【登山初心者】東京近郊のおすすめ登山スポットと必要な道具リスト

登山は初心者から楽しめるアウトドアです。暖かくなり、「今年は登山デビューしてみよう!」と考えている人もいるのではないでしょうか。とはいえ、どの山からチャレンジすればよいのか、またどんな準備が必要なのか、わからないことも多いですよね。そこで今回は、登山初心者の方向けに、東京近郊のおすすめスポットと必要な道具について解説します。

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■登山デビュー向け!初心者におすすめの東京近郊登山スポット5選

登山初心者はルートがわかりやすく、歩きやすい山からチャレンジするようにしましょう。以下では登山デビューにおすすめの東京近郊スポットを5つご紹介します。


【高尾山】
東京都八王子市西部にある観光スポットの山です。標高は599メートルあります。霊山としての歴史があり、パワースポットとしても人気です。

6つのコースがあり、もっとも登りやすい一号路は歩行距離3.8キロ、所要時間は1時間40分程度です。

最寄り駅は京王線高尾山口駅です。新宿から約50分でアクセスできます。


【筑波山】
茨城県つくば市にある百名山のひとつです。「西の富士、東の筑波」と呼ばれるほどの美しさと、標高が低く登りやすい点で人気を集めています。標高は877メートルです。

トレッキングコースの歩行距離は5キロ、所要時間は約5時間です。

最寄り駅はつくばエクスプレスつくば駅です。秋葉原駅から約45分でアクセスできます。


【御岳山】
東京都青梅市にある山です。トレッキングでは神代ケヤキの巨木といったスポットや沢歩きを楽しめます。標高は929メートルです。

トレッキングコースの歩行距離は8キロ、所要時間は3時間10分程度です。

最寄り駅はJR青梅線御嶽駅です。立川駅から約50分でアクセスできます。


【三頭山】
三頭山は東京都と山梨県にまたがる山です。登山コースでは三頭大滝やブナの自然林を見て楽しめます。標高は1,531メートルです。

メインのトレッキングコースは歩行距離6.3キロで、所要時間は3〜4時間です。

トレッキングコースの入り口まではJR五日市線武蔵五日市駅からバスで75分です。武蔵五日市駅までは新宿から75分程度でアクセスできます。


【箱根山】
神奈川県にある温泉も魅力の観光スポットです。山頂からは美しい富士山や芦ノ湖が臨めます。標高は1,437メートルです。

トレッキングコースの歩行距離は8キロ、所要時間は約5時間となっています。

最寄り駅は箱根湯本駅です。新宿駅から85分でアクセスできます。

■登山初心者がそろえて置くべき道具リスト

登山には必要な道具を忘れずそろえて臨みましょう。以下で日帰り登山に必要な道具を中心にご紹介します。


【トレッキングウェア】
トレッキングの際の服装は、初心者の場合は普段着から始めてもよいでしょう。トレッキングウェアの基本は重ね着です。重ね着では服装の層を3つに分け、体温と気温に合わせて脱ぎ着します。

ベースレイヤー(アンダーウェア)を基礎とし、その上に中間着となるミッドレイヤー、加えてアウターであるアウターレイヤーの3つの層を作ります。

ベースレイヤーは汗をかいてもすぐ乾く化繊素材のものがおすすめです。綿は透湿性が悪いため避けてください。

ミッドレイヤーではフリースがよく使われています。またチェックの襟つきのシャツも定番です。上着やレインウェアを重ねることを考え、薄手のものを選びましょう。

アウターは後述するレインウェアと兼用するのがよいでしょう。

パンツは乾きやすい化繊のものが人気です。岩や木の枝に引っかかっても破れないような丈夫なものを選びましょう。また伸縮性があるものが理想です。

基本は足を守るためにロングパンツを選びます。ハーフパンツをはく際は下にトレッキングタイツをはきましょう。

靴下は厚手のものを選びます。これは歩行時の衝撃を和らげるためです。素材はウールのものがよいでしょう。


【レインウェア】
山は天気が変わりやすいため、雨に備えてレインウェアを準備しましょう。防寒着としても使えます。防水性はもちろん、汗をかいても蒸れない透湿性も重視して選んでください。

なお寒いときには防寒着の上にさらにレインウェアを着ることもあるため、少し大きめのサイズのものを買っておきましょう。

またブーツを履いたままでも脱ぎ着ができるよう、裾にファスナーがついているものがおすすめです。


【防寒着】
急な温度変化に対応するために必要です。薄手で軽く、コンパクトにたためるものを選ぶとよいでしょう。薄手のフリースなどが人気です。外気からの湿気を吸い取ってしまうウール地のセーターやかさばるダウンジャケットは避けたほうがよいでしょう。

またミッドレイヤーやアウトレイヤーにするウェアは、裏地がつるつるしたものが脱ぎ着がしやすくおすすめです。


【帽子】
紫外線対策のために帽子をかぶりましょう。初心者はハットがおすすめです。風で飛ばないよう紐付きのものがよいでしょう。

キャップを使う人もいますが、耳や首の後ろの紫外線が防げず、またつばが大きすぎた場合に視界が遮られてしまうことがあります。

冬はしっかり防寒できるニット帽もおすすめです。頭部からは全身の30~40%の熱が逃げていくといわれており、しっかりとした防寒対策が必要になります。


【手袋】
岩をつかむときなどに手を守るため、防寒のため、日焼け防止のために必要です。保温性と防水性のあるものを選びましょう。

なお手袋をしたまま細かい作業ができるような機能性のあるものも出ていますが、初心者は防寒性を重視したほうが安全です。


【トレッキングシューズ】
トレッキングシューズは、ハイカットで足首までしっかりホールドできるものを選びましょう。

捻挫や骨折などのけがから足を守れます。歩いているあいだに痛くならないよう、アッパーはやわらかめのものがおすすめです。

ソールは厚みがあって固めのものを選び、岩場でも安定して歩けるようにしましょう。

さらに防水性と透湿性も重要です。外からの浸水を防ぎながら、中が蒸れないようなシューズを選んでください。

なおシューズのフィッティングはできるだけ午後に行いましょう。これは人の足が夕方にかけて大きくなるためです。

しっかりかかとを合わせたとき、つま先に約1センチ余裕があるくらいがベストです。ひもはきつめに締めましょう。なおトレッキングシューズ用のインソールを使うのも手です。


【トレッキングポール】
体力に自信のない人は、足腰への負担を軽減するためにトレッキングポールを使ったほうがよいでしょう。

ある調査では、トレッキングポールを使った場合と使わなかった場合では、体感重量が7キロ以上も変化するということがわかっています。バランスもとりやすくなり、特に下り坂でメリットを実感できるでしょう。

グリップ部分はI型とT型のものがありますが、基本はI型がよいでしょう。素材はジュラルミンやカーボンのものが軽く丈夫でおすすめです。


【ザック】
ザックにはさまざまな大きさのものがありますが、初心者は30リットル前後のサイズのものを選ぶとよいでしょう。

購入するときは実際に背負ってみて使用感を確かめてみてください。10キログラム程度の重しを入れるとより本番に近いシミュレーションができます。

またフィッティングを正しく行うことも重要です。ベルトの長さなどを専門店のスタッフに見てもらいながら調節してください。

機能面については、初心者は荷物の出し入れがしやすいかどうかを重視するとよいでしょう。

たとえばバンジーコードは、ザックの表にひもが張ってあるもので、脱いだアウターをさっと挟み込んで運べるディテールです。

またフロントファスナーは、フロント全体がファスナーで開けられるタイプのもので、荷物の出し入れがしやすくなっています。さらに緊急時のためのホイッスルがついているものもあります。

サイドポケットも品物によってさまざまな箇所についていますので、実際に使用する場面を想像しながら吟味してみてください。


【水筒、ボトル】
ボトルは、重いステンレスの水筒よりも、トレッキング用のレキサンボトルが人気です。容量は日帰りであれば1リットル程度あればよいでしょう。

ボトルの中身は水が最適です。夏場は水分を吸収しやすいようスポーツドリンクなどでもよいでしょう。お茶やコーヒーは体調に影響を及ぼす可能性があるため避けてください。


【ヘッドライト】
帰りが遅くなり、暗くなってしまったときに使えるライトです。頭につけられるので両手が空き、安全です。

ライトを選ぶときは、できるだけ明るいライトを選びます。

明るいほど電池の寿命が短くなりますが、夜に長時間移動するケースはあまりないはずですので、数時間持つ程度で問題ありません。また遠くよりも広く照らせるものがおすすめです。


【コンパス】
現在地やすすむ方角を正しく把握するうえで必須のアイテムです。


【地図】
登山用の地図を使うのがよいでしょう。使う前に読み方に慣れておく必要があります。コンパスと組み合わせれば、目の前に見えている山がどの山かもわかるでしょう。


【サングラス】
紫外線から目を守るために必要です。高度が上がるほど紫外線は強くなるため注意が必要です。また虫よけにもなります。


【時計】
計画どおりに登山を進めるためには時計も必要です。防水タイプのものが安心でしょう。標高や気温、気圧などがわかる高度なものもおすすめです。


【筆記用具】
地図を見るときなど、ちょっとしたメモができるように用意しておくとよいでしょう。


【ロールペーパー】
ロールペーパーはあると何かと便利なものです。特にトレッキングコースのトイレにはペーパーがないこともあります。ポケットティッシュだと足りなくなることがあるため注意しましょう。


【日焼け止め】
紫外線対策として必要です。


【タオル】
汗を拭くためのタオルを準備しておきましょう。またけがをしたときの応急処置にも使えます。


【ゴミ袋】
ゴミが出た場合に持ち帰れるようゴミ袋を準備しましょう。


【ライター・ナイフ】
調理をするときに必要です。また万が一の際に必要になる可能性があります。


【非常食】
チョコレートをはじめとしたお菓子類のほか、菓子パンやサンドイッチ、おにぎりなどの非常食を持っておきましょう。


【ばんそうこう】
軽いけがをしたときのためにばんそうこうを準備しておきましょう。


【常備薬】
登山中は気圧や気温の変化で体調にも影響が出る可能性があります。頭痛薬や下痢止めのほか、虫さされ用の薬も持っておくと安心です。


【電池】
ヘッドライトなどに使う電池の予備です。


【携帯燃料】
寒い季節に登山をする際は必要です。


【保険証】
けがや病気をしたときのために、コピーでよいので持参しましょう。


【携帯電話】
万が一の際にも連絡が取れるよう、携帯電話は必ず持って行ってください。バッテリーが切れないようしっかり充電しておくことも大切です。

■まとめ

今回は登山初心者の方向けに、おすすめの登山スポットと登山に必要な道具について解説しました。登山は危険も伴いますから、準備は万端にしておきたいところです。今回ご紹介した内容を参考に、道具をしっかりそろえ、初心者向けのコースから登山にチャレンジしてみてくださいね。

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