玉ねぎを生でおいしく食べるためのコツをご紹介！辛くならない方法とは

玉ねぎに含まれる栄養と効果

今回は、玉ねぎを生でおいしく食べる方法などについて紹介をします。玉ねぎは、日本食だけでなくフレンチやイタリアン、中華料理などあらゆるジャンルの料理で使用されるオーソドックスな食材として普及しています。淡路島など、日本での生産も多い食材で、広く利用されています。

玉ねぎといえば、例えばカレーを作る際にはしっかり煮込んで辛味を取り、甘みを引き出して利用する方法が多いです。生のまま玉ねぎを食べると、辛味が強すぎて苦手だという方も少なくありません。しかし、レシピや取り合わせる調味料などによって生でもおいしい味わいが楽しめます。

まずは玉ねぎに含まれる豊富な栄養素と、食材としての健康効果を解説します。生で食べることでそのまま栄養を摂取し効果を最大限に得られます。

玉ねぎに含まれる栄養

まず、玉ねぎに含まれる栄養素についての紹介をします。玉ねぎは過熱することで甘みが出てきて食べやすくなりますが、栄養素をメインに考えるとできるだけ生の状態で食べる方が栄養価は高いです。玉ねぎに含まれる栄養素には、熱で壊れてしまうものが多いためです。

玉ねぎの生の時に感じられる辛味とツンとくる香りは、硫化リアルという成分によるものです。硫化リアルは、ビタミンB1の吸収を助けてくれて、体の疲れを取ってくれる作用があるとされています。また、血液をサラサラにしてくれる効果があるともいわれています。

玉ねぎをしっかりと生の状態で食べていると、動脈硬化の予防や高血圧の予防につなげることができます。生の辛味が苦手な方も、辛味を抑える食べ方を取り入れて、体調を整えてみましょう。

玉ねぎに期待できる効果は？

玉ねぎを生で食べることによる効果にはどんなものがあるでしょうか。先ほど紹介した疲労回復効果と血液をサラサラにする効果に加え、美容効果も期待されます。美容効果はケルセチンという栄養素が深く影響しています。抗酸化作用が非常に強い栄養素になります。

血中に存在する悪玉コレステロールを除去してくれる作用が期待できます。このため、体の不要物を効率よく排泄してくれて、肌のむくみやシミの発生を防いでくれる効果が考えられています。同時にダイエット効果もあるといわれることも多い、非常に高性能な食材です。

ただ、玉ねぎを生で食べるのは人によっては難しいことと、効果の表出の度合いも人によって異なりますので、十分に理解をしたうえで玉ねぎを生活に取り入れましょう。

生の玉ねぎは食べすぎに注意！

生の玉ねぎの栄養面の充実ぶりや、高い効果について紹介をしました。しかし大量に食べればいいというわけではなく、食べすぎるによるデメリットもあるので注意しましょう。

例えば、口臭や体臭がきつくなる点が挙げられます。玉ねぎに含まれる疲労回復効果のある栄養素は非常に香りがきついことが知られています。およそ16時間はにおいを発し続けるといわれており、口や体から嫌なにおいが出てきて継続してしまうというデメリットがあります。

また、胃腸の調子を悪くしてしまう可能性がある点も大きなデメリットです。生の玉ねぎが含む栄養素は悪玉コレステロールを除去してくれますが、同時に腸にいる善玉菌も壊してしまうことが知られています。そのため下痢や胃痛、吐き気などの原因となるケースが考えられます。

おすすめ！生の玉ねぎの辛味を抑えるコツ！

続いて、生の玉ねぎの辛味を抑えるおすすめの方法について紹介をします。過熱をすれば、生の玉ねぎの辛味はなくなりおいしい味わいになりますが、せっかくの栄養素が損なわれてしまうのはもったいないです。少しの工夫で栄養価の高いまま食べられるのでおすすめです。

生でおいしい玉ねぎを食べるおすすめの方法のうち、特にオーソドックスな対応方法について紹介をします。他にも対策はいくつかあるので、自分に合ったおすすめを見つけましょう。

栄養価をできるだけ損なわさせず、辛味を可能な限り除去できるというおすすめの方法になります。調理方法はほとんど変えず、少しの工夫だけで大きな違いが生まれます。生の玉ねぎの高い栄養価を最大限に取り入れるために、ぜひ挑戦してみてください。

生の玉ねぎの切り方を工夫する

生玉ねぎの辛味を抑える方法の代表例としては、切り方の工夫が挙げられます。玉ねぎの繊維に沿ってカットをすることで、臭いのもとである辛味の栄養素がどんどん揮発されていくようになります。切ってからそのまま数十分程度放置するだけで、生でも随分と食べやすくなります。

ただ、放置しすぎると栄養価が大きく損なわれていくので、バランスを考えるのがおすすめです。できるだけ生の栄養素を失わせないように、かつ食べやすい辛味になるように、ちょうどよいころ合いを見つけて利用できるようになるのが理想的ですので、お好みで調整してください。

生でも辛味の少ない玉ねぎもある！

実は、玉ねぎの種類の中には、生で食べても比較的辛味が少なく、食べやすくおいしい種類が存在します。生の玉ねぎを積極的に利用したい方は、辛味が少ないタイプの玉ねぎを選択してメニューに加えていくことをおすすめします。一般的に市販されているものなので普通に手に入ります。

例えば、レッドオニオンと呼ばれる赤玉ねぎが挙げられます。シャキシャキとしておりサラダなどで食べるのがおすすめです。また、新玉ねぎも比較的辛味が少ないタイプです。旬の時期になればなるほど辛味が減り、生でも比較的食べやすくなるので、利用してみてください。

おいしい！生の玉ねぎを使ったサラダのレシピ

ここから、生の玉ねぎを使ったおいしいサラダレシピについて紹介をします。生の玉ねぎを使ったサラダは、レストランなどでもよく提供されています。レストランだと上手に辛味が抑えられていますが、工夫次第で自宅で作るサラダにおいても生で食べやすくなります。

自宅でサラダをおいしい仕上がりにして楽しむためには、辛味が少ないタイプの玉ねぎを選択しましょう。通常の玉ねぎを使用していては、生で食べていると辛味がつらくなり、体調を崩してしまう危険もあります。レシピを考える際には、材料から注意することが重要です。

オニオンスライスサラダ

生玉ねぎのサラダレシピといえば、「オニオンスライスサラダ」が定番といえます。素材をしっかりと選べば、自宅でもとてもおいしいサラダを楽しむことができます。もちろん生玉ねぎの栄養素をしっかりと取り入れられるので、大きな健康効果も期待できるでしょう。

新玉ねぎ1個をスライスし、水に軽くさらした後にしっかりと水気を切ります。ボウルにドレッシングの材料をお好みで入れます。ゴマ油・醤油・酢などを混ぜた自家製を用意するのもおすすめです。生玉ねぎを器に乗せ、作ったドレッシングをかけて出来上がりです。

生玉ねぎとツナのサラダ

「生玉ねぎとツナのサラダ」もおすすめで人気のあるレシピです。こちらも新玉ねぎを使うとより一層おいしく食べられます。素材を間違えないように気を付けましょう。新玉ねぎとツナ缶、醤油と酢、砂糖とごま油、白ごまなどすべて自宅で揃えられる素材で作ることができます。

新玉ねぎを薄くスライスし、氷水に数分浸し水気を切ります。ボウルにツナ缶の中身を入れて、さらした玉ねぎをボウルに入れます。調味料をすべて加えて混ぜ合わせます。器に盛りつけて、お好みで刻みのりなどを乗せます。生玉ねぎもおいしく食べられるレシピです。

人気！生の玉ねぎ活用レシピ！

生の玉ねぎを使ったレシピは他にもあります。アイデア次第で様々なレシピに利用することができるので、ぜひ生玉ねぎを活かしたメニューに挑戦してみましょう。たとえば、トマトと玉ねぎのサラダは簡単でしかも栄養価も高く、おすすめのレシピとして広く利用されています。

生玉ねぎをみじん切りにして水でさらします。水を切った後、オリーブオイル・酢・砂糖・塩・こしょうとしっかりと和えます。そのあと、一口大に切ったトマトと合わせて混ぜ合わせ、完成です。保存容器に入れ、冷蔵庫で保存しておくと、味がしっかりと浸透して食べやすくなります。

玉ねぎを生でおいしく食べよう！

以上、生の玉ねぎの魅力やおすすめレシピを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。生玉ねぎは辛味が強くて食べづらいですが、素材の選び方や調理の仕方によって非常に食べやすくなり栄養価も満点なままで食べられます。

生玉ねぎを利用したレシピはたくさんありますので、自分の好みに合ったぴったりのメニューを取り入れて、健康でおいしい食事を楽しみましょう。