土壁

土を使用した左官仕上げの壁の総称。湿度、温度が安定し、高温多湿の日本の気候風土に適した壁といえる。さび砂壁は内壁に、聚楽や漆喰壁、珪藻土壁は内外装の壁として使用。下地は竹小舞いだったが、最近はラスボードが多い。

  1. 昭和小路の長屋|賃貸向け京町家のリノベーション

    京都市東山区。五条坂から1本入った細い路地には戦前に建てられた古い長屋がひしめいています。昭和の古き良き路地の面影を残しながらも、空き家問題、建物の老朽化、観光客によるプライバシーの侵害、インバウンド需要に伴う民泊・ゲストハウス化など、現代的な問題にも直面しています。今回は長屋を所有する家主さまからのご依頼で、その一角を子育て世帯や高齢者向けの賃貸物件としてリノベーションすることになりました。建物は数年間放置されていたため損傷が激しいものの、ビニルクロス、アルミサッシ、システムキッチンといった継ぎはぎリフォーム部分を撤去すると、京町屋ならではの繊細な構造と雅な意匠、屋外と屋内が一体となった気持ち良い空間が蘇りました。 1階は和室だった2部屋をつなげた居間を中心に、坪庭を囲む見世の間、建具を介して向かい合うキッチンとも一体的に利用できる間取りに変更。限られたスペースの中に浴室・洗面室・洗濯機・冷蔵庫の設置場所も確保しています。床材は30mm厚の杉フローリングを用いてローコストながら断熱性を向上、壁は左官と合板にて補修、天井は劣化部分を剥がして2階床の荒板仕上げ。キッチンは業務用厨房機器を組み合わせたシンプルなつくりに。2階は間取りの変更は行わず劣化部分を修繕。天井は構面補強と断熱材を付加した上で船底天井に変更。グリッドプランを生かして、家中の建具を必要に応じて配置換えして再利用し、新たに製作する枚数を極力減らしました。 リノベーションにあたっては京都市の補助金制度を最大限活用し、イニシャルコストの低減に努めています。

    山本嘉寛建築設計事務所 YYAA
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  2. おかやまのいえ ー 里山や隣近所との繋がりを住み継ぐ家

    岡山市郊外に建つ築63年の木造住宅を、祖父母から孫へ住み継ぐ住宅としてリノベーションしました。 かつて下屋だった部分を減築することで、中央に開放的な土間をつくり、かつて祖父母が営んでいた山や畑と繋がる暮らしを継承しながら、若い世代の生活の場として再生しました。

    一級建築士事務所 ikmo
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  3. A DAY IN THE LIFE 海を臨む家 ーパイプスペースの飾り棚とアーチによるバリアフリー・リノベーションー

    パイプスペースを飾り棚として独立させ、室内化し左官の壁で演出したバリアフリーのリノベーション。 ==========  ■設計主旨  パイプスペースの独立とアーチ天井によるリノベーション  東京湾の絶景の海が見える浦安のマンションの9Fにつくられた 初老のご夫婦の終の棲家としてリノベ-ションされたすまいです。  バリアフリーで車椅子になっても暮らせる大きなトイレ、ベンチ式ユニットバス、仕事もできるパソコンルームと家事室、寝たきりになってもベッドがおける場所・・・というご要望をいただき、設計がスタートしました。  陽が当たらない曲りくねった廊下のある一般的なマンションの間取りを見て行った提案が  パイプスペースを独立させて飾り棚とし、フロアの中央に海が見える通りとそれと直交するキッチンの通りをつくり、すまいに十字の軸線をつくること。 でした。 パソコンと家事室は扉を付けず大きな通り越しに海を見ることができるように。そこは将来寝たきりになっても孤立しないようベッドがおける場所にもなっています。  海を臨む通りの床はトラバーチンの石が敷かれ、間接照明と現代大津磨き壁のアーチが軸線を演出し、リビングはアーチ天井につつまれたやすらぎの空間で、現代大津磨きの赤の丸柱とオレンジのTV収納壁がアクセントになっています。  目の前に広がる海を臨みながらお気に入りの調度品に囲まれ,豊かな時間を過ごせる終のすみかです。  ■省エネ効果も期待できる断面計画 アーチの天井は意匠的なアクセントだけでなく、それを介して天井の変化とつながりを生んだことで奥まで空気の流れができ、冷暖房効果の軽減も期待できます。 実際このスペースは冬は床暖だけで過ごすことが出来、設置したエアコンはほとんど使わなかったそうです。

    遠野未来建築事務所
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  4. 今、蔵が熱い!!日本の代表的な建物の一つ蔵を特集!!

    昔ながらの日本建築、社寺仏閣、城なども代表的ですが、蔵もその一つではないでしょうか。どの地域にもある蔵、地域ごとの特色は多少ありますが、根本的なつくりは同じなのかなあと思います。蔵のある街並みを活かした観光や古民家再生ならぬ蔵再生の住まいもあります。いま、地方創生が政策として持ち上げられ、流行のように町おこしなどが盛り上がっています。それに伴い昔ながらの日本的なものも再び持て囃されているように感じます。蔵もまた見直されています。そこで流行にやや足を入れて鞍城建設で施工した蔵改修や蔵の補修、見かけた蔵の活用などをご紹介します。

    鞍城建設
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  5. 【6/30・7/1開催】国産無垢の木の家 完成見学会のお知らせ

    2016.6.30(thu)・7.01(fri) 13:00-16:30 場所:東京都大田区 国産無垢材と土や漆喰などの呼吸する自然素材での家づくりをご提案しているBois設計室ですが、今回完成するお家のテーマは「京町屋」。 外装や内部の仕上げは土や漆喰で左官屋さんのオリジナル仕上げも。断熱性能はUPさせつつ、合板を使わずに自然素材での仕上げを徹底することで高温多湿の日本の気候風土に合った室内環境作りを目指しました。また、東京都が定める「新防火地域」に立地するこの建物は内部の梁や柱を表しにするために「燃えしろ設計」による準耐火建築物としています。木造ですが火に強い建物です。 自然エネルギー利用を考えた、太陽熱給湯器も設置しています。大工さんの作るキッチンや洗面台、住まい手さんと一緒にたくさん悩んで決めたお風呂や和室の左官仕上げは是非たくさんの方に見ていただき、家作りの参考にしていただければと思います。 お申し込み:bois.studio@mac.com まで 参加者氏名、連絡先、人数をおしらせください。 現地案内図をお送りいたします。 担当:藤田

    一級建築士事務所Bois設計室
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  6. 自然の中で愛犬と暮らす家とペットが泊まれる宿

    長崎県諫早市の有明海を望む高台に、愛犬ゴールデンレトリーバーと暮らす家兼宿があります。 ペットと泊まれる宿は、全国から愛犬と共に泊まりに来られます。 木造平屋(一部2階建)の建築は、いぶし瓦の切妻屋根と草屋根の片流れ屋根が周囲の景観と溶け込み、昔からあった様な佇まいを見せています。 雲仙普賢岳を望むドッグランと草屋根は同じ芝生を敷き、周囲の段々畑の延長としての景観になっています。 仕上げは、土、漆喰、焼杉板、いぶし瓦、無垢板、和紙・・・、と自然素材を使用し、犬の行動を考慮し、人にも犬にも優しい空間に仕上げています。

    虎設計工房
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  7. 国産無垢材のマンションリノベ

    築17年の分譲マンションリノベの事例です。マンションでも無垢材や漆喰・土壁を使った良質な室内環境を作る事ができました。特に都心に於いては、中古マンションリノベは土地を取得して一戸建てを建てるより少ない予算でより安心・快適な住空間を実現出来る利点があります。 この事例では、内部をほぼスケルトン状態に解体し、床に遮音性能を確保する為の「乾式二重床」を採用し、その上に厚み3cm幅22cmの杉無垢板を敷いています。 玄関土間は左官仕事の「豆砂利洗い出し」です。大工さん手作りのキッチンや減農薬本床畳など合板を使用せず呼吸出来る素材で快適な住環境を作りました。

    一級建築士事務所Bois設計室
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  8. ヨコの家 - 木組み・土壁の家

    見晴らしの良い敷地を活かした“ 明るい家 ”をテーマに 三重県産の杉・桧を使い伝統的なシャチ引きや鼻栓・込み栓・渡り顎・追っ掛け大栓継ぎ等の仕口や継ぎ手を使い組み上げた、真壁の左官仕上げの住まいです。 良い家を求め本気で家づくりに取り組む施主様、外壁板の塗装や芝生張りを自ら施工してただき、共同作業としての家づくりはとても充実したものになりました。 木組み・土壁の家

    SSD建築士事務所株式会社
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  9. ぬくもりのある落ち着いた居住空間 守山の家S邸

    住み慣れた築80年の家を取り壊し4世代の大家族が暮らすための家が計画されました。先祖が残してくれた家には思い入れがあり、この家族だけの歴史がそこあります。新しい家にその時の流れを断ち切ることなく新しい時代を過ごせる住まいを、この先また何世代も続いていける家族のための空間を創ることが大きなテーマとなりました。 既存の建物には東西に貫く長い地棟があり、それを切断して新しい家の吹き抜け空間に利用しています。それは上部のロフトを支える梁としての役割も果たしています。その吹き抜けの天井材には既存の床天の板を化粧して使用しました。玄関の式台は既存の構造材である梁を薄く化粧して使用しています。 外部のアプローにある大きな岩とそれに寄り添うワクラの木は元々そこにありました。今までこの家族を見守り、多くの来客を出迎えてきたであろうこの岩と木が真新しい玄関先でその歴史を引き継いでいくのです。また外部の土間の一部に既存の瓦を仕込んでいます。 今までこの家族とともにあった先祖の思いの詰まった既存の家の全てとはいかないまでもパーツをリノベーションすることで少しでも思いを次の世代へ繋ぐことができるのでしょう、だからこそ場の空気感に奥深さや温かさがあり、家族が楽しく過ごしている風景がいつまでもそこにあるのです。

    アンドウ設計事務所
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  10. 「#00a497」通り土間のある家。竹小舞を掻いてつくった土壁。

    敷地は南区翠にあり、面積は広いが形状は細長い敷地だ。主なご要望として、和風・自然素材の使用・茶室・庭などの他に、「水害対策」や「長期優良住宅」があった。 外観のデザインにこだわりながら、近年、頻繁に起こっている水害に考慮し、生活スペースの床を元のレベルより130cm程上げた。 また、外壁は小舞を掻いて土壁を塗り、漆喰で仕上げた。長期優良住宅の基準を満たすために、土壁の外側に羊毛の断熱材を使い、それぞれの性能を生かせるようにした。 建物正面の引戸を開けて中に入ると、京都の町屋にある通り土間のような空間に入る。正面の吹抜から光が落ち、さらに進むとその奥の庭が見えてくる。LDKには土間スペースがあり、土間と庭のデッキがつながり、敷地にそった細長い部屋に奥行きを持たせる。 庭は川石を敷き、木の塀に向かって土を盛り上げて奥行き感を出した。通勤に毎日通るこの道は、季節ごとに様々な景色を魅せてくれる。・・・タイトルの「#00a497」は、日本の伝統色、あおみどりのカラーコード 。

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