家を建てる。 真壁と大壁はどう違うのか?

最近の住宅は
ほとんどが大壁で作られています。

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真壁とは

構造材である
柱や梁を見せて

構造材の内側で
壁を仕上げるおさまりで

古民家など
伝統的な日本の民家に
よく見られました。

大壁とは

逆に、柱梁の外側に
壁を仕上げていくおさまりで

最近の住宅は
ほとんどが
大壁で作られています。

高温多湿な日本の気候で
木造の構造材を
長持ちさせるために

真壁のおさまりは
考えられたもので

日本家屋の
デザインの特徴としても
進化していきました。



しかし
表に材が現しになることから
材料を吟味する必要もあり

ということは
割高になる
ということであり

安い外材の輸入と
欧米の文化の流入も相まって

大壁づくりが

経済成長期に
日本全国において
ブレイクしたようです。


今では
大壁づくりにおいても

・地面からの湿気を抑える

・室内で発生した湿気を
 壁に入れない

・壁に入った湿気は
 留まることなく
 外側に逃げるようにする 

など、
まだ課題は
残されているものの

湿気から構造材を
守るための工夫が
いろいろとなされています。



私の場合
デザイン的に
真壁を採用する事は

今まで
ほとんどありませんでした。

できるだけ
余計なラインを少なくし

シンプルな空間を
創りたいと思う傾向が
強いようです。



しかし
古民家などの
リノベーションを
することもあり


そんな場合は

真壁はそれで活かし
現況の真壁に対比させて
部分的に大壁を創るなどして

空間にメリハリをつけるような
仕掛けをしたりしています。

真壁が嫌いな訳では
ありません。

大事にしていきたい
伝統的なおさまりですね。

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