りんごを塩水につければ変色知らず!その理由や他のやり方もご紹介

りんごは、カットしてしばらくすると変色してきてしまいます。劣化の速度が速いことで知られていますが、塩水に浸しておくと長持ちするといわれています。りんごを塩水に浸しておくと劣化が遅くなるこ...

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りんごを塩水につけると変色防止になるのはなんで?

今回は、果物のりんごを塩水につけることで変色を防ぐことができることについての解説となります。中身をむき出しでそのまま放置していると、傷んで変色してきてしまいます。これを防ぐために、昔から塩水を用いてきた家庭も多いのではないでしょうか。

りんごを塩水につけて変色を防ぐことについて、まずりんごの傷みが早い理由、原因から紹介をします。変色が起こるのにはれっきとした理由があるのでしっかり理解しましょう。

また塩水が定番の対策ではありますが、色が変わってしまうのを回避する、他のおすすめの方法を紹介します。傷みの防止効果を十分に発揮する食材や材料は他にもありますので、りんごを長く美味しく保つために、塩水使用を含めた防止対策をぜひ身に付けてください。

りんごの変色は3つの物質が原因

まずは傷みやすいメカニズムについて紹介をします。塩水につけてりんごの変色を防止する方法は一般的に利用されている方法ですが、中には塩水のしょっぱさが気になる、味を変えたくないと考える方も多いのではないでしょうか。

りんごが傷むメカニズムを知ることで、塩水以外の防止対策がどのような効果を発揮するのか、理屈として理解できるのは理想的です。そのうえで、自分の好みに合ったおすすめの防止対策を取り、急激な変質を抑えることができるのであれば、理想的な対応といえます。

りんごが変色するメカニズム・要因を紹介するので、塩水利用の効果を含め効率の良い対策を取りましょう。良い品質のまま、おいしいりんごを長く美味しく楽しみましょう。

ポリフェノール・酵素・酸素

切ってからすぐに茶色く変色していく要因は、主に次の3つの物質が合わさることによります。それは、ポリフェノールと酵素、酸素の3要素となります。ポリフェノールは、りんごだけでなく植物全般的に含まれている物質で、5000以上もの種類があるとされています。

中でもりんごに影響を与えるのがエピカテキンやクロロゲン酸といわれています。りんごに含まれる酵素は、オキシダーゼという酸化酵素になります。オキシダーゼは、空気中の酸素とポリフェノールを結び付ける作用があるとされています。

酵素の効果でりんごの傷みが早くなることが分かっています。逆にいえば、1つだけでも断ち切ることができれば、変色を防ぐ効果は大きいです。3要素のつながりを断つことが重要となります。

塩水の膜がりんごの酵素と酸素の結びつきを防ぐ

切った後のりんごを塩水につけておくと傷みを防止して長持ちさせることができるのは、塩水がりんごの表面に膜を作り、酵素と酸素が結合することを防ぐ作用をみせるためです。塩水から出しても傷みを防ぐ効果が継続するのも膜が影響しています。りんごの保存効果を高める手法です。

対策を成功させるためには、前述の3つの要素のいずれかが欠けることが必要です。塩水を使うと酵素と酸素の結びつきをカットする効果があるとされており、効率的な対策がとれます。

したがって、塩水に限らず、3つの要素の分断ができるものであれば、効力を発揮するということになります。変色防止には砂糖やレモンなどを利用する方も多いです。自分に合ったおすすめのりんご保護対策を講じておいしさを持続させましょう。

塩水でりんごの変色を防ぐ正しいやり方

Photo by 24987280@N00

ここからは、塩水を使ってりんごの変色を防止する正しい方法について紹介をします。切ったあとのりんごを保存するときには塩水につけるという手法が、昔から本では用いられてきましたが、本当に正しい塩水の使い方はどんなものか、知らない方も多いのではないでしょうか。

すなわち、塩水に入れる塩分は、水の量に対してどれくらいが適切なのか、しっかりと水の中に浸すのが良いのか、など意外に不明瞭な部分も多いのではないでしょうか。

塩水の塩分を多くしすぎると、せっかくのおいしい味わいが変わってしまう恐れもあります。正しい塩水の使い方をマスターして、正しく利用しましょう。りんごのおいしさを損なわず、なおかつ傷みを最大限防ぐことができる塩水の使い方を身に着けて活用しましょう。

400ccの水に1gほどの塩を入れ塩水を作る

りんごの変色を防ぐための正しい塩水の作り方は、水400ccに対して約1gの塩を入れるのがおすすめです。少なめの塩で済むので、入れすぎには注意しましょう。塩水で味付けをするというわけではなく、あくまでりんごの表面に保護効力を作ることが目的になります。

また、できるだけ全体を塩水につけてしまう方が効果が高くなります。水面から出てしまって空気に触れてしまっている部分から変色が進んでしまうので、注意する必要があります。したがって、少し大きめの容器を使って適量の塩水を作った方が保存効果は高いです。

塩は普段から利用している日常的な材料です。気軽に対策が取れるので、昔から広く用いられている方法として親しまれています。

塩水以外にりんごの変色を防ぐおすすめの方法は?

ここまで、塩水を使ったりんごの変色防止のおすすめのやり方を紹介しました。しかし、塩水以外にもりんごを保護する効果的な方法があります。塩水を使うのは、昔からの定番で親しまれている方法ではありますが、塩分の味が気になるなど、好みがわかれるところです。

塩水以外のりんごの保存方法をたくさん知って、自分に合ったおすすめの方法を見つけて利用するのが理想的です。ポリフェノールと酵素、酸素の結びつきをカットすればしっかりと傷み防止効果が得られるので、ぜひ塩水以外の方法についても挑戦してみてください。

今回紹介する対策は、一般的な一例にすぎません。他にも効果的な対策や手段がありえます。自分の好みや購入しやすい食材が何か、などを考慮して様々に試してみてください。

ハチミツを入れた水に浸す

塩水以外のりんごの傷み防止方法の1つ目は、ハチミツを入れた水にりんごを浸す方法です。ハチミツ大さじ2杯をカップ1杯の水に入れて作った液体にりんごを浸します。甘い味わいがりんごに染み込むので、少し甘めの味わいを好む方におすすめの保存方法といえます。

水に対するハチミツの割合は、自分の好みで適切な量を見つけるのも楽しいです。長期間りんごの皮をむいたまま保存しておく場合は多めにハチミツを入れるなど、臨機応変に活用するのもおすすめです。自分に合ったおすすめの方法を見つけてみてください。

塩水だと味の変化が気になる方も多いです。反面、ハチミツなら塩水ほど気にならないという意見もあります。塩水が苦手な方は様々な方法を試してみてください。

砂糖水に浸ける

塩水以外のりんごの傷み防止方法の2つ目は、砂糖水に漬ける方法です。砂糖は、塩に並び常に台所にある定番の調味料なので、使いやすいです。砂糖の分量は、1カップの水に対し砂糖が大さじ1杯程度が適切であるとされています。砂糖もハチミツと同じような効果があります。

砂糖を使うと、ほんのりと優しい甘みをりんごに与えてくれるので、砂糖をりんごの保存用の素材に利用する方も多くなっています。砂糖は入れすぎるとせっかくのりんごのさっぱりとした味わいが甘くなりすぎてしまうので、分量には注意するようにしましょう。

りんごと砂糖は、調理の面では非常に相性が良いです。塩水のしょっぱさが苦手な方にも向いています。塩水が苦手だと感じる方はぜひチャレンジしてみてください。

レモン水に浸ける

塩水以外のりんごの傷み防止方法の3つ目は、レモンを用いる方法です。レモンといえば、酸っぱい果物の定番として知られています。1カップの水に対して大さじ1杯分程度のレモン果汁を入れることで、ダメージを最大限に抑えられます。

レモンの酸っぱさが好きな方にはおすすめできる方法です。レモンそのものを絞るのが一般的ですが、近年はレモン果汁をボトルなどにして販売している食料品メーカーもあるので、便利です。効率よくレモン水を作りたいという方に向いています。

薄めて利用することで、レモンの酸っぱさもほとんど気にならなくなります。それでも十分に効果が発揮される分量を見つけて、効果的に利用していきましょう。

炭酸水に浸ける

Photo by 27983255@N00

塩を使う以外のりんごの傷み防止方法の4つ目は、炭酸水を用いる方法が挙げられます。炭酸水は様々な種類が販売されていて、味がほとんどない商品も多くなってきています。りんごを漬けることで味が変わってしまうのを最小限に抑えたい方には、無味の炭酸水の利用はおすすめです。

一般的な味付きの炭酸水でもりんごの傷みを防ぐ効果は十分にあります。また、近年では通常の水道水に炭酸を注入できる専用の器具も販売されているので、添加物などが気になる方におすすめできる方法です。塩水以外のおすすめ方法を様々試してみましょう。

果物は傷むのが早いですが、その中でもりんごには注意をしないといけません。様々な方法が開発されているので、自分のお好みで活用してみてください。

りんごの変色は塩水でなくても防げる!

Photo by 27983255@N00

以上、りんごの変色を防止する方法について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。りんごの保存といえば、昔から塩水が定番でしたが、ほかにも方法はあります。レモンや砂糖などは日常的に用意できる素材を活用できるので、便利で簡単に試すことができる方法といえます。

塩水以外の方法も試してみて、ぜひ自分に合った活用方法を見つけてみてください。味の好みや普段の食材の揃い具合にも左右されるところです。

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