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~市民プールの帰り道。~

「今年で店じまい!」と、言い続けて何年も経つ近所の駄菓子屋さん。
爺さん婆さんが交代で店番してる。駄菓子屋と言っても店を構えてるわけではない。薄青色のかなり古びたアーケードに守られた店10件くらいの商店街。何年も前からシャツター閉まりっぱなしだ。そのシャツターの前に、ビールケース置き並べ、その上にベニヤ板敷いて、私の膝頭高さ程度の即席の台を造る。そこへ、色とりどりの相当数の駄菓子を敷き詰める。数と種類が多すぎて私の焦点は定まらない。
いや、そんな事よりも、「この駄菓子店の家賃、どうなってるんかなぁ~」と、考えてしまう。(もしかして地主様か?)
そんな露店の様な駄菓子屋に長女の催促で寄り道する。
目当てのものがあるらしい。
乗ってきた自転車を店前というか、駄菓子置いてる台の前で止める。
今日は、お爺さんの店番の日だ。客は、私達親子だけ。照明の一切ないアーケードの下は、夏の16時は、なかなか薄暗い。
自転車から降りた長女は、私に背を向け、駄菓子の前に陣取る。
ぱぱ「何買うの?」
長女「内緒。」と、振り返らずに答える。
ぱぱ「ふ~ん・・・。最近、長女ちゃんはパパにだけ、内緒の話が多いいよね。」
長女「それが何か?」と、再び振り向かずに答える。
後姿の長女の頭が、右を向き、左を向き忙しそうだ。
そして、長女が手にした駄菓子は、赤、青、黄、オレンジ色のひも付き飴だった。
ぱぱ「うわぁ~この飴、まだあったんやなぁ~。 むっかし、よく舐めたよな~あんなぁ~、ぱぱの子供の頃はなぁ~、赤色しかなかったんやで~。」
お爺さん「うんうん」うなずく。
ぱぱ「確か、イチゴ飴って言ってたよぁ~」
お爺さんまた「うんうん」うなずく。
長女「赤色しかないって、パパだっせー」
爺さん・ぱぱ「・・・・。」 
お会計済ませて、長女の持ってた飴玉入った袋をサッと取り上げ、その場で飴玉食べようとする私に「今食べたらダメ!家に帰ってから食べるんだよ!」と、私を一喝する長女。
お爺さん「うんうん」うなずく。
ぱぱ「はいはい、分かりましたよ~」
袋を長女に返す私。再び自転車にまたがり家路につく長女と私。
日中、プールで泳いだので、ペダルがとっても重く感じる。長女もそう感じてるのかな?
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見ていただきありがとうございます。いいね!や温かいコメントまで頂きましてありがとうございます。高1男、中1男、小4女の父親です。晩御飯をつくり初めて8年ぐらいた…