虫除けやヘアスプレーって何が入ってるか知ってる⁉上手に使えば自分の味方♡エアゾールスプレーの安心な使い方を知ろう!

普段、何気なく使っているエアゾールスプレー。殺虫剤にヘアスプレー、制汗剤……など、危険が潜んでいることをご存知ですか? 仮に知っていたとしても、具体的にどう気をつければいいのか、あやふやな知識しかない方も多いのではないでしょうか? 今回は、知っているようで実は知らない正しいエアゾールスプレーの使い方と、最新のエアゾールスプレーについてご紹介します♪ これを読めば、エアゾールスプレーを使うのも怖くないはず!

ハネウェルジャパン
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便利でこれから使う機会も増えるエアゾールスプレーって、ほとんどが取り扱い注意なの知ってた?

いよいよ夏本番! アウトドアで遊ぶのが楽しくなる季節ですよね。海や山に出かけたり、青空の下で思いっきりスポーツを楽しんだり。そんな季節に使用する機会が多いのが“エアゾールスプレー”。エアゾールスプレーとは、「内容物を噴出させる噴射剤としてガスを使用したスプレーの総称」なのですが、このエアゾールスプレーの安全性について少し不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

例えば、引火性の強い性質を持つガスが使われている場合、噴射したすぐ後に火気を使用することで、滞留していたガスに引火し火事被害となってしまったり、使いかけで放置していたスプレー缶にガスが残っていて引火してしまったり、虫除けスプレーなどを誤って顔などに噴射して吸引事故を引き起こしてしまったり……。

もちろん、正しい使い方をしていればこのような事故には至らないのですが、とはいえ、ちょっとしたアクシデントでそういった事態になるかもしれません。

エアゾールスプレーにおける事故はどんなものが多い?

報告されているエアゾールスプレーの事故の中で最も多いのが、火災事故。火気に直接スプレーを噴射すると引火する、という知識は昔に比べると一般的になっています。中でも意外に多いといわれているのが、前述した滞留ガスへの引火。風通しの悪い場所でスプレーを使用すると、噴射剤に含まれるガスが散乱せず滞留してしまう場合も多いのです。たとえば、冷却スプレーを体に吹きかけた後に、タバコに火をつけるなど。「もう大丈夫かな?」と思って火気を使ってしまい事故に至るという、火気への直接的な噴霧ではない状況での引火も多く報告されています。

エアゾールスプレーを使うときに気になるのは、火事だけではありません。肌に直接使用するタイプの場合、特にお子さんなどがいるご家庭は、健康への影響も気になるところです。

エアゾールスプレーについて、みんなどう考えているんだろう?

エアゾールスプレーによる事故で、どのようなケースを不安に感じ、懸念しているのか? 国内に住む20〜59歳の男女、計800名の消費者を対象にした、エアゾールスプレー製品に対する安全性への認識と利用状況についてのアンケート結果があります。

Q. エアゾールスプレーを購入する際に、下記のうちどのような要素が重要ですか? または重要だと思いますか? 

Q. エアゾールスプレーについて、下記の安全に関する問題を聞いたことや経験したことがありますか?

【調査概要(グラフ)】
出典:エアゾールスプレー利用者が最も気にするのは、スプレーが引き起こす火事
調査期間:2016年12月28日(水)~2017年1月5日(木)
調査方法:インターネット調査(実査委託先:楽天リサーチ)
調査対象:全国 20~59歳男女
有効回答数:800名(20代~50代/男性・女性 各100名)

やはり、エアゾールスプレーの安全性に対する意識が高いのが伺えます。火事の懸念を抱いている方が60%以上と多いのに加えて、毒性や中毒性があるのではないかという心配や、最近話題になっているVOC(※1)による健康への悪影響なども重要な問題と捉えられているようです。

では実際に、エアゾールスプレーにはどんな種類があって、利用する際にどんなことに注意すればいいのかなど、正しい使い方をご紹介します。

※1:健康被害を引き起こす可能性があると考えられている揮発性有機化合物(常温常圧で大気中に容易に蒸発し、発散する有機化学物質)の総称。

エアゾールスプレーの安全性のポイントは、噴射剤にあり!

エアゾールスプレーの安全性のポイント。それは先ほど挙げた事故の原因にもなっている噴射剤に使われているガスなのです。ハネウェルジャパンのアドバンスド・マテリアル事業部部門長の瀧瀬勝之氏は、

「スプレー缶の内容物を放出するためには噴射剤が必要ですが、日本で販売されている多くのエアゾールスプレー製品には、LPGやDME(※2)などの可燃性の噴射剤が使われています。そのため、不適切に保管したり使用したりしてしまった結果、エアゾールスプレーによる火事が生じています。過半数の回答者は『月に4~5回以上』と頻繁にエアゾールスプレーを利用しており、だからこそエアゾールスプレーの購入にあたって安全性が最も重要なポイントだと考えるのでしょう」

と、今回の調査結果を分析しています。

ここまでの話を聞くと、エアゾールスプレーって怖い、と思う方も多いかもしれません。でも、もちろん正しい使い方をすれば安全に取り扱うことができるんです♪

※2-1:LPG(LPガス)=プロパンガスなどで構成される可燃性ガス。
※2-2:DME(ジメチルエーテル)=メチルアルコールを硫酸と共に熱してできる可燃性ガス。

●スプレーを噴射する向きや周りの環境に気をつける。
●室内で使用する場合は、よく換気する。
●スプレー噴射直後には、火気を近づけない。
●自動車内や直射日光の当たる場所、ガスコンロなどの加熱源の近くには放置しない。
●ガス抜きキャップを使用する等して噴射剤を含め中身を使い切り、各自治体の廃棄方法を守る。
●ガス抜きを行う際には必ず屋外で行い、自己廃棄時には火気に注意する。

エアゾールスプレーを使用する際にはこれらの注意事項に気をつけて、安全に使用していきましょう。

とはいえ、家族に小さなお子さんや高齢の方がいらっしゃる場合、なかなかそこまで目が届きにくいのも事実。もっと安心して家庭で使用できるエアゾールスプレーはないものなのでしょうか……?

現時点で最高レベルの安全性を持つ噴射剤——「ソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))」とは?

それが、ソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))を使用しているスプレーなのです。HFO-1234ze(E)は世界的な大企業・ハネウェル社が開発し、国際機関や欧米の政府機関などが非引火性液化ガスと分類している“燃えにくいガス”。国内では、HFO-1234ze(E)が登場したため、「特定不活性ガス」という、燃えにくく、環境性の高いガスの分類が新たに設けられ、噴射剤の中ではHFO-1234ze(E)だけが該当ガスとして登録されています。

自動発火温度(外部の着火源が存在しない状態で物質が自己発火する最小限の温度)は、368℃で高温なことから、発火しづらいという結果が得られています。さらに、燃焼が生じる確率と燃焼による被害の比較においても、LPGなど他の噴射剤のガスと比べて着火しにくく、仮に燃えても被害はとても少ないことがわかっています。HFO-1234ze(E)は非常に安定性が高く、燃えにくい噴射剤であることがわかりますね。(※3)

またHFO-1234ze(E)は、低毒性であることも特徴のひとつとなっています。人間の皮膚に対してもアレルギー反応を誘発する刺激物ではないことも明らかになっています。加えて温暖化への影響がほかの噴射剤と比べてきわめて小さく、環境にも優しいノンフロンであることも、消費者にはありがたいポイントですよね。(※3)

※3:出典『ハネウェルジャパン ソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))製品資料』

ソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))があれば、今までより安心してエアゾールスプレーが使える♪

このソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))はまだまだシェアは少ないものの、国内では殺虫剤や冷却スプレー、ダストブロワー等に使われており、海外ではヘアスプレー、日焼け止め、パーティー用グッズなど一般向けの製品の他に、より安全性が必要な航空機内で使用する殺虫剤や精密機器用の清掃・冷却スプレーなどにも採用されているそうです。つまり、それだけ安全性が高いというわけなのです。

ソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))は燃焼性が著しく低いガスであることから、現状では燃焼性や毒性に関する安全性と、高い環境性を合わせ持つ唯一の噴射剤として認められています。もちろん、ほかにどのような内容物がはいっているかによりますが、コレを選んでおけば、燃えやすい噴射剤を使ったエアゾールスプレーより、安全に使えるのです。(※4)

今まで取り扱いに注意が必要だったエアゾールスプレーですが、このソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))の登場により、もっと安全に、安心して使用できるものとして認知されていくのではないでしょうか。

※4:出典『ハネウェルジャパン ソルスティス噴射剤(HFO-1234ze(E))製品資料』

□取材協力
ハネウェルジャパン株式会社 https://www.honeywell-lgwp.com/jp/

Text:藤川経雄
Illust:ココロデザイン

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