洗濯物のニオイやシワ対策どうする?主婦50人から学ぶ、洗濯物の上手な干し方

たった1日分の洗濯物でも、すごい量になってげんなり……。さらに「せっかく洗濯物を干したのに、シワやニオイが気になる!」なんてことになったら、さらに落ち込みます。実はそれらの問題点は、上手な干し方で防げるもの。主婦50人に“洗濯物干しのコツ”を聞きました。

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たとえ1日分の洗濯物であっても、家族全員分が集まると結構な量になります。

・洗濯を干すスペースも限られているし、お天気にも左右されるし、全然乾かない!
・しっかり干したはずなのに、生乾きのニオイがする
・取りこんでみたら洗濯物がシワシワ……

このような経験をしたことはありませんか?多くの方が悩みを抱える「洗濯の干し方」ですが、その解決法を見つけるべく、主婦50人の方にアンケートを実施しました。

■目次
1. 干す場所の問題は便利グッズで解消
2. 洗濯物を干す時に注意することは?やっぱりシワが気になる…
3. 「早く乾く」ことと「ニオイ」の密接な関係
4. 雨の日も怖くない!上手な「部屋干し」の方法
まとめ

1. 干す場所の問題は便利グッズで解消

まずは、主婦のみなさんがどんなことに困っているのか探っていきましょう。

【Q:洗濯物を干す時に、困っていることはありますか?】

この質問に対して多かった回答が、「洗濯物を干す場所」についてでした。

■「余りにも洗濯物が多い時、干す場所が狭いので、洗濯物と洗濯物の間隔が狭くなり、乾きにくいです」(40代・主婦)

■「家族分の洗濯物を干すと、竿を3本使ってもいつも目一杯で、うちのベランダは狭い!と感じます」(40代・主婦)

日当たりの良い大きなお庭があるような家ならば理想的ですが、実際は洗濯を干すために広々としたスペースを設けるのはなかなか難しいこと。

主婦のみなさんがこの問題をどのようにクリアしているか聞いたところ、その解決策のひとつが「便利グッズ」を使うことでした。便利な機能が付いた「ハンガー」を使って、干し方を工夫している方が多く見られました。

■「ベランダが狭いので、バスタオルなど大きな洗濯物を折らずにパッと干せる「のびるハンガー」を使っています。ハンガーの下の部分がスライドしてワイドに伸び、バスタオルなど干す場所を取らずにハンガー干しが可能になります」(40代・主婦)

■「7連ハンガーを使っています。1本ずつ取り外しても使えるし、タテに吊るせば干すスペースを広く使える。ハンガーの幅を広げるなどの調節出来るので便利です」(30代・主婦)

このような便利なグッズを積極的に使用することで、洗濯を干すスペースの狭さによるストレスを軽減することが出来ます。

2. 洗濯物を干す時に注意することは?やっぱりシワが気になる…

外干し・部屋干しに関わらず、「洗濯物を干す」という行為をするうえでの課題について、主婦のみなさんの意見を聞きました。

最も回答が多かったのは「シワ」。シワくちゃな服は、人の印象にも影響します。40%の主婦たちが、洗濯物を干す際に「シワ」を作らないことを第一に考えているという結果となりました。

■「極力アイロンの手間が減らせるよう、きちんとシワを伸ばすことに気を使っています。」(40代・主婦)

■「出来るだけアイロンをしたくないので、シワがでないようにパンパンしてから干します。」(40代・主婦)

なかでも多かったのは、「出来るだけアイロンがけの手間を省きたい」といったコメントです。シワはアイロンで伸ばすことが出来ますが、手間が増えるのは避けたい、というのが主婦の本音。となると、洗濯物を干す時点でシワをしっかりと伸ばすことが重要となります。

また、シワがあると洗濯物が乾きづらくなるという意見もありました。

■「デニムなどの厚手の生地は、シワがあるとそこが生乾きになって、ニオイがつくから」(40代・主婦)

■「ダンゴ状になっていると生乾きになってしまう。干す時点でしっかり伸ばすよう心がけています」(40代・主婦)

■「干す時に、その都度バサッとして、シワや形を整えてから干すと乾く時間も短縮になり、シワなどもあまりなく綺麗に取り込める」(30代・主婦)

布と布が重なっているところは干してもあまり空気に触れず、そこだけ半乾きになることも。しっかり乾かなかった服は着るのもしまうのもためらわれます。洗濯物は広げて“パンパン”とシワを伸ばす、という基本の干し方は案外あなどれないものです。

3. 「早く乾く」ことと「臭い」の密接な関係


先ほどの「洗濯物を干す時に気にすること」のアンケートでは、「シワ」に次いで「ニオイ」が32%、「早く乾くか」が24%を占めています。実はこれらの「早く乾く」ことと「ニオイ」は関係性があります。

■「いくら外に干しても密着させすぎてしまうと乾きづらいし、空気の通りが悪くて臭い」(40代・主婦)

■「厚手の服は風通しの良い場所に干す。ちゃんと乾かないとニオイの元になるので。あと、整然と干されていると気持ちいいので、見た目も大事」(30代・主婦)

■「早めに乾かさないとニオイが残るため、乾きにくい天候の時は室内の暖房に近いところに干すなど、早く乾くようにしている」(40代・主婦)

■「洗濯物が乾きにくい季節は生乾き臭がひどい時があり、せっかく綺麗になった洗濯物でも嫌な気分になります」(40代・主婦)

洗濯物を早く乾かすことで、ニオイはずいぶん予防出来ます。濡れた状態が長時間続くと、雑菌の繁殖が元となって特有の嫌なニオイが発生してしまうのです。

それでは具体的に、主婦のみなさんはどのような対策をされているか、そのコツを教えていただきました。

■「なるべく洗濯物同士の間隔を開けて干すようにしている。でないと風通りが悪くて、余計に乾きが悪くなる。それとシャツやズボンは洗濯バサミで上部を留めて、ダランと干す。そうすると乾きが早い」(30代・主婦)

■「より早く乾かすためには、除湿機を使う。エアコンよりも電気代が安く済むので、夜10時から朝の8時で乾かすようにしています。ポイントは、乾燥した状態を7時間以上保つようにすること」(40代・主婦)

基本となるのは「湿気対策」と「通気性」。乾きやすい環境を作るためにはやはり、洗濯物が重ならないようにすることが何より重要。合わせて部屋の湿度を低くしておくことが必要です。

朝に洗濯物を干すことで「早く乾く」ことにつながる、というご意見もありました。

■「洗濯はなるべく暖かい朝などにして、干し方も乾きやすい干し方にしている」(30代・主婦)

■「よく乾くように重ならないようにしたり、朝早く干したりしています」(30代・主婦)

適度に風が通り、日差しもある朝は、絶好のお洗濯日和。天気予報をしっかりチェックして洗濯をすることも、上手な洗濯には欠かせないポイントといえます。

4. 雨の日も怖くない!上手な「部屋干し」の方法

天気の良い朝が続けば、日頃のお洗濯もグッと楽になるのですが、あいにく天候不良が続いてしまうこともあります。もちろんベランダや庭などに干すことは出来ず、しかし干す場所がないからといって、洗濯をしないと洗濯物は積み上がる一方。

ニオイや生乾き感など、洗濯に起こりがちな問題の原因について主婦のみなさんに伺ってみたところ、どうしても「天候」によって洗濯物の状態が左右されてしまう、と感じている人が多くいました。

※総回答数に対する割合

■「雨の時はもちろん乾かず、風の日は洗濯物同士がくっついてしまい、乾きません。厚手の素材も天候によりなかなか乾きません。天気の良い日はなんでもよく乾きます」(40代・主婦)

■「天候が悪いと外に干せなくて困る」(30代・主婦)

雨の日に洗濯をするとなると、乾燥機を使うという手もありますが、多くの場合は「部屋干し」をすることになります。雨天だけではなく、春であれば花粉、梅雨や冬場は雨が降らなくても洗濯物が乾きにくく、部屋干しを強いられる状況は少なくありません。

そもそも外に干すスペースがなく、いつも部屋干しをしているという方も何人かいらっしゃいました。しかし部屋干しをすると、洗濯物だけでなく部屋の中まで嫌なニオイになります。さらには乾かす場所も限られているので、乾きも遅くなりがち。

■「とにかく干せる場所にはどこにでも干しています。ベランダが狭いので、干すスペースを確保するのがいつも大変。部屋の中のあらゆるところに干して何とかするしかない」(30代・主婦)

■「雨が降った時の干す場所にいつも悩みます。すべて乾燥するとシワも気になるし、出来るだけ多く干したいので部屋のあちこちを利用して干しています」(40代・主婦)

■「部屋干ししか出来ないので、スペースに限りがあるし、乾きが遅い」(30代・主婦)

こういった部屋干しの問題について、世の中の主婦の方が工夫しているポイントを見ていきましょう。

まずは、部屋干しする「場所」の確保です。

■「一番重宝しているのは、部屋干しする時に家の扉上の出っ張りに引っ掛けられるアイテムです。そのツールを引っかければハンガーなら6本まで吊るせるし、タコ足ハンガーもひとつぶら下げる事が出来ます。冬場の洗濯物が乾きにくい時期は助かります」(30代・主婦)

部屋干しするとなると、カーテンレールや壁の縁に洗濯物をかけるなど、かける場所が問題となります。そういう場面でも役立つ便利グッズがあります。頻繁に部屋干しする家庭ならば、突っ張り棒や洗濯ロープを設置してしまうというのもありです。

次に、部屋干しをする際のテクニック。

■「部屋干しの時、湿度が高い時は、乾きにくいと感じます。なかなか取り込むことができないので、次の洗濯まで時間がかかります」(40代・主婦)

このように、部屋干しは乾きにくいのも問題点。まずは「湿気」をどうにかしなくてはなりません。

■「室内干しはどうしても部屋全体がジメッとするので、こまめに換気するようにしている」(30代・主婦)

■「部屋干しする時に扇風機の風をあてることで、早く乾くし、ニオイ予防にもなります」(40代・主婦)

湿度の高さによって洗濯物が乾くまでの時間が長くなると、雑菌が増殖してニオイの原因になってしまいます。また部屋にカビが発生するなど、衛生面での問題も。

部屋干しでも洗濯物をしっかり乾かすには、湿度を低く保ち、空気を循環させることが重要。エアコンや除湿機を活用するもの効果的です。そしてしっかり乾くまで、こまめな換気を心がけましょう。

仕事などの理由により、天候に関係なく昼間の洗濯が難しいご家庭は、除湿機を使った“夜干し”がおすすめ。夜は電気代がお得になる料金プランもあります。近隣への音の問題がなければ、夜に洗濯機を回して、除湿機をかけた部屋で洗濯物を乾かすと、お得で洗濯物もしっかり乾きます。

まとめ

主婦が洗濯物を干す際に気をつけているのは、【シワ・ニオイ・乾き】でした。

・洗濯物を干す時は、乾きやすさのためにもしっかりシワを伸ばす
・洗濯物同士の間隔をあけて、通気性をよくする。便利グッズでスペースを有効活用
・外干しは暖かい朝を狙い、部屋干しは除湿と換気を徹底

忙しさに追われて何気なくやりがちな洗濯ですが、これらの点に注意することで、洗濯物を干す際に起こりうるトラブルを最小限に止めることができます。洗い直しなどの手間をかけないためにも、正しい洗濯物の干し方を実践してみてくださいね。

アンケート実施日:2017年3月2日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方
アンケート総数:50

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