ダンゼン得する!インテリアオプションの使い方

マンションや建売住宅を購入した場合、キッチンキャビネットや収納家具、照明などのインテリアをオプションとして販売する会が「インテリアオプション会」です。
新居のインテリア購入なので、ウキウキしてお出かけする人が多いのですが、きちんと調べてから出かけないと、大損してしまうことが多いもの。

今回は、インテリアオプション会で購入すべきインテリアと、購入すべきではないインテリアについてお話ししたいと思います。

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皆さんは、「インテリアオプション販売会」というものをご存知でしょうか?

インテリアオプション会とは、マンションの売り主の関連会社による、インテリア販売会のことです。

“インテリア”という名前ですが、扱う商品はエアコンやカーテン、床材から壁紙、窓ガラスフィルムに照明など多岐に渡ります。

この販売会は、マンションや一戸建てを購入したあと、建物完成前に必ずと言っていいほど用意されています。

しかし、あれもこれもと頼んでしまうと大赤字になってしまうことがあるので、注意が必要です。

インテリアオプション販売会って?

工事が必要なものは、入居前に取り付けたほうが良い

インテリアオプション販売会において販売される商品は、主に次のようなものがあります。

ビルトインの食器洗浄機、窓ガラスの断熱・遮熱フィルム、食器棚・リビング収納などの造作家具
床やトイレ・クロスなどのコーティング、エコカラット、バルコニータイル
照明、エアコン、玄関鏡、表札など

インテリアオプション販売会は、基本的に全て定価で販売していますので、ホームセンターや専門店に依頼するよりは割高になります。

しかし、入居前に工事が行えるので次のようなメリットもあります。

・造作家具やビルトイン食器洗浄機の場合、他の家具の材質と合わせることができるため、統一感のあるコーディネートができる
・ピクチャーレールやエコカラット・玄関鏡など、工事が必要な場合、入居前の方が正確に工事ができ、入居後の工事によるストレスもない
・引渡し前の工事なので、傷や不具合があった場合、工事の補修またはやり直しを求めることができる

このように、少々割高にはなりますが、インテリアオプション販売会で工事を依頼した方が問題なく入居できます。

入居後の生活でストレスや時間的なコストを考えると、決して無駄な出費とも言えませんね。

小さな子どもがいる場合、汚れ防止に、床コーティングがおススメ!

また、小さなお子さんがいる家庭の場合は、特にリビングダイニング・キッチンの床のコーティングをお勧めしています。

子どもが小さいうちは、コップや食事、時にはおみそ汁などもテーブルや床にこぼすことがあります。
そうした場合に、床のコーティングが水分からフローリングを守ってくれます。

フローリングは水分に弱いので、基本的に水拭きなどオススメできませんが、コーティングをした床であればいつでも水拭き掃除もできます。

床のコーティングは、工事直後は化学物質が発生するので、最低でも入居1週間以上前に工事を済ませたほうがベターです。

入居後に工事のために家に人が出入りするのは、小さなお子さんがいる家庭にはストレスになる可能性もありますから、オプション販売会を利用するのは良いかもしれません。

入居後に自分で取付できるものは、オプション販売会で購入しなくてもOK

工事が要らないもの、工事が簡単なものについては、入居後にホームセンターや専門店に依頼する方法もあります。例えば壁のエコカラットの取り付けや、天井の照明器具の取り付け、カーテンやブラインドなどです。

ホームセンターや専門店は、インテリアオプション販売会で購入するより割安であることが多く、大変お得です。また、これらの工事は、DIYが得意であれば、ご自身でも施工ができますね。その場合は、さらにお得になります。

しかし、11階建て以上の高層マンションの場合は、下層階でも防炎加工のカーテンを取り付けなくてはいけない法律などもありますので、これらの法律を把握している専門業者にお願いしてください。

また、カーテンや表札などは、発注してから納期に時間がかかりますので、その間の不便さも多少ありますので、ご注意ください。



いかがでしたか?

住宅購入後、ストレスなく入居できる代わりに、多少の出費が痛い「インテリアオプション販売会」。
大切なのは、自分で購入できるもの・そうでないものを見極めることです。
予算とライフスタイルをしっかり考えて、失敗しないインテリアオプション販売会にしたいですね。

今回ご紹介しましたインテリアオプションのほか、住まいや部屋の模様替えについては
著書「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」(彩図社)に詳しくご紹介しております。

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