月の満ち欠けが産まれて来る子犬の性別に影響しているという研究結果

月の満ち欠けの状態によって産まれて来る子犬の性別の割合が違うという研究結果が発表されました。その内容をご紹介します。

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月の満ち欠けと生き物の身体との関係

月の引力は地球上の潮の満ち引きが起こる理由の大きな部分を占めています。この月の引力は潮汐だけでなく、生物の体にも影響を与えます。多くの生き物の体の約7割は水分で構成されているので、海と同じように月の引力の影響を受けると考えられます。

過去の様々な研究で、月の満ち欠けが出生率や心血管の病気の発生率など、様々な形で人間の身体に関連していることが知られています。これらは月の引力と電磁気が変化することで、人間の体内のホルモンの放出に影響があるからではないかと考えられています。

イタリアのメッシーナ大学獣医科学の研究者は、犬の生殖に影響を及ぼす環境要因として月の満ち欠けの周期が関連しているかどうか、関連するならば子犬の性別の比率に影響があるかなどを調査し、その結果を発表しました。

犬が’受胎した時の月の状態を調査

この研究では、2015年〜2020年の間にメスのラブラドール150腹から産まれた973匹の子犬を対象にして、季節変動と月の周期が産まれて来た子犬の性別比率に及ぼす影響を調査しました。

973匹の子犬の性別比率は、メス48%オス52%とほぼ半々です。しかし各出生時の性別比率は季節や月の満ち欠けの状態によって違っていたのでしょうか。

研究チームは犬の受胎の日付を出産日の62〜64日まであると考えて、それぞれの受胎日を算出しました。次にその日の月の満ち欠けの状態を、新月(何も見えない)、上弦の月(だんだん満ちていく)、満月、下弦の月(だんだん欠けていく)の4つの段階に分けて分類しました。

こうして季節別と月の周期別の各々の時期と産まれた子犬の性別の比率を比較していきました。

満月と新月で、子犬の性別の割合にはっきりと差が!

比較の結果、季節は子犬の性別比率に影響を与えないという結論が出ました。対照的に月の満ち欠けの周期と子犬の性別比率には、はっきりとした関連が見られたそうです。

母犬が受胎した時が満月だった場合の同腹の子犬の性別比率は、オス犬62%対メス犬38%でした。反対に受胎の時期が新月だった場合の比率は、オス犬41%対メス犬59%と完全に逆転していました。上弦と下弦の時期には性別比率はほぼ半々になっていたといいます。

これは以前に人間の出生時の性別比率と月の周期を調査した研究結果とほぼ同じなのだそうで、研究者は今後さらに調査を続けて行き、月の周期が犬の性別比率に与える影響や他の要因についてより深く追求したいと述べています。

まとめ

月の満ち欠けの周期と産まれて来た子犬の性別比率を調査したところ、犬の受胎のタイミングが満月の時だった場合は同腹の子犬のうちオスの比率が高くなり、新月だった場合にはメスの比率が高くなっていたという研究結果をご紹介しました。

人間も犬も同じように月の満ち欠けの影響を受けて産まれて来るというのは興味深い現象ですね。今後の研究でさらに意外な発見が出て来ることも期待されます。

いつも見ている月の目に見えない力が自分の体にも愛犬の体にも影響を与えると思うと、犬も人間も他の動物たちも皆同じ地球の仲間なのだなということを改めて感じさせられる気がします。

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