連載⑭ほぼ廃材で扉作り☆古材も100均リメイクシート&アクリル塗料で綺麗に♬…UR×LIMIA DIYリノベプロジェクト

築31年の賃貸マンションを舞台に繰り広げられるUR×LIMIA『DIYリノベプロジェクト』。ただスタイリッシュに変えていくだけではありません。住む人の住み心地にもこだわってDIYをするのが我々プロジェクトメンバーのモットー。痒いところにも手がとどく…、そう、孫の手のような存在を目指します。今回目をつけたのは、洗面所の入り口。この物件、洗面所がバスルームへとつながる間取り。その洗面所の入り口にドアが無いのが気になったわけです。バスルームに繋がっているということは、脱衣所も兼ねているのですから。ドアがなくては、廊下から丸見えです。一緒に住むのが家族や夫婦であろうと、プライバシーは守りたいもの。そんなわけで新たにドア、作っちゃいましょう♬

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洗面所には脱衣所があるのに扉がないなんて! …Beforeの模様

玄関のドアを開けて入ると、すぐ右手にあるのが洗面所。
ドアの無い洗面所なので、玄関に立った状態でも内部が見えてしまいます。

もし、お風呂に入ろうとした瞬間に誰かが廊下を通ったら。
Oh No!!
丸見えです。

「家族だから別にいいじゃないの。」って訳でもないんですよね。
プライバシーを守るって大切なこと。

安心して洗面所や脱衣所で過ごせるようにするために、やっぱりドアは必要です。

では、洗面所の入り口であるこの部分。
ここにドアを作っていきましょう!!

まず、入り口のサイズを測ったら……、DIYスタート★

廃材を使って扉を作ろう♬

測ったサイズに合わせてベニヤ板と木材を用意。
ドアの形になるよう並べていきます。

ベニヤと木材は壁を壊した際に出た廃材を利用しました。

ポジションが決まったら、ベニヤを使って木材を接着させておきます。
(※後でしっかり固定させるので、この時点では、とりあえずベニヤに付けばOK。)

画像のように木材を配置したら、電動ドリルを用意。

後々形が歪まないよう、ビス止めして固定させます。

木材に欠けた部分があるため、隙間が発生してしまうのは廃材利用なのでしょうがないところ。
でも大丈夫。
隙間の部分は、ボンドを流し込んであげましょう。

全体的にニスを塗ってあげることで、濡れた布巾で拭いたような色味に。
そのままの状態よりも深みのある色に変わります。

ニスが乾いたら、タッカーを用意。
タッカーとは、木工や建築用のホッチキスみたいなもの。
針で固定させる工具です。

タッカーで木材同士が合わさる部分を重点的に固定。

廃材DIYで、長さが色々な木材を並べて使用しているため、そのつなぎ目もしっかりタッカーで固定させてください。

ひっくり返す

よいしょ☆
と、ひっくり返したら……、

木材とベニヤを固定させるために、ベニヤ板の面からビス止め。

ヤスリがけ

刺々しい廃材をヤスリがけで滑らかに。
ドアは手で触れるものですから、しっかりとヤスリがけすることが大事です。

木材の角をゴリゴリとヤスリで丸く。

全体的に角やケバ立ちが取れたら、

サンドペーパーでさらに表面を滑らかに。

両面、ヤスリがけして磨きましょう。

ウッドシールの出番です

ベニヤと木材をビス止めした際に、気になるのがこのビスの頭。
これを目立たなくする為の一手間。

打ったビスに電動ドリルをあてて、さらに奥へ押し込んだら、

ウッドシールとヘラを用意。

ビスを押し込んだことでできたくぼみに、ウッドシールを絞り出します。

絞り出したウッドシールをヘラで平らにならせば……、
ビスの頭が目立たなくなりました。

継ぎ目の多い廃材を並べて木枠にしたため、板と木枠を固定させるビスの数も多め。
でもRuntenさんは鼻歌歌いながら、楽しそう……♬

ウッドシールが乾いたら、磨きの仕上げ。
サンダーで更に表面滑らかに。

100均のリメイクシートって優秀で使える!!

さて。
こちらに取り出しましたのは、リメイクシート。

今回ここで使用するのは、ダイソーやセリアなどの100均ショップで売っているアイテムです。

リメイクシートとスキージーを使ってドアを更にカッコよくさせちゃいます♬

シールタイプなので、貼るだけでOK 。
ベニヤ板が全て隠れるように何枚かのリメイクシートを繋げて貼っていきます。

店頭では筒状にくるくるっと丸められていたり、折られた状態で売られていることが多いリメイクシートですが、貼ったときにその折りじわが気になることはありません。
スキージーを使って空気を外へ逃がしてあげると、ピシッと貼れますよ☆

全体に貼ったら、はみ出た部分をカッターで切り落とします。

ちなみに下の部分、
ちょこっとベニヤが顔を覗かせていますが、失敗ではありません。

綺麗にカット完了。

シートを重ね貼りして立体感を出そう

違う種類のリメイクシートを組み合わせることで、デザインに立体感を生み出すことができます。
ドアのベニヤが覗いている部分も、このリメイクシートを貼ることに。
こちらのシートは、ニトリのもの。

まず、木目調のデザインのシートをハサミでカット。
重ね貼りする部分にあわせて、何枚かカットしておきましょう。

カットすると、一枚の板のようになりました♬

このシートも、シールタイプなので糊要らず。
簡単に貼ることが可能です♬

Runten直伝☆ [ リメイクシートを綺麗に重ね貼りするコツ ]、教えちゃう❤︎

デザインがオシャレなリメイクシートを用意しても、貼ってみたらしわくちゃになった。
なんてことになったら台無し。
重ね貼り、ともなると重なった部分の処理とかどうしたら良いものやら……。
不器用な私にとって、とてもじゃないけど綺麗に仕上げる自信がない。

そんなとき、頼りになるのがRuntenさん。
なにを隠そう、Runtenさんはシート貼りの達人でもあるのだ。
この場を活用して、皆様に「綺麗にリメイクシートを貼る方法」を伝授♬

貼る場所を決めたら、

下へ引っ張りながら貼っていきます。

貼り付けた部分はすぐにスキージーをあてて、空気を逃すこと。

もう一度、おさらい。
下へ引っ張るように貼り進めたら、貼り終わった部分はすぐにスキージーで空気を逃す。

剥離紙は一気にはがさずに、貼りながら剥がしていくのも綺麗な仕上がりへの大切なポイント☆
一気に剥離紙を剥がしてしまうと、ベタベタとくっついてしまい、シワの原因になります。

はみ出た部分は、カッターで削るようにカット。

下まで到達したら、カッターで切り落とします。

さらに重ね貼り。
重ねるたびにボコボコしやすくなるので、スキージーをしっかりあてて表面をならしながら貼りましょう。

下の部分も、ペタ。
ベニヤが覗いていましたが、これで解決。

カッターで切り落とした後、ちょっとはみ出た細かい部分を削って整えます。

模様のように重ね貼りするときは、その貼るポジションも大切。
いきなり貼り付けず、マスキングテープで仮止めしながらバランスを見ましょう。

「うーん、斜めにも貼ってみようかな……。」

綺麗な仕上がりへの道〜はみ出た部分はしっかりカット☆

ポジションが決まったら、実際に貼り付けるわけですが。

見てください。
このように重なる部分が発生した場合、そのままだとなんだか不恰好ですよね。

そんな時は、まず貼り付けた後にはみ出た部分を下に貼ったシートに合わせてカットすると綺麗に処理できるんです☆
そうすることで、立体感も生まれます。

金ベラをあてて、はみ出た部分をカッターでカット。

切り取る部分をピリ〜ッと剥がすと、

ほら見て!
シートとは思えない立体感。

もう一度おさらい。
重なったところ、余計な部分をカッターでカット。

カナベラをあててカットすると曲がらずにカットできて便利。

あとはカットした部分をピリ〜ッと剥がせばOK。
貼ってはがせるタイプのシートを使えば、綺麗にサクッと剥がせます♬

綺麗に貼り終わり!!

ドアの下の角部分、綺麗な重ね貼り。

ドアの上の角も、もちろん綺麗な仕上がりに。

ドアノブら辺に施した重ね貼り部分も。ほら、とても綺麗。

ただ重ねて貼るだけ、ではなく、少しだけカット方法を工夫することで仕上がりのクオリティーが全然違ってきます。
平坦なシートも、立体感が出て立派なお姿に♬

ドアを取り付けよう

さて。
楽しみな時間がやってまいりました。

いよいよ、ドアを洗面所の入り口に取り付けます!

まさかの
「あれ?入らない」事件勃発。

大丈夫。
runtenさんは慌てない。

再度、サイズを計り直したら、

要らない部分をカット。

無事、はめ込む事に成功!!

丁番でドアを固定しよう♬

ドアを開け閉めできるように、洗面所の入り口に丁番で固定します。
先にドアの方に丁番をビスでとめてから、固定する位置決め。

壁に固定する際は、ドアが重いぶんズレてしまいがちなので、ビスを打つ人とドアを支える人に役割を分けて行うと失敗を防げます。

最悪、付け直すパターンを想定して壁側のビスを打つのはこの段階では一箇所だけ。

下の部分も同様にビス打ち。

ドアの設置場所が問題ないようでしたら、残りのビスも打って完全に固定させましょう。

ドアに取っ手を付けるよ

取っ手を付けてドアを完成させます。

リメイクシートを貼った面にビスで固定。

アンティーク風に仕上げたドアとは真逆の印象であるゴールドの取っ手が、良いスパイスに♬

アクリル塗料を塗った面の取っ手はシンプルなデザインのものを選んでみました☆

隙間の対処法

ドアと壁の隙間、気になりますよね?

気になる隙間をなくすために、設置したドアの内側の壁に細い木材を打っていきます。

上から、

下まで、打ち付けましょう。

こんな感じで打てばOK。
この、細い木材のところにマグネットキャッチを付けてパチッと閉まるようにしています。

隙間が塞がれました☆
これでもう、気になりません♬

ドアのある洗面所、完成!!

ドアを付けたおかげで、プライバシーも守れる洗面所(脱衣所)が完成☆
洗面所の目隠し効果だけではなく、ドアがあることでオシャレ感も増しますよね♬

【撮り下ろし】runtenの“頑張れDIYエールを君に”【おまけ】

DIYをしていて疲れたら、これを見ると元気が出るよ♬

Text:平井 綾(ayataso)
Photo:LIMIA編集部

☆「UR×LIMIA DIYリノベプロジェクト」協賛企業☆

協賛企業一覧(五十音順)
・株式会社オークローンマーケティング(ショップジャパン)
・株式会社秀和建工
・シンコールインテリア株式会社
・立川ブラインド工業株式会社
・株式会社ハンディ・クラウン
・株式会社ビビッドヴアン
・フクビ化学工業株式会社
・平安伸銅工業株式会社(ラブリコ)
・ポップリベット・ファスナー株式会社(ブラック・アンド・デッカー)
・株式会社ラドンナ
・リンナイ株式会社

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