残り湯で洗濯するなら…?残り湯を活用して水道代を節約しよう【残り湯洗濯・後編】

残り湯を使った洗濯は節約になる一方で、衛生面が気になってしまうということがデメリットとなっています。そこで、残り湯を使った上手な洗濯方法に迫ります。あわせてその他の活用方法も紹介しますので、これまで残り湯を捨てていた方は、ぜひ明日からの節水に役立ててください。

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前編では、残り湯洗濯をする方・しない方、それぞれの意見をご紹介しました。

後編では、残り湯を使用する際に気をつけていることや、雑菌やニオイへの対策について見ていきましょう。また、洗濯以外の残り湯の使い道についてもご紹介していますので、洗濯に使用するのは抵抗があるという方も参考にしてみてください!

■目次
1. 残り湯は「洗い」のみ。「すすぎ」は水道水で!
2. 残り湯を清潔に使うには?
3. 洗濯だけじゃない!残り湯の意外な使い道
まとめ

1. 残り湯は「洗い」のみ。「すすぎ」は水道水で!

残り湯で洗濯をするときに気をつけるべきことを主婦の皆さんに聞いたところ、ほとんどの人が「すすぎは水道水」ということを徹底していることがわかりました。

■「最後のすすぎは必ず水道水にしています。そうじゃないと、せっかく洗剤で綺麗に洗ったのに、また汚れが付着しそうだからです」(30代・主婦)

■「風呂の残り湯には雑菌がたくさんいると聞いたので、すすぎは必ず水道水を使うことにしています」(40代・主婦)

■「洗濯機の取扱説明書にもそう書かれているし、水道水で仕上げないと洗濯物にニオイがつきそうだから」(40代・主婦)

毎日お湯を変えたり、体を洗ってから湯船に浸かったりと、お湯を清潔に保つ心がけをしていても、家族全員が入浴したあとのお湯に雑菌が発生してしまうのは避けられません。

しかし残り湯で洗濯をしても、最後に水道水ですすぎを行うことで、雑菌は問題とならない衛生状態にすることが可能です。晴れた日は屋外に洗濯物を干せば、さらに殺菌の効果も得られます。

2. 残り湯を清潔に使うには?

残り湯を少しでも清潔な状態で洗濯に使用するために、こんな工夫もしてみましょう。

【夜のうちに洗濯】

■「残り湯を使う場合は、お湯が温かいうちに使ってしまった方がいいように思います。その方が雑菌や臭いの心配が軽減されると思います」(40代・主婦)

特に夏場などの雑菌が増殖しやすい時期には、一晩経っただけで雑菌が増えてしまいます。なるべく時間を置かずに洗濯を済ませてしてしまうことも大切です。

【風呂水洗浄剤を使用】

■「風呂水用の洗浄剤を入れてから寝て、翌朝に残り湯を使って洗うと清潔に洗えます」(40代・個人事業主)

入浴後すぐに洗濯をするのではなく、翌朝に洗濯をするという場合には、入浴後に風呂水洗浄剤を入れておくことで雑菌の増殖を抑えることができます。

それでも雑菌やニオイなどが気になるという場合には、洗濯洗剤と合わせて酵素系漂白剤を使用することおすすめします。雑菌やニオイなどを除去することができるため、特に梅雨など洗濯物が乾きづらく、生乾き臭が気になる時期は効果的です。

風呂水用の洗浄剤は通販でも購入することができます。

3. 洗濯だけじゃない!残り湯の意外な使い道

残り湯の使い道として、かなり多くの方が挙げているのはもちろん定番の洗濯。しかし、節約になるとはいえ入浴後のお湯で洗濯をするには抵抗がある。でもそのまま捨ててしまうのはもったいない……という方に、洗濯以外の残り湯活用法をご紹介します。

【掃除】

■「お風呂を洗うのに使います。時々、お風呂の椅子などを漂白するのにも使います」(40代・主婦)
■「風呂場の掃除に使っています。カビなどの汚れを落とすのに結構な量の水を使うので」(40代・主婦)

■「ベランダが広いのですが、すぐ排ガスの汚れが目立つので高圧洗浄機を使った掃除の際に使っています」(40代・個人事業主)

お風呂場やお風呂道具などの掃除に使用するという声が多数ありました。お風呂場のカビやベランダなどのしつこい汚れの掃除には、たくさんの水が必要になります。綺麗な水道水を使う必要はない場面で残り湯を使用することで、大幅に節水することができるのです。

【植物の水やり】

■「風呂の残り湯は汚れや菌などが気になるので、掃除するときや植物の水やりで使用し、節水を心がけている」(30代・主婦)

■「湯が冷めた状態で植物の水やりに使用している。これなら湯が汚れていても何の問題もないから」(30代・主婦)

意外にも多かったのが、植物の水やりに使用するという意見。ただし、入浴剤を使用した残り湯は化学成分が植物の成長に影響する場合もあるため、入浴剤を使用した日は素直に捨ててしまったほうが無難です。

【トイレ用】

■「トイレは意外とたくさんの水が流れるので、残り湯を使うとかなり経済的になると思います。少し面倒ですが、ただ捨ててしまうよりはずっといいと思います」(40代・主婦)

■「トイレの水を節約するために、バケツで汲んでトイレに流したりしています」(40代・主婦)

残り湯をトイレ用の水として使用する際には、直接便器内に流し入れる方法と、タンクの中に残り湯を入れる方法があります。

タンクの脇にある止水栓を閉めると、水道管からタンクへの給水が止まります。そこで残り湯を入れておけば、水道からの水を使用せずに残り湯で流すことができます。しかしこの方法は正式なトイレの使用方法ではないので、少々注意が必要となります。

まとめ

洗濯に残り湯を利用する一番のメリットは、水道代の節約や節水。湯船に溜めたお湯をうまく利用することができれば、毎日の洗濯もかなり節約することができます。

また、残り湯洗濯は雑菌など衛生面の心配がつきものですが、最後に水道水を使用してすすぎを行うことで、ほとんどの雑菌は問題ないレベルまで洗い流すことができます。

それでも不安が残る場合には、衣類などの洗濯は避けて靴やマット類の洗濯に使用するなど、洗濯するものの種類を限定してみるものおすすめ。

洗濯の他にも掃除やトイレの流水など、残り湯の使い道は様々なので、ぜひうまく活用して水道代の節約・節水に役立ててみてください!


アンケート実施期間:2017年6月2〜3日
対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の方
アンケート総数:50

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