン調スプレーは軽く陰影を付けるように吹くのがコツ。
仕上がりはこんな感じ。サビついて経年劣化した塗装の風合いをうまい具合に表現するのが大事なポイントなのです。

塗装した波板を壁に貼り込んでいきます

「波板は塗装したら1時間程自然換装させ、壁に貼り込んでいきます。今回はディアウォールを使った柱を押さえにするので、壁への接着は現状復帰しやすいように両面テープのみで固定していきます。テープを貼る部分は壁を囲うように端をグルリと一周、それでも不安であれば真ん中に一本足してもいいですね」

両面テープはものによってはかなり強力なものもあり、剥がす際に元の壁を傷めてしまう恐れがあるため、テープを貼る部分の下地としてまずはマスキングテープを貼っていきます。
マスキングテープの上から両面テープを貼っていきます。
このようにマスキングテープと両面テープを重ねて貼り込むことで、元の壁が傷むことなく現状復帰が可能になります。DIYリノベには欠かせない気遣いですね。マスキングテープは安いものを使うと剥がす時にベトベトになったりするので3M製などを使うと良い。
両面テープの保護紙を全て剥がしてから波板を貼っていきます。できるだけ簡単な方法を取るのもDIYリノベのコツの一つです。

押さえにする2×4柱をディアウォールを使って立てる

「つっぱり棒の原理を使って、2×4材を簡単に柱にすることができるのがこのディアウォールです。2×4材の被せるだけの手軽さがいいので、我が家のDIYでも大活躍しているツールです。今回は引き戸の開口部に合わせて2本立てることにしました」

ディアウォールは木材を差し込む内側の底にはバネが仕込んであり、つっぱり棒の働きをしてくれることで、天井や床にネジ止めなどをしなくてもお部屋の中に柱が立てられるという便利なツールなのです。ホームセンターなどで手に入ります。
2×4材は購入時に天地の長さからディアウォールのつっかえ分である40mm弱を引き算した寸法にあらかじカット済み。ディアウォールの推奨は45mmですが、多少長めにカットして現物合わせの際に調整するのが失敗しないコツです。
波板を押さえるようにディアウォール柱を設置します。ちなみに2×4柱も塗装済みです(下記で紹介しているカーテンレール目隠しに使う木材と同じ塗装を施しています)。

1×4で横板を作り小サイズの波板も設置

「引き戸の間口に合わせてディアウォール柱を立てたら、その上部の壁スペースも波板で化粧し、なおかつ間口に合わせて横板を通して小物を置けるようにします。まずは横板を固定するためのL字金具を木ネジで柱に固定します。そして横板をそのL字金具に固定して、最後に壁スペースに合わせてカットし、同じように塗装した波板を貼り込みます」

引き戸の開口部の高さに合わせ、横板の位置を決めてL字金具を木ネジで柱に取り付けていきます。
あらかじめカット&塗装を施した1×4材を橋渡し。
横板とディアウォール柱をL字金具で固定。
引き戸上部のスペースに合うようにカットして塗装した波板を当てて、サイズを確認。
サイズが合っていたら柱&横板の内側に押し込んで固定する。不安な場合は両面テープで固定しましょう。

インダストリアルな廃墟風ウォールの完成!

お部屋そのものに手を入れるネジ止めや加工などは一切無し!のDIYリノベーションにてインダストリアルな壁に変身! しかも全てホームセンターで簡単に手に入る材料だけでこんなに雰囲気が変えられるのです。施工も慣れとコツさえ掴めば難しいことは一切無し。さてお次はカーテンレールのちょっとした目隠しアイデアです。

生活感漂うカーテンレールをビンテージな風合いのウッドで目隠ししましょう

お部屋全体を作り込んだのに、カーテンレールだけ剥き出しではなんとも興ざめ…。これを目隠ししていきます。

賃貸物件には必ずデフォルトで付いている設備といえばカーテンレール。でもこれがなかなかの曲者。せっかく壁紙や家具を統一感を持ってリノベしたのに、備え付けの装備なので直接手を加えるのは不安…。なんてユーザーも多いのではないでしょうか? そんな方にお勧めなのが今回紹介するカーテンレールの目隠し。具体的にどんなやり方をするのでしょうか?
「今回は簡単に目隠しできる方法をレクチャーしますね。特に我が家は私の好きなインダストリアルなイメージとビンテージな風合いを目指してリノベーションしていますので、今回もそのイメージに沿ったやり方でやっていきたいと思います。
簡単に言えば、ビンテージ風ウッドでカーテンレールを覆うシェルを制作するのですが、カーテンレールをそのまま骨組みとして使用することで壁に新たな加工などをしなくても済む方法です。ではやってみましょう」

用意するものは?

□材料など
●木材(平板タイプ)×2 カット済み
●木部保護塗料(ウォルナット)

□道具
●インパクトドライバー、電動ドリルなど(ブラックアンドデッカー)
●塗装用刷毛
●ノコギリ、サンダーなど(場合によって)

木材を塗装してビンテージな風合いに

「目隠しするカーテンレールは一間用の定尺となる182cmなので、平板木材は購入時にそれより少し長い程度にあらかじめカットしておきます。まずはインダストリアルな雰囲気に合うように塗装を施していきます。使用する塗料は木部保護塗料。カラーはシブい焦げ茶でビンテージな風合いのウォルナットをチョイスしました」

塗料の缶をよく撹拌したら、刷毛で塗っていきます。適度にムラがある方がビンテージな風合いが出るので、最初は大胆にザザッと塗って、それから細かい所をちょっと修正するような手順で塗るとよいでしょう。
奥が乾燥後、手前が塗った直後。乾燥すると風合いが変化します。

2枚の木材をL字になるようにネジ止め

「塗装が充分乾いたら、2枚の木材が丁度L字になるように直角に接合します。木ネジを使ってネジ止めしていきますので、まず電動ドリルで穴を開けたあと、木ネジで共締めしていきます。190cm弱ですので、4カ所程やっておけば充分だと思います」

まずは電動ドリルで両方の木材に同時に穴を開けます。
そのまま木ネジを使って両方の木材を共締めします。

角度やチリが合わなかったら調整しましょう

「DIYは現物合わせですので、合わせてみて微妙にサイズが合わなかったり、形が合わなくてガタついたり、なんて事は日常茶飯事です。そういう場合はノコギリやサンダーなどを使って微調整します。ちょっとづつ擦り合わせして合うように作っていくのもDIYの醍醐味ですね」

ちょっとしたサイズ調整に便利なのが電動ノコギリやサンダー。ちょっと値は張るけど、DIY好きであれば揃えていた方が、より充実したDIYライフをおくれるぞ。

カーテンレールの穴を活用して木材を固定

「さてL字になった木材の固定ですが、もちろん壁にネジ穴などは開けたくないので、カーテンレールのレール部分に空いている穴を活用します。仮置きして穴の位置を見極めたら、木材のその位置に電動ドリルで穴を空け、これも木ネジでカーテンレールと共締めします。これで壁に穴を開けることなく目隠しのウッドシェルを固定することが出来ます」

レール部分の内側に空いている穴があるので、その位置を確認して、木材に電動ドリルで穴を空ける。
穴を空けたら木ネジでカーテンレールと木材が固定されるように木ネジを共締めする。レールの穴が大きくてネジ頭が引っかからない場合はワッシャーなどをかませると良いです。

完成! 小物を置いても大丈夫な強度なのです。

これで完成です。見事にビンテージな風合いの目隠しが出来上がりました。一見すると小物棚のように見えるのもグッドですね。
さて2回に渡ってお届けしてきました、SWAROさんの男前DIY、いかがでした? また機会があれば、SWAROさんとLIMIAのコラボレーションでDIY企画がやれればと思っています。その時をお楽しみに!

Text:藤川経雄
Photo:木下 誠

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