疲れた時の癒しとお世話の大変さ……一人暮らしの楽しくも大変なペット事情

ひとりぼっちで寂しい心を癒してくれたり、楽しい時間を分かち合ったり、ペットが飼い主にもたらす効果は大きいもの。しかし良いことばかりではないのが生き物を飼うということ。ペットを飼うことの理想と現実はどんなものなのでしょうか?20代〜30代の一人暮らしの男女50人にリアルなペット事情を聞いてみました。

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家に帰っても「お帰りなさい」と言ってくれる人がいないのが一人暮らしの辛いところ。そんな寂しい心を埋めるために、一人暮らしでペットを飼う方が増えています。

しかし一人暮らしでペットを飼うと散歩する時間が十分に確保できなかったり、きちんとかまってあげられなかったり、しっかりと世話ができないといった問題が出てきます。ペットも生き物ですから十分にかまってもらえなければストレスはたまり、怪我をしたり病気になったりしたら飼い主は動物病院に連れて行かないといけません。

そうした飼い主の衝動で飼われたり一方的な都合で捨てられたり、ペットを飼う人のマナーが今、社会問題になっています。

今回は現在一人暮らし中の20代〜30代の男女50名に、一人暮らしでのペットについてお伺いしました。ペットを飼う人はどのくらいいるのか。またペットを飼うことの喜びや大変さなどリアルなペット事情を見ていきましょう。

■目次
1. 一人暮らしのペット飼育率は25%未満
2. ペットの王道の犬猫は1位じゃない?一人暮らしでどんなペットを飼う?
3. お世話の時間の余裕を持つことは一人暮らしのペット飼育の大きな関門
4. 一人暮らしのペット事情の理想と現実
まとめ

1. 一人暮らしのペット飼育率は25%未満

アンケートで「一人暮らしでペットを飼っていますか?」という質問をしたところ、「はい」と答えた方は24%。8割近い人がペットは飼っていないという結果になりました。

【飼う派:実家でもペットいたから、動物がいない生活は考えられない】

一人暮らしでもペットを飼うという方は、実家暮らしをしていた頃から家で動物を飼っているというケースが多いようです。小さい頃からペットと一緒に暮らしているといざ一人暮らしを始めた時も動物がいないと違和感を感じるのでしょう。

■「一人暮らしをする時に寂しかったので実家で飼っていた猫を連れて行った(ペット可アパート)」(20代女性・個人事業主)

■「動物が大好きだから。実家でも飼っていたので一人暮らしになっても動物がいない生活は無理。」(30代女性・無職)

■「やっぱり寂しさに負けて一番好きな犬を飼っていますが、世話は大変です。」(20代男性・個人事業主)

動物がいる生活が当たり前だと思う方、そして寂しさに勝つことができなくて飼い始めたという方も。ひとりでいることが苦手な人は、寂しさがストレスにもなりかねません。ストレスとうまく付き合うためにも動物の存在が欠かせないという方も多いのでしょう。

【飼わない派:生き物を飼う責任は重く感じてしまう】

一人暮らしでペットを飼わないという人にはふたつの傾向が見られました。ひとつは生き物を飼うことは重大な責任だと思ってしまう方、ふたつ目はペット不可の物件に住んでいる方です。

■「今は自分の生活で精一杯なので、とてもペットを飼う余裕はありません。それにひとつの命を世話をするのは重い責任を伴うこと。そのような重圧には耐えられないので買うのは遠慮したいです。ただ将来生活の余裕が出来たらぜひとも自分好みのペットを家族の一員として迎えたいと思います。」(20代男性・アルバイト)

■「飼いたいけれどペット不可の賃貸物件に住んでいるため。それに一人暮らしだと飼ったとしても日中寂しい思いをさせそうで踏み切れないところがあります。」(30代女性・正社員)

■「ひとりだと面倒をみるのが大変だし経済的にも難しいので飼えません。」(30代女性・アルバイト)

仕事が忙しく、毎日家に帰るのは終電だという方は熱帯魚などは飼えても、犬や猫などの触れ合いを求める動物を飼うことは難しいでしょう。

一人暮らしでペットにストレスを与えてしまう懸念がある方は、ペットを飼うことは厳しいと判断しているようです。これも人それぞれ考え方の違いがありますが、一緒に暮らすことに責任を持つことができない以上、ペットを飼うことはやめたほうがいいでしょう。

2. 犬・猫は1位じゃない?一人暮らしでどんなペットを飼う?

【一番多いのは金魚やグッピーなどの魚だった!】

ペットというと犬や猫を真っ先に思い浮かべがちですがアンケートの結果によると、一人暮らしで飼うのは金魚やグッピーなどの小魚を飼う方が最も多いようです。

■「部屋を荒らされないし、模様や色、動きに癒される。犬猫アレルギー持ちの友だちも部屋に呼べる。」(30代女性・アルバイト)

■「ネオンテトラやアカヒレ、コリドラスなど、熱帯魚を飼っています。」(30代男性・正社員)

■「魚だとエサを与えるだけで世話をあまりしなくてもいいのかなと思うから。見てるだけで癒されるから。」(30代女性・正社員)

水槽の掃除をしたり、水槽の中に入れる水草などもケアしないといけないなど大変な面もありますが、魚は飼いやすいペットのひとつとして人気。犬や猫などの動物アレルギーを持つ友だちも家に呼べることは、一人暮らしにとっては重要なポイントになるのでしょう。

【ハリネズミやウサギも一人暮らしで飼える!】

ハリネズミやウサギは最近注目が集まっているペットです。飼うのは少し難しいかな?と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし鳴き声が大きくない、散歩をしなくてもいいことから一人暮らしのペットとしても飼いやすいと評判です。

■「小さい頃から飼っているのがウサギです。散歩しなくていいのと、鳴かないから音漏れが気にならないのがいいですね。」(20代女性・学生)

■「大学生になり一人暮らしを始めてから寂しさを感じることが多くなり、ネット上でよく写真や動画を見ていたハリネズミを飼うことを決めた。」(20代女性・学生)

■「ハリネズミです。小さい、飼いやすい、可愛い、世話が大変ではない、臭くないなどがポイントですね。」(20代女性・正社員)

アンケートでは大学生の方でウサギとハリネズミを飼っている方の声が目立ちました。社会人よりも比較的時間に余裕があり、家にいる時間も確保しやすい学生にとっては、程よい関係性が築けるのかもしれませんね。

【亀やカブトムシも!こんな動物を飼う人もいた】

アンケートで「その他」を選ばれた方は25%。その中にはどんな動物がいたのでしょうか?

■「亀を飼っています。犬や猫みたいに騒いだりしませんし、アパートに向いています。」(30代男性・正社員)

■「ペットとは少し違いますが、自宅でカブトムシを飼っています。今は幼虫なのであまり姿を見ることができませんが、暖かくなる頃には成虫になって立派なカブトムシとしてその姿を披露してくれる時が待ち遠しくてたまらないです。」(20代男性・アルバイト)

アンケートのコメントにもあるように、鳴き声が騒がしくないのがこれらの動物の特徴なのではないでしょうか。賃貸アパートだと多くの場合は壁が薄いため、騒音は近隣トラブルにもなりかねません。

たとえペット飼育可の物件でもトラブルは最小限にしたいもの。そんな方にはウサギやハリネズミなどのあまり鳴かない小動物や、亀や昆虫などを飼う選択肢はいいのかもしれません。

3. お世話の時間の余裕を持つことは一人暮らしのペット飼育の大きな関門

家族でペットを飼っていてもお世話をするのは大変です。一人暮らしともなるとさらに大変になることでしょう。一人暮らし中のみなさんはペットのお世話についてどんな風に思っているのでしょうか?

【なかなか触れ合いの時間を作ることができない】

「必ず家に帰らないといけない」「仕事や学校が忙しくてなかなかかまってあげられない」「散歩がなかなかできない」など、一人暮らしでペットを飼うにはハードルは山積み。半数以上の方がこの3つの選択肢のいずれかに投票をされました。では具体的にどんなことを考えているのか、コメントを見ていきましょう。

■「家にいる時間が少ないと食事や掃除などの世話が十分にできない。」(20代女性・正社員)

■「一人暮らしだとなかなか散歩に連れて行ってあげられないことが大変だと思います。」(20代女性・学生)

■「元々実家でほかの家族が常にいたり多頭飼育だったり、自由に出入りしていた猫だったのでアパートで外にも出られず、一匹で帰りを待たせないといけないのは可哀想だった。」(20代女性・個人事業主)

ペットも生き物ですから餌をきちんと与えるだけでなく、散歩をしたり、触れ合いの時間を作ってあげることが必要です。しかし一人暮らしだと家を留守にしがち。仕事で夜遅くなることや、友だちと飲み会や食事することが日常的にあると、家に帰るのは日付が変わってからなんてことも珍しくありません。

恋人と同棲をしていたり、家族と暮らしていたりする場合は、みんなで協力しながら世話をすることができますが、一人暮らしだとすべてひとりでやらないといけません。

ペットの世話と自分のスケジュールで折り合いをつけながらうまくペットと関わっていくのは、そう簡単なことではないようです。

【ペットのための環境を整えてあげるのが大変】

一人暮らしだと餌をあげたり散歩に連れていくなどの世話が大変なだけではなく、ペットが快適に過ごせる環境を作ることも多くの人にとって悩みの種になっているようです。

■「狭いスペースに無理やり大きいケージを置いたので、掃除が大変です。」(20代・個人事業主)

■「排泄物の処理が大変だなと思います。散歩はこちらも一緒に運動する習慣にもなるので助かりますが、やはりお互いが快適に過ごすにはやることも必然的に多くなります。」(20代女性・学生)

■「毎日トイレシートを変えなければならないため、思った以上に排泄物の掃除が大変。」(20代女性)

最近では餌を自動的に決まった量だけあげる機械も販売されており、便利になってきています。しかし、掃除ばかりは自動では出来ません。ペットと飼い主が快適な暮らしを過ごすためには、掃除は飼い主が毎日責任を持って行う必要があるのです。

4. 一人暮らしのペット事情の理想と現実

アンケート結果からも一人暮らしでペットを飼うことは大変なことがわかりましたが、それでもペットを飼うことの魅力はどんなことにあるのでしょうか。やっぱりペットがいてよかったと思う瞬間は多く、ペットと過ごすかけがえのない時間は何事にも代え難いようです。

アンケートでペットを飼うメリットについてお伺いしたところ、半数近い方が寂しさを埋めてくれる存在としてペットを可愛がっているようです。

【ペットは寂しい心を癒してくれるかけがえのない存在】

■「ひとりだとたまらなく寂しく感じることもありますが、ペットを飼うようになってからはそれがなくなり、生活にハリが出てきたような気がします。」(30代男性・正社員)

■「一人暮らしで恋人もいないので、ペットがいるとさびしい気持ちを癒してくれるから。」(20代男性・正社員)

■「ハムスターを飼っていますが疲れた時でも手はかからず、癒しだけをくれるので感謝しています。」(20代女性・正社員)

犬や猫、ハムスターなど、触れたり見ているだけで疲れやストレスがなくなってしまうという方もいます。ペットというよりも時には友人であったり時には愛くるしい子どものような存在であったり、ペットは癒し以上の存在であることがアンケートからも想像できます。それくらいペットの存在が大きい人は少なくないのです。

【現実的ではない、一人暮らしのペット事情】

ペットを飼うのは大変だけど、それでもペットがいる生活は素晴らしいものです。しかし飼う前にもう一度考えてほしいのが将来について。今は幸せでも、今後のことって考えたことはありますか?

アンケートで「これからも一人暮らしでペットを飼い続けたいと思いますか?」と質問をしたところ、意外にも厳しい回答が多く見られました。

なんと「いいえ」と答えた方が半数近くもいたのです。「わからない」は約3割。自信を持って「はい」と答えられる方は3割に満たないという結果になりました。

■「この先、周りの環境がどうなるかわからないし、命を預かるリスクもあるから。」(20代女性・学生)

■「仕事などで一緒にいてあげられない時がかわいそうなので、飼い続けることはないです。」(20代男性・個人事業主)

自分のライフスタイルや仕事が変わるかもしれない。お別れをしないといけない時は辛い。忙しくてなかなか一緒にいてあげられない。やはり多くの方が一人暮らしでペットを飼うことには厳しい見解をお持ちのようです。

まとめ

楽しくもあり、時には大変なこともある一人暮らしのペット事情。ペットと暮らすことの魅力は家族と同じような関係で楽しいことも悲しいことも分かち合えることでしょう。一人暮らしでペットを飼うことが向いているのは、生き物の命を預かる責任と覚悟をきちんと受け入れることができる人なのかもしれません。

一人暮らしでペットを飼いたいなと考えている方は、自分のライフスタイルやペットを飼うことについて、じっくりと考えてみてください。


アンケート実施日:2017年3月24日〜25日
対象:20代〜30代の男女、正社員、個人事業主、パートアルバイト、学生の方
アンケート総数:50


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