学生のいる街のリノベ、カステラハウス

大学周辺の街と学生は密接な関係を持っている。学生がいる街には飲食店や一人暮らし用のアパートがあり、学生が生活しているからこその地域が存在する。しかし、年々学生街は衰えを見せ、空き家が増加し、近隣との関わりも薄れていると感じていました。

そんな学生街に対して、学生たちが何ができるのか。大学周辺で役目を失った空き家に対して学生が対策を練るため「空き家部」を作り、空き家にもう一度命を吹き込んでいく。大阪市立大学のそばにある空き家を地域の一部として、学生が住むためのシェアハウスへとリノベーションした。330万という限られた工事費の中、学生は自ら実測や企画・設計・施工を担当わけ4班に編成し、行った。

シェアする学生のため共有空間と個室の関係を工夫した。個室はプライベート性を確保したまま、暗く日当たりの悪い1階へと吹き抜けを通して光が漏れ出すようにした。また、階段周りの吹き抜けはダイニングと和室、2階共有空間をつなぎ、家全体として明るく一体感のある空間を作り出した。

2年前までは誰も手を施さず、役割を失っていた空き家は学生により現在進行形で生き続けている。息を吹き返した空間だからこそ合う設えが古材や古家具を生かし、住人が手を加えることでより什器と建築が一体化し、カステラハウスは更新され続けている。また、カステラハウスは住人のためのみならず、食事会や作品発表の場としてオープンイベントを催すことで地域の核として生き続けていく。

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空き家部全員で現状を見学しに行く
チーム編成により、各担当のやるべきことを抑え、それぞれが責任を持って行動する
リノベーション前後での空間の変化
完成したものは素晴らしくいい空間に囲まれ、住人が住むことが楽しみであった
住人たちは思い思いにオープンイベントを行い、いろいろな人が見学をしに、カステラハウスに訪問した
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