【カインズ】ダブルワイヤーマスクがスゴかった!!　夏を快適にする人気マスク3選、「張り付き感」「通気性」「コスパ」徹底…

　ユニクロのエアリズムマスクが熱狂と混乱を生んだ2020年夏。あれから1年がたち、今年もマスクの夏がやってきた。昨年、エアリズムマスクをはじめさまざまなマスクを着用したことでわかったのは、「密着感は不快感を増す」ということ。鼻と口元に空間ができることが望ましい。さらに通気性も欲しいところだ。今回は、そうしたポイントに重点をおいて、雑誌やテレビで「オススメ！」「高評価！」と取り上げられていたマスク3種類を比較レビューしてみた。

三次元高密着マスクナノ 650円（7枚、Amazon価格）

通気性（蒸れなさ）：★★☆☆☆（密着してる分少し蒸れは感じた）
張り付き感（フィット感）：★★★★★（フィット感は抜群）
コスパ：★★☆☆☆（使い捨てマスクで7枚620円はコスパ悪い。薬局で購入したらもう少し安いかも）

　薬局や通販サイトでもよく見かける「三次元高密着マスクナノ」。これが、雑誌「MONOQLO」（晋遊舎）の「2021バズリマスク辛口採点簿」で4位に選ばれていました。「MONOQLO」は、消費者目線で本格的に商品を検証するのが人気の雑誌です。そこが4位に選んだなら、実力も相当でしょう！

　「三次元高密着マスクナノ」の特徴は、こちらの4点。

・ナノ繊維フィルター＋帯電フィルターで、空気中の微粒子を99％カット
・マウスバーで口元の空間をキープして息苦しさを解消
・新型4方向プロテクト構造で、顔の形にぴったりフィットして上下左右の隙間をブロック
・耳ひもが柔らかくふんわりタッチで、長時間つけても痛くない

　新型４方向プロテクト構造とは、ノーズフィッター（鼻の上ところにある芯）、サイドブロッカー（口元にある芯）、アンダーブロッカー（顎の形にフィットする作り）で顔の隙間を徹底的になくした設計です。

　画像の指で開いた部分がアンダーブロッカーです。ここを広げて装着することで顎の隙間にぐるっと密着して隙間をなくします。両頬にもブロッカーがついています。どんな角度でもウィルスからすごいブロックしてくれそう。「MONOQLO」でも、「フィルター性能が優秀で防御力は断トツ」と評価されています。

　ただ、これだけガッチリホールドされると、蒸れのほうが気になってくる。「MONOQLO」では「やや熱がこもりやすいのが惜しい」と書かれていて、実際はどうなのだろう？

マスク内の蒸れ【強】、通気性も悪い

　今回は「小さめサイズ」（普通・小さめ・こども用の3酒類）を購入しましたが、装着してみると本当にぴったり密着。頬の隙間にもしっかり密着します。

　口元部分にもワイヤーが入ってるので、ワイヤーに角度をつければ唇にマスクが当たらないので会話もしやすい。口元に空間ができるので呼吸がとても楽だと感じた。

　日中も三次元高密着マスクナノを着けて過ごしてみたが、ぴったり密着してるけど息はしやすい。しかし密着してる分、息の逃げ場がないため、長時間つけているとマスク内の蒸れは結構感じてしまった。他社製品と比べると通気性は悪いほうかもしれない。

　とはいえ、三次元高密着マスクナノは、とにかく隙間を強力にブロックしてくれるので、ウィルスや花粉からしっかりガードしたい人にはおすすめだと感じた。

[button_more text='カインズ・やわらかふわふわダブルワイヤーマスク 　798円（30枚）']

通気性（蒸れなさ）：★★★★☆（密着しすぎてないので蒸れは軽減）
張り付き感（フィット感）：★★★★☆（口元のワイヤーを調節することでフィット感アップ）
コスパ：★★★★★（触り心地・付け心地良く、高密度フィルター入りで30枚入りというのはコスパ良し）

　ホームセンターのカインズがマスクを出していた。しかも評判が非常に良いらしい。雑誌「MONOQLO」の「2021バズリマスク辛口採点簿」では、2年連続1位を獲得。「全てがちょうどいい神マスク」といわれている。どれだけ優れているのか？　試してみるのが楽しみだ。

　カインズのやわらかふわふわダブルワイヤーマスクの特徴はこちら。

・センターバー採用で口元に空間ができて呼吸しやすい
・99％の高密度フィルター採用
・幅広ゴムで耳にやさしい付け心地

　こちらも「小さめサイズ」を購入したが、サイズ感はぴったり。先ほどの「三次元高密着マスク」と同じく、ワイヤーは鼻部分と口元にあるダブルワイヤー。人差し指と中指を当ててる部分にワイヤーが入っている。

　では、実際にカインズの「やわらかふわふわダブルワイヤー」を装着してみよう。

[button_more text='通気性もコスパも◎！　触り心地もふわふわ']

　私はここ1年間、ピッタマスクオンリーだったので、久しぶりに不織布マスクをつけたのだが、その進化具合に驚いた。なんて息がしやすくなったのだろうか。口元にワイヤーがあるだけで、息をした時にマスクがペコペコしないので息がしやすい。

　頬から空気が抜ける分、蒸れは少なめ。呼吸が頬から抜けていくのがわかる。鼻と口元のワイヤーは硬めなので一度ジャストサイズに形を作ったら、夕方までその形を保ってくれていた。「MONOQLO」では、「一見ふつうですが、全てにおいてレベルが高く、コスパも良し」と絶賛されている。

　光に透かすとわかりやすいのですが、この口元のワイヤーが本当に固め。

　触り心地もふわふわでやわらかく気持ちいい。耳ひもまで柔らか素材でできているため1日中つけていても耳も痛くならないのもうれしいポイント。

　「三次元高密着マスク」はガサガサっとした不織布マスク特有の固さがあったが、カインズのマスクはさらっとしていてフワフワだった。二つの素材がわかるように並べて写真を撮ってみました。

　上のピンクマスクが【カインズふわふわマスク】、下の白っぽいマスクが【三次元高密着マスクナノ】です。

　これで30枚入り798円は納得のお値段といったところだ。

[button_more text='Victorian Mask（ヴィクトリアンマスク）　660円（5枚）']

通気性（蒸れなさ）：★★★☆☆（空間はあるが息の逃げ場の隙間は少なめ）
張り付き感（フィット感）：★★★★☆（ノーズフィッターとアゴをすっぽりとワシ掴みにする形状が顔全体にしっかりフィット）
コスパ：★★☆☆☆（5枚で660円洗えないとなると、コスパは良くない）

　TBSテレビ『王様のブランチ』『グッとラック！』や、フジテレビ『めざましテレビ』『とくダネ！』など多数のメディアに掲載されている今話題の「ヴィクトリアンマスク」。もちろん「MONOQLO」でも14位に選ばれていて、「全然張り付かない！　この形は発明です」と評価されている。

　ヴィクトリアンマスクの特徴は、こちら。

・人体工学に基づいた設計で、隙間からの空気漏れが少なく、メガネが曇りにくい形状
・美しいフェイスラインと鼻高効果
・口元をしっかり確保し空間をキープ
・口紅やメイクがつきにくい3段の形状

　マスクは5枚入りですが1枚1枚個包装になっていて衛生的。マスクを忘れた時のためにバックに忍ばせておけるのもうれしいポイントです。

　ワイヤーは鼻部分の1本だけ。今回はアプリコットピンクを注文しましたが（ホワイト・ブラック・グレー・ピンク）と4色展開しています。

　そして、このマスクの特徴は、外した際に口元部分を折りたたむことができる設計。マスク内側についた飛沫漏れや、汚れがついた部分を隠すことがきます。

　女心わかってる。食事時などマスクを外した時に、内側にファンデーションや口紅がついてたら思わず隠したくなるよね……。

[button_more text='視界にマスクがチラチラ入り込む']

　装着してみました。あれ……？　なんか公式サイトのモデルさんがつけてた雰囲気と違う。

　写真ではそんなにわからないかもしれませんが、立体的に顔を覆うからなのか、マスクを着用していても視界にチラチラとマスクが入ってくるくらい存在感があります。

　立体構造のため、鼻・口元が完全な空間ができて話しやすいのはもちろん、唇にもまったくマスクが触れません。これは快適だ！　張り切って外に出てみましたが……。とんがり具合すごくない？

息のしやすさはダントツ！　しかし存在感が強すぎ？

　唇からマスクまでの空間はおおよそ1cmはあります。そのため前から見ても横から見てもマスクの存在感は大きい印象。つけてる本人もマスクが大きすぎて視界に入るので、気になって仕方なかった……。

　唇にはまったく触れないので、接客業の方などはこのマスクがいいのかも？　と思ったが、存在感がすごすぎる！　マスク自体が立体的なゆえ、存在感が大きいのだ。公式サイトには「マスクを忘れるくらい美しく」と書かれていたが、私はヴィクトリアンマスクをつけていた1日中、その存在感と他人の目線が気になって仕方なかった。

　しかし口元と鼻部分の空間が圧倒的に広いため、しゃべりやすさと息のしやすさはダントツだと感じました。全くマスクがペコペコしないのもストレスが軽減されて良いのではないかな。