水戸の偕楽園内にある好文亭で日本の建築の美しさを感じる

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梅が美しい偕楽園に建つ創意工夫が溢れる「好文亭」

好文亭入り口から見上げる

日本三名園の一つである「偕楽園」に行ってきました。
季節になると一面に咲く梅が美しい偕楽園ですが、早くも梅が咲き始めたという噂を聞きつけ、やってきました。
実際行ってみると、梅は本当にまだ咲き始めで、数本の木に咲いているだけでした。
冷たい風の中咲いている梅は、ちょっと寒そう…
私もこれだけを見に来たのではあまりにも淋しいので、偕楽園内にある「好文亭」に行ってみました。

好文亭は、徳川斉昭などが設計した建物で、かつてここで斉昭が人を集めて詩歌や慰安会を楽しんだそうです。
木造3階建てで、3階からは視界いっぱいに広がる梅林を見下ろすことができます。

事前の下調べもそれほどしていなかったのであまり期待せずに行ったのですが、これがとても面白かった!
偕楽園に行った際には是非見ていただきたいです。

偕楽園の冬の梅。この木だけやけに花が咲いていました。

工夫が凝らされた好文亭の一部をご紹介

たくさんの襖が美しい好文亭

正直見所が多すぎてここに全てを載せきれないので、絞り込むのが難しい…というくらい面白かった好文亭。
純粋に日本の建物のつくり・美しさを楽しむことができました。
また、徳川斉昭が様々な工夫を凝らした部分が特に面白く、「こんなのあるんだ!」と驚きの連続でした。

特に素晴らしいのが、各部屋の襖に描かれた景色の数々。
好文亭の周囲にある景色が美しく描かれており、日本の四季の美しさを感じることができました。

その他、雨戸が部屋の角で90度に方向を変えるように作られていたり、襖の取っ手に小さな扉があったり。
外から見るとどこが窓だかわからないように作られている格子状の窓など、今見ても驚くような仕掛けがありました。
3階には、食事を1階から3階へ運ぶために作られた配膳用昇降機がありました。
この時代にもうこんなものがあったんですね。
3階からの景色はもちろん最高で、当時こんなに高い建物を作る職人さんがいたんだなぁと驚きました。

作りの面白さだけでなく、同じ金具でも様々な模様のものがあったりと、細かく見ても楽しめるポイントがたくさんありました。
今度は梅が満開の季節に来てみたいものです。

3階から梅林を見下ろす。手前に写っている屋根も面白いつくりになっています。
数面分の雨戸が収納された戸袋。1ヶ所にまとめられてるので、部屋からの眺めは開放感がすごい!
3階の「楽寿楼」。ここからの眺めが最高です。
昔から階段の下は収納と決まっていたのですね。
取っ手に扉が!襖を開けなくても中が見えるようにするためについているらしいです。
奥御殿につながる太鼓廊下。左手に外からは窓とわからない格子状の窓があります。
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心地よいインテリア、アートが好きな三十路手前の専門学校生。今日も新しいデザインに出会うべく、街をうろうろしています。のんびりまったり更新中。

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