料理失敗の後に。鍋やフライパンについたガンコな焦げの落とし方

調理をしているとついつい焦がしてしまう鍋やフライパン。とりあえず洗ってみてもなかなか汚れが落ちない…そんな経験をしたことのある方、多いのではないでしょうか。そこで今回は、今すぐ落としたい鍋やフライパンの焦げの簡単な落とし方を材質別にご紹介します!

調理に欠かせない鍋やフライパンをうっかり焦がしてしまったことは誰しもあるかと思いますが、その際、みなさんはどうしていますか? 思いつきで洗剤を使ってみたり、力任せにタワシで擦ってしまうと、汚れが落ちないどころか鍋やフライパンにキズが付いてしまい、取り返しのつかないこともしばしばあります。

その結果、焦げをそのままにしていたり、まだ使えるのに新しいものを購入している方もいるでしょう。鍋やフライパンの材質に合わせて洗剤や方法を選ぶことで、簡単にガンコな焦げを落とすことは可能です。今回は、そんな今すぐ試したいガンコな焦げの落とし方を、材質別にご紹介します。

■目次
1.準備するもの焦げ落としの手段いろいろ
2.ステンレス製の焦げvs重曹
3.アルミ製の焦げvsお酢
4.鉄製の焦げvs塩
5.テフロン素材の焦げvs沸騰させた水
まとめ

1. 準備するものこげ落としの手段いろいろ

いくら擦ってもなかなか取れず、体力的にもタフな作業のため、広範囲にわたる焦げを全て取るのは難しいです。フライパンや鍋の焦げを取るために、まず皆さんがやるのはクレンザーや食器用洗剤を使ってスポンジやタワシで擦り洗いするのではないでしょうか。これではガンコな焦げは取れません。

フライパンや鍋についたガンコな焦げを落とすために必要なのは「擦る力」ではなく、「化学の力」です。
鍋やフライパンの材質ごとに合った洗剤を使う必要があるため、今回は材質別に紹介していきます。

① ステンレス製の焦げvs重曹
② アルミ製の焦げvsお酢
③ 鉄製の焦げvs塩
④ テフロン素材の焦げvs沸騰させた水

材質ごとに用意する洗剤や工程が異なるため、ご自宅の鍋やフライパンを確認してから是非実践してみて下さい。

2.ステンレス製の焦げvs重曹

ステンレス製のフライパンについたガンコな焦げを落とすためには「重曹」を使いましょう。熱を加えることで重曹が炭酸ソーダとなり、発生した二酸化炭素がしつこい汚れや焦げを浮かせてくれます。これまで、どんなに力を込めてゴシゴシと擦ってもなかなか取れなかった焦げが、面白いほど呆気なく取れちゃいますよ。

手順としては以下の通りです。
1. 焦げ付いたフライパンや鍋に水を張る
2. 大さじ2杯程度の重曹を入れて火にかけ、グツグツと10分程度沸騰させる
3. 沸騰したところで火を止め、焦げを箸や木べらで軽く突くとポロポロと焦げが取れます
4. お湯を捨て、アクリルタワシやスポンジで丁寧に焦げを落とし切りましょう

それでも取れない場合は、大さじ1杯程度の「クエン酸」を入れてもう一度沸騰させてください。焦げを取ったあとはクレンザーや食器用洗剤をつけてよく洗い落としておきましょう。熱湯を扱うため、くれぐれもヤケドには注意してください。

「今まで頑張って焦げを落としていたのは何だったんだ……」と、驚くほど簡単に取れるので、是非試してみてくださいね。

3.アルミ製の焦げvsお酢

アルミ製のフライパンについた焦げを落とすためには「お酢」を使いましょう。近年、お掃除にも効果的だと言われているお酢のパワーは鍋の焦げ付きにも有効です。

焦げの正体は、加熱によりタンパク質と糖質が結びついて起こる化学反応。お酢に含まれる酢酸にはタンパク質を分解する効果があるので、焦げを分解してくれるのです。

手順としては以下の通りです。
1. 台所用洗剤にお酢を少し混ぜる
2. その洗剤をフライパンに入れ、焦げた箇所を浸らせておく
3. フライパンを火にかけて、熱くなったら火を止める
4. 冷めるまで放置し、フライパンに入れた洗剤を捨てる
5. その後、フライパンを天日干しにしておく
6. 天日干しにしたフライパンの焦げた箇所を布で軽く擦ると、ポロポロと焦げが取れます。

もし、焦げがしつこくて取れない場合は水とお酢を2:1の割合で鍋に入れ、ひと煮立ちさせるとさらに落ちやすくなります。

4.鉄製の焦げvs塩

鉄製のフライパンについた焦げを落とすためには「塩」を使いましょう。食塩の成分である塩化ナトリウムが焦げに含まれる脂肪酸を分解してくれるのです。

擦りすぎは厳禁ですが、粒子の粗い塩は研磨剤としての役割も果たすため、塩を焦げた箇所にまいて擦ることで簡単に落とすことができます。

手順としては以下の通りです。
1. 鉄製フライパンを乾かしておき、焦げの箇所に塩を一掴みかける
2. フライパンを火にかけ、焦げの箇所を加熱させる
3. 熱くなったら、少し濡らした綿タオルやキッチンペーパーで焦げを擦る
4. 焦げが落ちたら火を止め、フライパン全体を洗い流す
これだけで簡単に焦げを落とすことができます。

フライパンはかなり熱くなっているので、擦る際には十分気を付けてください。ポイントとしては擦る布やキッチンペーパーを軽く湿らせておくことです。その際、落としたあとのアフターケアを忘れないようにしてください。焦げを落としたあと、すぐに使わない場合は、キレイに洗って水気を取っておきましょう。

また、キッチンペーパーなどにサラダ油をつけ、油でコーティングしておくと今後の焦げを予防することもできます。フライパンに1/3程度の油を入れて、弱火で5分程度温めて油ならししておくとなおよしです。

5.テフロン素材の焦げvs沸騰させた水

傷つきやすいデリケートなテフロン素材は最も取扱いが厳しい材質です。金属タワシなどで強く擦ってしまうとテフロンが剥がれてしまい、焦げが付きやすく、サビの原因になってしまいます。これまで紹介した焦げの落とし方をそのままテフロン素材に試すのは厳禁です。

そんなテフロン素材の焦げには「沸騰した水」を使いましょう。もともとテフロン素材は汚れや焦げが付きにくい素材のため、無理に取ろうとするのではなく、水を沸騰させるだけで簡単に取ることができます。

手順としては以下の通りです。
1. テフロン素材のフライパンに焦げが浸るまで水を入れて中火にかける(強火は厳禁)
2. 沸騰してしばらく経ったら火を止めて一晩漬け置きする
3. 次の日にスポンジの柔らかい部分でなでるように擦ると焦げがポロポロ落ちます

この方法は洗剤のパワーや擦る力ではなく、テフロン素材が持つパワーを最大限に活かすため、フライパンにダメージを与えることなく、落とすことができます。

この方法でもし落ちない場合は、沸騰させる水に重曹や酢などを少量だけ入れ、沸騰させたあとに木ベラや箸などで軽く擦れば、焦げ付きを落とすことができるでしょう。フライパンにダメージを与えてしまうため、あまりオススメはできません。優しく行うようにしてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?どんなにガンコな焦げも的確に方法を選べば、力を使うこともなく、簡単に落とすことができます。

ここまでのコラムをまとめると…重要なポイントとしては以下の2つです。
1. 無理に擦らないこと(落ちないどころかフライパンのダメージの原因にも)
2. 素材によって洗剤を使い分ける(方法によってはフライパンのダメージの原因にも)

自分の使っている鍋やフライパンの材質を確認した上で、それに合った化学的な方法を選んで実行してみてください。フライパンの素材ごとのまとめは以下の通りです。

・ ステンレス製の焦げには「重曹」を加えた水を沸騰させ、箸や木ベラで落とす
・ アルミ製の焦げには「お酢」を混ぜた台所洗剤をかけて加熱し、天日干し後にふき取る
・ 鉄製の焦げには「塩」をかけ、加熱させながら濡れた布で擦る
・ テフロン素材の焦げには洗剤を使うのではなく、水を沸騰させたあとに一晩漬け置きし、柔らかいスポンジで擦る

材質によって全く違うアプローチで的確に焦げを落としながら、キッチン用具を長く愛用してみてくださいね。

コンテンツを違反報告する

このアイデアに付けられているキーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー