旬の木の芽を使って酒呑みにはたまらない福島県の郷土料理「にしんの山椒漬け」を家のタッパで作る

この時期の楽しみ! 
木の芽和えや、タケノコの炊いたのんに乗せられてる木の芽
その青さを見ると、春の心地よさを感じます。 
っで!
今回作った「ニシンの山椒漬け」これは、福島県の郷土料理でもあるのですが、
以前に仕事で行った福島の個人でされてる居酒屋さんに入って
自家製のニシン漬けを食べてから、もうその美味しさの虜になってしまいまして♪
本来は、陶器の四角い漬け器に入れて漬けるらしいのですが、
漬け器は高額で手に入らないので
簡単にお家でできるようにタッパに漬けちゃいました。

もちろん、詳しい作り方を聞いたわけでもないので、
食べた時の味の記憶で、自分流に作ってみています。

「にしんの山椒漬け」の作り方のご紹介です。

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にしんの山椒漬け

春の味だと喜んでくれる、うちの定番になりましたが
今回は少し山椒の葉っぱが少なめで
ホントはもっと沢山、山椒の葉を入れたかったのですが
小さいサイズの入れ物でしか売っておらず、しかも1つしかなかったので
次回はもっとたくさん入れたいと思います。

結婚するまで魚の漬物は食べたことがなかった主人ですが
今では、
このニシンの山椒漬けの食べられる季節を、楽しみにしてくれるようになりました。

身欠きニシン

実際の福島のは、もっと固く干した身欠きニシンを使うのですが
漬け器がないので、ソフト干しの身欠きニシンを使います。

東北応援の物産展で見つけて冷凍してありました。
・ソフト身欠きニシン、3枚   流水で洗って氷を落としておきます。

あらら・・・
買って包んでくれたままの状態で冷凍していたので
輪ゴムのアトが、私の下着のくい込みのよう・・・ (笑い事じゃないですね)

大きめの身欠きニシンです。

硬干しのニシンでも、
このソフト身欠きニシンでも、1晩お米のとぎ汁に漬けてもどします。

お米のとぎ汁

どうして水とか出汁で戻さないの? って思いませんか?
私のような「試してみたい星人!」は、
不思議に思うと、やってみないと気が済まないのですが

水や出汁で戻すと、戻ることは戻りますが、ニシンの脂分でぬらぬらぁ~と
生臭みも増してしまうのです。
初期の頃の、そんな失敗を経て、今があります。
どうして 「お米のとぎ汁」 が良いかって言うと
お米の回りには、米糠(こめぬか)がついてますでしょ? 
これが活躍するんです!

長い間、干して保存されてるニシンには、ニシンがもとから持っている脂分が
酸化した状態でくっついています。これが生臭さとぬらぬらとエグミの原因!
米糠には、リパーゼって言う脂肪分解酵素が含まれていて
このリパーゼが、酸化したニシンの脂肪を分解して吸着してくれるわけなんです。
もちろん! お米の研ぎ汁でなくっても、糠汁でもいいのですが
お米のとぎ汁なら、わざわざ糠を買わなくっても手に入りますから
お手軽というわけなんです。

・ニシンが浸るぐらいたっぷりのお米のとぎ汁  で
ニシンを浸して、『一晩 常温』で置きます。
ホコリが入らないように、ちゃんとフタをしましょう。

一晩置くと

一晩 経つと、この通りです。
ニシンが少し大きくなってるのと、
下に沈殿している糠分がニシンの要らない脂分で色がついてるのが、
お分かりいただけますか?

これなんです!嬉しいのは♪ 目で見える実験成功の嬉しさです。

漬け汁 を作る

では、漬け汁の調合をいたします。

・す、カップ半分
・醤油、カップ半分
・酒、大さじ2
・みりん、大さじ2

これに、昆布とかレモンを入れてもいいのですが
今回はシンプルに、酢と醤油と酒とみりんだけにしておきます。

ニシンのお掃除

米のとぎ汁に浸しておいたニシンは、水で洗いますが
身欠きニシンでも、けっこうウロコが残っているものです。

ニシンのウロコは丸くて薄いのですが、
口に入るとウロコって嫌なものですので、ちゃんとキレイにします。

エラブタや、ウロコや、背ビレなど、
食べられない部分はここで外してしまいます。

これが外した部分です。

水気を拭き取る

キレイにしたら、水分をキッチンペーパーで拭き取ります。

水分が残ったまま漬け込むと、腐敗の原因になります。

切る

漬け器があったら、切らずに1本ごと漬けてしまうのですが
(本場の専用のだと、1つ20,000円 くらいしちゃうので買えません)

漬け器がないので、一口大に切って漬けることにします。

切るとまた、水分と脂分が出るので
キッチンペーパーでおさえて
合わせた漬けダレの中に、切ったニシン を入れます。

木の芽

山椒の木の黄緑色のやわらかい若芽なんですけど、
もっとたっぷり入れた方のですが、これしか売ってなくって
ハウス栽培物ですが、これで使います。

キレイに洗って、水気をキッチンペーパーで拭き取ってから
適当にちぎって、漬け汁とニシンを入れたボールに入れ
しっかりと混ぜ合わせます。

漬け込む

漬け器がないので、タッパに漬けますが
においが移らないように、タッパの内側にラップを敷いて使います。

先に固形物を入れる

均等に浸かりこむように
先に、木の芽とニシンの切ったのを隙間なく並べて入れます。

後から漬け汁を注ぎ入れます。

漬け汁の表面から、ニシンが顔を出さないように、ラップで覆って
フタをして、 『冷蔵庫で1週間』  放置して漬け込みます。

実食

今年も美味しいニシン漬けができました♪

噛むと、ジュワとニシンの旨味と程よい酸味が口の中に広がって
木の芽がちょっと少なかったので、今回のは木の芽の香りがちょっと弱いですが
美味しいです~♪ 

これは、酒が欲しくなる味だと主人にお酒を要求されたのですが
ヘルシー食期間なので、お酒は却下です。(笑)

子供の頃から、祖母に
ニシンは、冬のうち体にたまった重たいものを元気に変えてくれたり、
春のこに時期に、空気が変わってカサカサする肌を元気にしてくれたり
新しい血を作ってくれたり、骨を丈夫にしてくれたり、
この時期体に必要な元気をくれるから、食べなさいと言われていました。 

もう少ししたら、山椒の葉っぱが たぁ~っぷりとお安く出回るので
今季はまた数回作ると思います。

ニシンは、青魚特有のDHAやEPAも豊富ですし、
ほんと、美味しいですから、一度作ってみてくださいね。

「ニシンの山椒漬け」の作り方のご紹介でした♪

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