• 357
  • 3
  • 0
  • いいね
  • クリップ

この壁は、
コンクリートを打つ時の型枠に、
木の板を加工して使うことで、
出来上がった壁の表面に、
わざと、木目のあとを付けています。

上の階の壁は、遠くから見て、
美しく目立つことを意図していますが、
下の階の壁は、店舗を訪れる方が、
近くに寄ってみてはじめて、
おやっ、という感じでわかるような、
微妙な質感をねらっています。

この飲食店の、
手作りにこだわるポリシーを表現しつつ、
浮遊感を持った、
真っ白な立体である部分に対して、
下から生え出たような、
重い質感を持たせることで、
上下の階を対比させることも意図しました。

このフォトを投稿したユーザー

東京都小平市の一級建築士事務所です。「これしかない」と納得できるようなものを目指し、そこでしか出来ない個性的なものを実現するために、ひとつひとつ丁寧に取り組んで…