House+Clinic-TT

「地域医療と住まいの継承」
地域医療の継承としてのリノベーション計画である。 長崎県佐世保市で古くから歯科医院を営んでおり、親から子へと引き継ぐためにリノベーションを行うことになった。 1階は歯科医院、2~3階は住宅となっている。 築40年ほど経つ鉄筋コンクリート造であった。耐震補強までは予算として難しかったが、構造的に負担となっている壁の解体などを行い軽量化を図っている。 既存構造体に囲まれたなかで、自由に間仕切り壁を配置している。欲しいところに欲しい広さを設けた。 1階の間仕切り壁は本棚で出来ており、診療を待つ方が本を手に取り易くなっている。個々には歯科の専門書もあり、歯科文化を伝える場所にもなる。 2~3階は色彩を空間の素材として使っている。カラーリノベーション手法である。 有機的で豊かな空間に生まれ変わった。 (2014.04完成)

<設計概要>
住宅+歯科医院改修計画
所在地:長崎県佐世保市
構造:鉄筋コンクリート造4階建て
工事期間:2013/01/20~2013/04/10
設計期間:2012/07/29~2012/10/20
設計:伊藤憲吾建築設計事務所 担当/伊藤憲吾、原大地
施工:株式会社 池田工業 
担当/坂口 撮影:イクマサトシ(TechniStaff)

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外観は既存のまま。1階の入り口は腰窓を撤去し歯科医院の入り口としている。奥に見える半円の開口部が住宅と委員の入り口となっていたので、動線分離をしている。
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歯科医院の間仕切りは本棚で行った。待合に居ながら本に触れられる。歯科医院の専門書などを置いている。
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2階住宅部のリビングダイニング。色彩と床の段差によるゾーニングを行っている。構造躯体と関係なくウネウネと壁を機能に応じ配置した。
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