~野菜煮込みと豚肉焼き。~
長男・次男・長女・ぱぱ「せーのっ!いっったぁ⤴ だぁ⤴ぁっきっ まあ⤴すっ!!!!」
ぱぱ「どや?うまいか」長男「豚肉めっちゃうまい。」ぱぱ「豚肉もそうやけど!野菜煮の方や!それ脂身多いやろ、チャーシュー用の肉やで、塩、付けて喰ってもいいしい、ゆずポンつけて食ってもええし」長男「一人何切れまで?」ぱぱ「1,2、・・・・10枚あるから、全員が2枚食べても2枚残るな~」ぱぱ「パパは2枚でええから、お前ら3人で話し合って、のこり2枚の肉分けろや」(話し合いは紆余曲折あったが、結果として、次男と長女が結託し、残り2枚の肉をせしめた。長男は鈍感な男だが、たぶんそのことに気づいている。が黙っている。食卓には、なんとなくきまづい雰囲気が漂った。そして、2人がせしめた肉のうちの1枚を次男が食べようと手を伸ばしたまさにその時、)(3人の顔をそれぞれ見つめながら、ぱぱ)「ほんまにそれでええんか~」と3人に問うたところ、
(即答する長女)「私の分、長男にあげる~。」
(5秒ほど考えてから長男)「僕、そんなの気にしないから。いただきま~す。」(パクッ!と躊躇なく食べやがったよ!)
(10秒ほど考え込んだ次男がボソツと)「俺の半分、長女にやるよ。」(長女ニッコリいや、ニャリ!)
ぱぱ「良し!OK!その肉、パパがちょうど半分に切ったる!ナイフとホーク貸せ!」ちょうど半分に切るつもりだったが、大と小に別れた。次男「俺こっちもらい⤴」(おっきい方をすかさずパクリしやがった。)続いて長女が、最後に残った一切れを無言でパクリ。(珍しく納得していた。)
どこにも笑顔はなかったが、気まずさのあった食卓の雰囲気は一変、すがすがしかった。私はそう感じた。そしてあえて長男・次男・長女に言った。「おい!今の気持ち忘れんなよ、兄弟3人仲良くな!」皆うなずいた。
肉喰い終わると、長男は「ごちそうさま~」とだけ言って「ありがとう」もなく無表情でさっさと勉強部屋に戻る。次男と長女はテレビの続きを見にリビングへ移動。私一人ダイニング。
レンコンも硬くなく、柔くなく、味付けもちょっと薄味やったけど、ちょうどええわ~、大根もニンジンもええわ~キャベツ少し煮すぎたな。でも、おいし~ 幸せやわ♡~
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