電気を使わない吸着式チラーを使った施工事例
トリプルエーマシン株式会社
水の気化熱を使う吸着式チラーは低温の排熱で動く冷凍機です。真空容器の中で冷水を作りますが、コンプレッサーを使ってないため、電気を全く使いません。そのため、騒音は限りなくゼロに近いです。バルブが圧力差により自然に開閉する音がかすかに聞こえるだけの夢のようなチラーです。 60~70℃の温水があれば、10~15℃の冷水を作ることができます。冷媒は水ですので、フロン、臭化リチウムやアンモニアなどの有害物質を全く使ってない、きわめてグリーンな技術です。同じく真空下で冷水を作る吸収式と異なり、吸着材に水を吸着脱着させることで冷水を作ります。本体寸法=110cmx75cmx137 cm高さ、重量=395kg、冷却能力=10kw (3冷凍トン、約9000KCal/hr)。周辺機器に電気は使いますが、制御、水を循環するポンプ、冷却塔で必要な電気は全部で約1kwです。電気のCOP=10/1=約10となります。