【2021年版】プロパンガス料金相場まとめー高いガス料金を地域・世帯人数でまとめて比較

プロパンガス(LPガス)料金、払いすぎていませんか?最大半額になる方も…!世帯人数・都道府県別のプロパンガス料金の平均額・相場から、ご自宅のプロパンガス料金が適正なのかチェックしてみましょう!

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 5014
  • 5
  • 0
  • いいね
  • クリップ

プロパンガスをご利用中の方の中には、毎月のプロパンガス料金の高さに悩まれている方も多いかもしれません。
プロパンガスは料金設定に縛りがない自由料金制のエネルギーなので、どのガス会社からプロパンガスの供給を受けるかで料金が大きく変わります。

本記事では、石油情報センターの情報を世帯人数・月別のプロパンガス料金を都道府県ごとにまとめています。

ご自身と同じ地域・同じ世帯人数のプロパンガス料金の平均を知り、ご自宅のプロパンガス料金が高いかどうか確認してみましょう。

プロパンガス料金は都市ガス料金の1.86倍

上記の表は、都市ガスの一ヶ月の標準的な料金と、同じだけガスを使った場合のプロパンガス料金を比較した表です。

都市ガスの料金は5,134円、プロパンガスの料金は9,589円となり、一ヶ月で4,455円プロパンガスは割高ということが分かります。
同じガスというエネルギーなのにも関わらず、プロパンガスは都市ガスの1.86倍の料金がかかっているのです。

さらに年間に換算すると、プロパンガスは都市ガスより53,460円も多くガス料金がかかることになります。

プロパンガスが高い原因はガス会社にある!

プロパンガスは水道や電気、都市ガスなどとは違い、公共料金には含まれません。
料金の設定について法律上の縛りがない、自由価格の商品になります。

そのため、プロパンガスの販売価格の設定はすべてプロパンガス会社に委ねられています。

このような背景から、売っているプロパンガスは全く同じでも購入先のガス会社によって販売価格が大きく異なるという現状が起こっているのです。

例えば、『Aというガス会社は従量単価300円、一方同じ地域のBというガス会社はA社の2倍以上高い700円の従量単価で同じガスを売っている』というような事例は珍しくありません。

プロパンガスの料金の不透明性

前述のような信じがたい価格格差の生まれた理由は、プロパンガスの料金の公開がこれまで義務ではなかったことにあります。

かつてのプロパンガス業界においては消費者に料金プランを提示することが一般的でなかったため、告知なしに値上げをしたり、同じ地域のガス会社同士で示し合わせて一律に高い料金設定を行ったり、ということが常態化していました。

この状態を問題視した経済産業省から、2017年に「LPガス販売指針」というプロパンガス販売におけるガイドラインが発表され、検針票へ料金を載せることが推奨されるようになりましたが、これも努力目標に過ぎません。

多くのガス会社は今でも料金を公開しておらず、また、公開していたとしても基本料金のみで、従量単価は消費者に知らされないことがほとんどです。

そのため、消費者はガス料金が以前より高いと感じても、ガスの使いすぎのせいなのかガス料金の値上げのせいなのか判断が難しいのです。

プロパンガス料金の平均から、自宅のガス料金が高いのかを判断できる

「プロパンガス料金が高いからガスの使用量を節約しよう」と考えられる方は多いですが、その前に一度プロパンガス料金の平均を確認してみましょう。

もしかすると、ご自宅のプロパンガス料金が高いのは使用量のせいではなく、料金プランのせいかもしれません。

【全国平均プロパンガス料金】

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

上記の表は、12ヶ月分のプロパンガス料金の全国平均です。
また、基本料金は1832円、従量単価は541円が平均の価格です。

プロパンガスは地域ごとに大きく料金が異なりますが、上記の金額よりもプロパンガス料金が高い場合・同じくらいの場合には料金プランの見直しを検討するのがおすすめです。

以下では都道府県別・世帯人数別の月々の平均プロパンガス料金を確認することができます。

プロパンガスの請求額の計算方法

ご自宅に届いた検針票に料金プランが掲載されている場合には、各都道府県の平均の基本料金・従量単価と比較することで、ご自宅のプロパンガス料金と平均のプロパンガス料金の差額を正確に計算する事が可能です。

プロパンガスの請求額を決める三要素

プロパンガスの料金形態(5種類)

【料金パターン1】二部料金制
基本料金と従量料金の合計金額で算出される料金制度です。

ガス料金の算出方法として一番多く採用されている方法で、基本料金と従量料金の二つの料金を掛け合わせた合計金額から算出します。

【料金パターン1】二部料金制
基本料金と従量料金の合計金額で算出される料金制度です。

ガス料金の算出方法として一番多く採用されている方法で、基本料金と従量料金の二つの料金を掛け合わせた合計金額から算出します。

計算方法:
{ 基本料金 +( 従量単価 × 使用量㎥ )}×消費税率=ガス料金
【料金パターン2】三部料金制
三部料金制とは、
基本料金と従量料金の他に集中監視システム利用料・貸付設備使用料などの項目として設けている料金制度のことを言います。

計算方法:
{ 基本料金 +( 従量単価 × 使用量㎥ )+設備使用料}×消費税率=ガス料金
【料金パターン3】最低責任使用料金制
ある一定の使用量(最低責任使用量)まで一定額の最低責任使用料金を決めた上で、
それを上回る使用量になった場合は、使用料に従って従量料金を加算していく料金制度です。

【料金パターン4】スライド制
二部料金制をアレンジした料金体系です。
基本料金と従量料金の二部制まで同じですが、従量料金の単価が都市ガスの料金単価のように使用量に応じて、スライド式に異なる幾つかの価格帯に分かれていきます。

例)1~3㎥…500円 3~5㎥…450円 5~10㎥…400円 10㎥~…380円
【料金パターン5】原料費調整制度
従量料金が原料費(石油価格などを指標に算出する数値)に連動して毎月変動する料金制度です。

計算方法:
{基本料金 +( 従量単価(原料費によって変動) × 使用量㎥ )}×消費税率=ガス料金

どういう料金制度を採用しているガス会社がいいの?

一般の家庭でプロパンガスを使用する場合にチェックすべきポイントは以下の2つです。

続いて、各都道府県ごとの月別平均プロパンガス料金を解説します。

関東地方のプロパンガス料金の月別平均金額

関東地方のプロパンガス平均基本料金は1715円、
従量単価は483円です。

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

関東地方はほぼどの県でもガス料金は同じくらいですが、千葉・群馬・栃木の従量単価は他の地域よりもやや高めです。

神奈川県や東京都は交通便が発達しており、他県よりも輸送費を抑えることができることができるので、ガス料金は全国平均よりも安くなっています。

北海道・東北地方のプロパンガス料金の月別平均金額

北海道・東北地方のプロパンガス平均基本料金は1824円、
従量単価は621円です。

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

北海道・東北地方の平均基本料金は全国の平均相場より高くなっています。
特に北海道は、輸送費がかさむことから47都道府県の中で最も相場が高いです。

中部地方のプロパンガス料金の月別平均金額

中部地方のプロパンガス平均基本料金は1843円、
従量単価は536円です。

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

中部地方は豪雪地帯を含むため、全国平均よりもガスの使用量が多く、全体として従量料金の相場が高めです。

基本料金については、新潟・富山が突出して高くなっています。
特に富山県は、全国の中でも4つしかない基本料金2,000円越えの地域で、非常に高い価格設定です。

近畿地方のプロパンガス料金の月別平均金額

近畿地方のプロパンガス平均基本料金は1850円、
従量単価は504円です。

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

近畿地方は全体として全国平均に近く、特別高い地域や安い県はありません。

ただ、兵庫県は基本料金が1,900円台と若干高めで、背景には県内の有力会社を中心とした談合の風潮にあると考えられます。

中国・四国地方のプロパンガス料金の月別平均金額

中国・四国地方のプロパンガス平均基本料金は1897円、
従量単価は544円です。

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

中国・四国地方は全国のなかでも、プロパンガス会社間の競争が少ない地域で、全体的に高めな価格設定となっています。

特に山口県・島根県は、全国の中でも4県しかない2,000円超えの地域で、企業間競争の少なさに加え、過疎化の影響も受けていると考えられます。

九州地方のプロパンガス料金の月別平均金額

九州地方のプロパンガス平均基本料金は1777円、
従量単価は547円です。

※単位(円)
※料金は税抜きのもの

九州・沖縄地方のガス料金の平均は全国平均と比べると比較的安めですが、県同士の料金にかなりの開きがあるのが特徴です。

1番高い福岡県と1番安い鹿児島県では、基本料金に300円以上の差があります。
これは、福岡県に権力を持つ会社が存在し、企業間の談合が起こっていることが原因として考えられます。

プロパンガス料金の下げ方

以下の項目では、プロパンガス料金が相場よりも高い場合に取るべき対策を解説します。

プロパンガスを安くするなら、「ガス会社の切り替え」が確実

今よりもプロパンガスの料金を安くしたい場合、一番簡単で確実な方法は「プロパンガス会社を切り替えること」です。

先述の通りプロパンガス料金は自由価格のため、相場から大きく離れた金額でプロパンガスを売っている悪徳業者も存在します。
そういった業者さんに直接値下げをお願いした場合、一度は値下げに成功しても、ほとぼりが冷めた頃にまた値上げが始まるのが実情です。

せっかく手間をかけて料金を安くしてもいずれは以前の金額に戻ってしまうのであれば意味がありません。

そうような理由から、enepiでは値下げ交渉ではなく別のガス会社さんへの切り替えをおすすめしています。

ガス会社を変えるための手順は?

プロパンガスの切り替えにかかる時間はわずか30分、費用は一切かかりません。

気が重くやりづらい以前のガス会社への解約連絡も、自分ではなく新しいガス会社が代行してくれます。

今よりお得なガス会社を見つけ、そのガス会社に「プロパンガスを切り替えたい」と連絡をするだけで、あとはほぼすべて新しいガス会社が手続きをしてくれるため、やることは切り替え後のガスの開栓作業への立ち会いのみです。

これも、一般的には30分かからずに終わります。

ガス会社を自力で探し出すのは困難

ガス会社を切り替える手順において、最も困難なのはガス会社を選ぶことです。

現在、プロパンガスの事業者は全国に約20,000社存在しています。
その莫大な数の事業者の中から、「今より料金がお得で、不当な値上げをしないと約束してくれて、ガスの安全管理がしっかりしていて、自分の住んでいる地域でも供給している、完璧なガス会社」を自力で探すのは大変難しいです。

特に、優良なプロパンガス会社でもHPでは料金公開をしていないところも多いので、料金プランを集めるのに時間がかかります。
仮に今より安い金額のガス会社が見つかったとしても、値上げをしないとは限りません。

事実、HPにあえて相場より安いガス料金を提示し、それを見て契約した消費者に対して値上げを繰り返すガス会社も存在します。

知識のない人がプロパンガス会社を独自で探すと、時間がかかる上に最終的に今よりも損する可能性すらあるのです。

enepiなら簡単・安心にガス会社切り替えられる

そんな方におすすめなのが、プロパンガス料金比較サービス「enepi」です。

enepiは、日本唯一の「WEB上で複数のプロパンガス会社の料金プランを比較できるサービス」です。
郵便番号と直近の検針票の内容を入力すれば、ご自宅へガスを供給できるガス会社の料金プランをWEB上で確認することができます。
料金プランを出している会社はいずれもプロパンガス業界では大手の会社のみのほか、不当な値上げは一切行わないという契約で料金の提示をしています。

enepiの利用は完全無料のため、ガス会社を切り替えたい方はぜひ一度各社の料金プランを確認してみてください。

もちろん、問い合わせたからといって必ずガス会社を切り替えなければいけないということではありません。
さまざまな理由からガス会社を切り替えることを断念されることもあるかと思います。

けれど、まずは一度ご自宅のガス料金を安くできる可能性があるかどうか確認をしてみることをおすすめします。

ガスの切り替えは簡単ですが、節約効果は大きいです。
enepiをご利用された方の中には、年間で10万円以上の節約に成功した方もいらっしゃいます。

無理な節約でライフスタイルを変えることなく月々1万円近く自由に使えるお金が増える可能性があるなら、試してみないともったいないですよね。

是非一度、enepiでプロパンガス料金をいくら節約できるか確認してみてください。

  • 5014
  • 5
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

プロパンガス(LPガス)の乗り換え・切り替えでガス代をおトクにするなら料金比較サービス「enepi(エネピ)」!厳選したガス会社のご紹介から切り替え完了まですべ…

enepi -エネピ-さんの他のアイデア

生活の知恵のデイリーランキング

おすすめのアイデア