玄関がスッキリ!主婦から学ぶ「靴」の収納術

いつのまにか増えている玄関の靴。お気に入りだった靴を捨てられなかったり、下駄箱の奥底で眠っている靴はありませんか?もしも履いていない靴がいくつもあったら要注意です。ここでは主婦50人に玄関の片付け事情を調査。上手な靴の収納術をマスターして、気持ちのいい玄関作りを実現させましょう。

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外から家に上がる際、最初に通るのは玄関です。ドアを開けた瞬間、まず目に飛び込んでくるのが散らかった靴たち。さらに靴のニオイまで漂っていたら、家族ですら気分を害します。

大切な靴をダメにしてしまわないためにも、靴の収納・保管には注意が必要。あなたの家庭では「靴をしまいたくても下駄箱がいっぱい……」という事態になっていませんか?

今回はごちゃごちゃしがちな玄関をすっきり片付けるため、20〜50代の主婦を対象に実施したアンケート結果をもとに、靴の収納・保管方法について学んでいきます。すっきりと整理整頓された玄関作りを目指してください。

■目次
1. 行き場のない靴たち。収納に苦労する人がほとんど
2. 必要な靴の見直しで玄関がすっきり!
3. 湿気にご用心。大事な靴を守るためにできることは?
4. ブーツの収納は型崩れ防止を忘れずに
5. シューキーパーや100円グッズで上手に収納
まとめ

1. 行き場のない靴たち。収納に苦労する人がほとんど

玄関周りは収納に苦労する場所のひとつ。十分なサイズの下駄箱がないこともしばしばあり、玄関が家族の靴であふれかえっているという家庭は少なくないようです。まずはどのくらいの人たちが靴の収納・保管に悩んでいるのかアンケートをとりました。

結果「悩んだ経験がある」と答えたのは50人中47名。ほとんどの家庭が靴の収納・保管方法に苦戦を強いられているようです。

■「備え付けのシューズボックスに入りきらなくなり、玄関に並べる形になってしまっていた」(20代・主婦)

■「玄関の靴箱に靴が入りきらなくて、玄関に出しっ放しの靴が増えた事」(30代・主婦)

靴が多いのか下駄箱が小さいのかは家庭にもよるでしょうが、靴の数に対して置くスペースが見合っていない場合が多くあります。下駄箱に入りきらなくなった靴はそのまま玄関先に放置されることも。

■「子どもが生まれて一気に靴が増えた。靴のサイズもどんどん大きくなって場所をとってます」(30代・主婦)

■「長靴やブーツ、スペースをとる割に家族分が一年中必要で、我が家の靴箱は子どもの靴が上下ぐちゃぐちゃで押し込むように収納している状態です」(30代・主婦)

このように、子どもができて靴がどんどん増えていく、というケースも見られます。特に成長期の子どもがいる家庭ではすぐに履けなくなってしまうので、気づいた頃には履けない靴ばかりだったということも起こりかねません。

大人の靴であっても、季節がら履かないものが玄関や下駄箱にひしめく可能性があります。

■「冬のブーツや夏のサンダルなど季節ものは半年くらい使わないので、型崩れしないか悩んだことがある」(20代・正社員)

■「ヒールがあったりブーツのような長さがあったり形がまちまちなので、靴箱に綺麗に収まらない」(30代・正社員)

“オシャレは足元から”と言われるように、靴は重要なファッションのひとつ。様々な靴を持っている人も多く、シーズンも違えば形も異なるものです。狭い玄関の場合、上手に整理しなければゴタゴタになるだけでなく、大切な靴の状態を悪くしてしまう可能性もあるので注意が必要となります。

2. 必要な靴の見直しで玄関がすっきり!

それでは靴の収納に関して、具体的にどんな問題が多発しているのか見ていきましょう。

ダントツで「スペース不足」に困っている人が多いという結果となりました。50人中29名がこの回答を選択しています。

■靴を収納するスペースが足りない

【問題点】

■「アパートに住んでいるのでもともとの収納スペースが足りない。大量の靴をスリムに収納できるラックが欲しい」(30代・パート)

■「家族みんな靴が好きなので数が多く、普通なら収まりそうな大きさの収納でもスペースが足りない」(30代・個人事業主)

■「単純に靴箱が小さいので、どんどん増える靴が入りきらないです」(30代・主婦)

大多数の家庭において玄関は慢性的なスペース不足。家の入り口をキレイに保つためにも、しっかり整理したいものです。

【解決策】

スペースが足りない場合、その解決策としては空間を最大限に有効活用できるような仕組みを作るという方法があります。

■「100円ショップで靴が二段に置ける台を買ってきて整理整頓しています」(40代・パート)

■「靴は全般に購入時の箱を取っておいて、箱にしまってインテリアにもしながら収納している」(30代・個人事業主)

靴はそのまま重ねるわけにもいかないので、100円ショップのケースや空き箱などを利用して縦方向にも収納スペースを作ると効果的。ケースや箱の形・色を統一しておけば、より整ったイメージにすることができます。

■「家族の人数が多いので季節で履かない靴は箱に入れて、どの靴がどの箱に入っているかすぐにわかるように写真を撮ってクローゼットに収納しています。」(50代・主婦)

■「シーズンごとに履く靴を出しやすいように入れ替える。履かない靴には新聞紙を入れている」(20代・主婦)

季節がら履かないような靴は玄関以外の場所に保管しておくと、一年中スッキリした玄関を作ることができます。


■そもそも靴が多い場合も……

【問題点】

■「気づいたら同じ靴ばかり履いている気がして、靴の入れ替えのつもりで下駄箱を見たけれど、結局履くかもしれないけれど今はいい、という靴がまた奥にしまわれてしまっています」(40代・個人事業主)

■「子どもが成長期なので足がどんどん大きくなり、履けなくなっても綺麗なので捨てることが出来ず、収納スペースが無くなって困っています」(40代・主婦)

靴がいっぱいになる理由は、必要以上に靴を溜め込んでしまっているからかもしれません。まだ履けるからといって全部残しておくと、新しい靴を買うたびに在庫は増えていき履く機会も少なくなる一方。

【解決策】

■「できるだけ靴の数を増やさないように心がけてます。履かない靴は捨てる勇気を持つこと!」(30代・パート)

■「あまり履かない靴は思い切って処分し、数の調整をして下駄箱に詰めすぎないようにしています。持っている靴の数が膨大じゃなければ、手入れも行き届きます」(50代・主婦)

気に入って買ったものを処分するのは躊躇するものですが、時には思い切りも必要。新しい靴を楽しむためにも、大事にとって置くものは最低限にとどめておきましょう。

3. 湿気にご用心。大事な靴を守るためにできることは?

■下駄箱の湿気は靴の敵!

【問題点】

■「以前住んでた家でブーツにカビが生えてしまったことがありました。カビの生えない保管の仕方が知りたいです」(30代・主婦)

■「どうしても梅雨時期には革靴にカビが生えてしまいます」(40代・主婦)

玄関は家の入り口で外からの空気も入りますし、気温差もある空間なので湿気がこもりがち。アンケートにおいても湿気やカビが心配という人が多くいました。

【解決策】

■「しばらく履かない靴には湿気対策として新聞紙を詰めておきます」(30代・主婦)

■「カビが出ないように除湿効果のあるシリカゲルを靴の中に入れている」(20代・正社員)

■「脱いだばかりの靴は、すぐには下駄箱にはしまいません。カビが生えそうだから。特に雨の日の濡れた靴は、次の晴れの日に天日干しするまで下駄箱には入れません」(40代・主婦)

大切な靴を長持ちさせるためにも、下駄箱内の湿気には注意が必要です。定期的に換気を行いつつ、湿気の対策は欠かせません。

■空気の良い玄関作りを!

【問題点】

■「下駄箱の中もですが、玄関全体の空間のニオイが気になります。自分ではわからないのですが、来客時に実はにおっていないか?と心配です」(40代・主婦)

■「スペースは今のところ足りているが、ニオイがどうしても気になる」(20代・正社員)

足の発汗により、脱いだ直後の靴は蒸れているもの。湿気の多い下駄箱内では雑菌も繁殖しやすくなります。ドアを開いた瞬間に靴のニオイが漂うような玄関は家族でも嫌なものです。

【解決策】

■「カビやニオイ対策で芳香剤を置いてみたり、使い終わったコーヒーの粉を瓶などにいれ消臭剤代わりに置いたりしている」(30代・主婦)

■「珪藻土のタイルと炭を消臭剤として使っています。下駄箱の扉は来客がない日は片方側を開けて空気を通します」(40代・主婦)

■「最初は市販の除菌消臭剤を入れていました。靴のニオイと芳香剤のニオイが混ざり、余計変なニオイに…。そこで重曹を瓶に入れて下駄箱に入れるようにしたら少しは改善されました」(50代主婦)

ニオイがこもるのを防ぐためにも換気は必須。脱いだ靴に消臭・除菌スプレーを使ったり、下駄箱のニオイを抑える工夫をしたり。いつお客さんが来ても安心な玄関作りを心がけたいものです。

4. ブーツの収納は型崩れ防止を忘れずに

靴の収納・保管が難しいのは、サイズや形が様々であることも原因のひとつ。そこでしまいづらい靴の種類についてもアンケートをとりました。

すると特に「ブーツ」が収納しにくいと感じている人が多いことが明らかになりました。しかしブーツが場所をとることはもはや仕方がないことでもあります。

【問題点】

■「ブーツは靴箱の高さがないと収納できないので不便です。折り曲げると型が変わっちゃうし…」(30代・主婦)

■「高さのあるブーツが一番悩みます。縦に置けば入らず、横にすれば幅をとる」(40代・パート)

■「特にロングブーツは縦でも横でも曲者です。オフシーズンは出しっぱなしも出来ないので…」(40代・主婦)

【解決策】

■「ブーツの中に新聞紙をいれて、型崩れを防いでいる」(30代・主婦)

■「ブーツはもらいものの不要になったクリアファイルなどを縦長に丸めてブーツキーパーとして使用し、シーズン終わりに一度ベランダなどで干してから収納する」(30代・主婦)

■「冬しか履かないブーツは新聞紙などを入れて湿気のないクローゼットで保管します。普段よく使用する靴だけ下駄箱に入れるようにしています」(40代・パート)

■「冬の時期ブーツを毎日履くので、その時期ブーツはいつも下駄箱の外に出してあります」(40代・パート)

ブーツに関しても他の季節ものと同様に、履かない時期は玄関ではなく別な場所に保管しておいたほうが邪魔にならずに済みます。

形が崩れてしまってはロングブーツが台無しですので、保管する際は中に詰め物をしておきます。市販のブーツキーパーを使うのもよいですが、工夫して手作りしてしまうのもアリですよ。

5. シューキーパーや100円グッズで上手に収納

もうすでに紹介したものもありますが、靴の収納に役立つグッズについて、最後に紹介します。それぞれのご家庭でどんなものを使用しているのか聞いてみました。

【「シューキーパー」でベストコンディションに!】

■「夫の革靴はシューキーパーを使っています。木製でちょっと良いやつらしく、木のいい香りがします。夫いわく、これをつけてるおかげで同じ靴が10年も使っていられるのだそう」(40代・主婦)

■「ひとつのシューキーパーで左右の靴を納められるタイプのシューキーパーを使っている。左右の靴を上下に収納できるのでスペースを最大限に使える」(40代・パート)

■「しばらく履かなくなった靴でも、シューキーパーをしておけば型崩れやカビの心配もなく、また使う時にすぐ履ける」(30代・主婦)

「シューキーパー」とは、靴を履いていない時に内部にはめこんで靴の型崩れを防ぐ役割を果たします。良いものでは硬質な木材によって作られ、防湿や防臭の効果も。大切な靴を保管する時だけに使用しているという声もありました。

【100円グッズを駆使して空間をフル活用】

■「ラックやプラスチックケースなどを利用して、空きスペースがないように工夫しています」(30代・主婦)

■「プラスチックのケースは100円ショップで購入できるから手軽。スタックでき、透明で中身も見えるので整理整頓しやすい」(30代・主婦)

■「プラスチックの安いコの字ラックを使って下駄箱の段数を増やして収納しています。子ども靴の収納に便利です」(40代・主婦)

玄関周りの収納に関しても、やはり100円グッズが手軽で便利。下駄箱の内部に棚を設置したり、ケースを重ねて収納を増やしたり、アイディア次第で様々なグッズが役に立ちます。

【突っ張り棒で掛ける収納】

■「靴箱の上部はつっぱり棒にS字フックをかけて、子どもの公園のおもちゃや靴を引っ掛けています。靴が密集しないし、おもちゃも取りやすいので便利です」(20代・主婦)

■「私と子どもの靴のヒールがあるものは、突っ張り棒を使ってヒールの部分をひっかけて数多く収納しています」(50代・主婦)

突っ張り棒を使うと下駄箱内に段を作ることができますし、掛ける収納もできます。増えていきがちな子どもの靴なども、小さくて軽いので突っ張り棒を使った収納にはぴったりです。

まとめ

数が増えていくにつれて難しくなる靴の収納。一番の問題は、靴の数に対して下駄箱のスペースが足りていないという点でした。基本的に下駄箱そのものを変えることはできないため、グッズや靴の箱を活用して収納することになります。

場合によっては、あえて玄関以外のところに靴を保管するというのもアリ。しばらく履かない場合は、防湿などの対策をしっかり行いましょう。

それでも靴が収まらない場合、まずは必要・不必要な靴を見極めて靴の数を調整することをおすすめします。スッキリ綺麗になった玄関は、家族みんなを気持ちよく出迎えてくれますよ。


アンケート実施期間:2017年5月10〜11日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、パート・アルバイト、個人事業主の方
アンケート総数:50

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