内装工事|三茶の集住

三茶の集住を計画から現場まで定期的に報告してきましたが、今回の報告は、内装で隠れてしまう工夫とその理由や、素材選びの考え方です。

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三茶の集住を時系列にそって報告していますが、順調に工事は進んでおり、今週末にオープンハウスを行います。
今回の記事は、1か月以上前の工事中のお話です。
今現在、ほぼ完成していますので、誤解無きよう。

撮影:白崎泰弘 seeds-archi.com

集住を混構造にすると、1階も2階も、配水管・給水管をすべて床転がしにできるというメリットが生まれます。床転がしがメリットというのは、配管の水漏れがあったときにその住戸だけで直すことが出来る、将来間取りを変えたい場合、水廻りの位置も含めて改修することが可能になる、という意味です。建物が長く使ってもらうためには、設備配管の更新の容易さが最大の決め手になるといっても過言ではありません。

撮影:白崎泰弘 seeds-archi.com

ガラスブロックは、縞状のものをセレクト。よく見かけるものですが、この縞は三角形のギザギザ断面をしていて、光をその面で反射させ他のガラスブロックより奥まで光を届けるという効果があります。プリズムと同じなので、分光し、虹色に見えたりします。ギザギザの断面形状はブロックの中空側に加工してあるので、ホコリがたまることはありません。

撮影:白崎泰弘 seeds-archi.com

デザイナーズですと窓枠に無垢材を使いオイルペイント仕上げが多いです。が、SEEDSが選んでいるのは、コスト面から既製品。既製品は木調シートを貼り付けているものが一般的ですが、傷がつくと下地が見えてしまいます。ここではシート物は避け、既製品でも無垢材で、傷に強いウレタン塗装を施しているものをセレクトしています。無垢なので、長い間にペンキが傷んできてもヤスリを掛けて再塗装が可能です。

撮影:白崎泰弘 seeds-archi.com

RC部分、木造部分とも断熱材にウレタン吹付を選んでいます。隙間が生まれないので、ヒートブリッジ(熱橋)対策に有効な工法です。不特定の人が使うものなので、どんな使い方をされるかは予測できない(例えば、加湿器をいっぱい使う人など)ので、壁内結露対策にもっとも有効である方法を選んでいます。

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白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップによる設計事務所。男女両方の視点から設計し、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。

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