コンクリート洗い出し

「コンクリート洗い出し」に関するアイデア一覧です。住まい・暮らしのメディアであるLIMIA(リミア)は、「コンクリート洗い出し」についての豊富な情報を提供していきます。

  1. #014 明瞭な色分け

    打合せ当初は、門柱と階段以外をフラットにして平面を広く使用するオープンなプランでした。お話が進むにつれ、駐車スペースはしっかりと閉じる、塗り壁などの立体物は設けるが閉塞感を出さない、といった内容に変化していきました(当初からの決定事項は、シンプルにまとめることと必要最小限の植栽量にすることでした。)。プランの変更により、駐車スペースには電動式オーバードア(閉じているが閉塞感は無い)が、門柱周りには高さの異なる二枚の塗り壁(道路と敷地を明確に区切っているが閉塞感は無い)が設置されました。今回のプランの中で、塗り壁の色の選択が最も難しいと感じました。建物と同時に見える門柱などの立体物の色は、建物の色と同等色か、それよりも薄いか、それよりも濃いなど建物の色に同調させて見せる場合が通例です。これは、全体の調和をはかる為の有効な手段で、今回の建物の色から考えると、ブラウン系の色を用いることを最初にイメージしました。しかし、建物が濃いブラウン色であるため、門柱に同等色を用いるとかなり重たい印象を与えてしまいます。さらに、タイル階段の色も濃いブラウン色だったため、もしも塗り壁にブラウン色を用いるとブラウン系の色がほとんどを占めてしまうことになります。色々考えを巡らせた結果、ブラウン色は採用されずホワイト色に近い色が選択されました。完成後、全体を見てみると建物と塗り壁との違和感は感じられません。この理由の一つとしてブラウン色とホワイト色の面積のバランスが全体としてうまく調和したからではないかと考えています。非常に勉強になった好例です。コンパクトにまとめた植栽帯は、レンガの花壇を含めると三か所になりました。数量は多くはありませんが、ポイントとなる箇所に有効に配置することが出来ました。今後、緑が生長し数量が増加していけば、より良い空間となるでしょう。

    Green Scape Lab(GSL)
    • 1481
    • 7
  2. #015 流れを感じる

    限られた空間の中で、想像力をどこまで膨らませることが出来るか? 最初の打合せで、「道路から家に入るまでに和室前の坪庭が見えて、奥にタイルテラスが見える。玄関の上り口に立つと正面に床の間の奥の坪庭が見えて、側面にタイルテラスが見える。」という計画があることをお聞きしました。動線の中でそれぞれが同時に見える場合もあるので、各所を分断して考えるのでは無く、統一性がありかつ連続性も見られる方法を思案しました。そこで、タイルテラスの中心に意匠壁を据えて庭の核とし、その意匠壁を滝に見立てました。「滝から流れ出た水は室内に引き込まれ、床の間奥の景石にぶつかります。景石にぶつかった水は流れを変え和室前の庭へと至り、敷地の外へと流れ出ていきます・・・」。タイルテラスに用いるタイルの色はダークグレー色であることが決定しており、このイメージの具現化には黒御影石の磨きが最適ではないかと考えました。意匠壁には凹凸のあるボーダータイルが張られていますが正面斜め上から下にかけてランダムに同サイズの黒御影石(磨き仕上)が張られています。床のタイル張りの中にも黒御影石(磨き仕上)を埋め込み、意匠壁から水が引き込まれていくイメージを演出しています。和室内の床の間の天板は磨きがかかっていた為、外の坪庭も黒御影石(磨き仕上)を用いました。そして天板と黒御影石(磨き仕上)の高さを揃えることにより内外の繋がりを持たせました。和室前の植込みと砂利の見切りにも黒御影石(磨き仕上)を用いて素材の統一をはかっています。今回は限られた空間であったが故に建物も含めた敷地全体を「庭」と考え、屋外と室内を想像の中で行き来させるダイナミックなプランとなりました。タイルテラスに立ってみると石の反射の面白さに魅了されます。季節ごと、時間ごと、天候ごとに様々な表情を見せてくれる庭になりました。お子様の成長と共に喜怒哀楽が楽しめる庭になることを願っております。

    Green Scape Lab(GSL)
    • 1678
    • 11

あなたにおすすめ

おすすめのアイデア

話題のキーワード