木製ルーバー

「木製ルーバー」に関するアイデア一覧です。住まい・暮らしのメディアであるLIMIA(リミア)は、「木製ルーバー」についての豊富な情報を提供していきます。

  1. 檀家のための小さな休憩所《観音寺庫裏》

    曹洞宗の寺院に付属する檀家の方々のための6坪の小さな休憩所。敷地は宮城県松島市北部の通称奥松島と呼ばれる地域の宮戸島のほぼ中心に位置し、周辺は4つの小さな漁港を抱える集落に囲まれている。境内には慶応元年に創建された本堂、住職の住まいである庫裏、法要や座禅を行う研修会館、茶室が伽藍配置のように配されており、その背後を標高40メートルほどの山が取り囲み、松島四大観と呼ばれる松島湾を一望できる山頂のひとつ大高森へとその稜線を伸ばしてゆく。 休憩所は既存住居の南側にしか配することができなかったため、既存家屋の軒高さに合わせた低い平屋とし、また住居と休憩所の往来ができるように既存庫裏の出窓の改修も含めた増築とした。 屋根は隣接する家屋からの落雪を休憩所のアプローチに落とさないよう陸屋根としている。開口部は南面を木製ルーバーとし、防犯性と内部からの視認性を重視し、西面はガラスの下見板張りとし、室内から境内を眺めるのにちょうどいい高さだけを透明ガラス、それ以外は型板ガラスとしている。また、トップライトによってエキスパンション部分を境に既存住居と休憩所に採光ができる仕組みとなっている。 アーキテクチャが人に提供できることのひとつに地域の核となる場の創造がある。 慶応元年に創建された寺院でも地域の過疎化が進行すれば檀家の数は減り、寺さえも空き寺となってしまう。住職も高齢を迎える中で故郷を離れて便利な都市に移り住んでいく(かざるを得ない)若い檀家らがはるばる墓参りに来た際に、小さくても休める居場所が欲しいという要求に11年前の建築家の卵が応えたものである。予算は200万円。設計料は20万円だった。 毎日現場に通っては地域の職人と交流し、思いを伝えることの難しさを噛み締めながら実現させた原点ともいえる建物である。

    前見建築計画一級建築士事務所
    • 841
    • 7
  2. MMF

    敷地は戸建て住宅の多い住宅地の中の北と西側を道路に接する角地でした。それほど広くないこの土地で、自家用2台を含む計4台の駐車スペースに事務所とオートバイ用のガレージ、住まいにあってはくつろげる空間とたっぷりの収納がほしいという希望がありました。こみあった住宅街の中でともすれば閉鎖的になり易い住宅の姿を、守るべき内部空間の外にふところの深い空間があることで、内部の空間の開放性を確保し、また視線が抜けることで周囲の風景に繋がりとけ込むことを考えました。4.5m持ち出された2階部分の下に出来た軒下空間は、単に吹き抜けた空間と言うだけでない緊張感のある空間となって不容易に近づくことをためらわせます。1階と3階にはさまれた2階テラス空間に紙面の木製ルーバーにより柔らかく守られた空間ができました。これらの2つの異なった表情を持つ空間が、この建物の意志を表現しています。

    かわつひろし建築工房
    • 1050
    • 7