出産祝いを贈る前に知っておきたい!マナーや相場などの出産祝い基礎知識とは?

出産祝いには品物や現金、手紙など様々なお祝いの形があります。しかし、贈り方や贈るタイミングを間違えると、せっかくの出産祝いが台無しになってしまいます。きちんとした形で祝うためにも、正しい知識やマナーは身につけておくべきでしょう。そこで今回は、出産祝いの基礎知識をご紹介していきます。

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出産祝いのマナー

出産祝いをする際には、母子の気持ちを尊重することが何よりも大切です。「出産祝いをしたいからこの日に行くね」のように、一方的な連絡をしないように注意してください。

ママも赤ちゃんも、出産直後は健康状態が不安定な時期です。事前に伺った際には元気であっても、当日体調が良くないことも考えられます。それほどデリケートな時期であることを覚えておきましょう。

また、出産の知らせを聞く前から出産祝いを贈らないでください。出産祝いをした後に死産になった場合、より一層悲しい思いをさせてしまいます。必ず出産報告を聞いてから出産祝いを贈りましょう。

では、以下でさらに細かいマナーについて解説していきます。

【その1】出産祝いは基本的に配送をする

できれば直接会ってお祝いしたいところですが、出産祝いでは「配送」を検討しましょう。相手方は出産直後も忙しく、なかなかゆっくりできる時間がありません。落ち着くまでは直接訪問するのを控えましょう。

ただし、よほどの親しい間柄であれば直接行って出産祝いを渡す場合もあります。直接お祝いする際には、当日に体調を伺ってから訪問することが大切です。ママと赤ちゃんが元気であれば、その日に出産祝いを渡しましょう。

【その2】病院では渡さないよう配慮する

出産後しばらくは相手方が病院にいる可能性もありますが、病院で出産祝いを渡すのは「誘われた場合のみ」にとどめておきましょう。繰り返しになりますが、母子の健康状態は特に出産後が不安定です。ママと赤ちゃんの体調を常に気にかけるようにしましょう。

【その3】手を清潔な状態にしておく

赤ちゃんに触れる際には必ず手を洗いましょう。生後6ヶ月までの赤ちゃんは、母乳からの免疫物質により病気にかかりにくいとされています。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこする際には、清潔な手で触る配慮が必要です。

感染症の有無に関わらず、相手方が気持ちよくいられるような気配りを心がけましょう。

【その4】男性同伴やタバコに注意

出産祝いのマナーでは、男性同伴を避ける傾向にあります。相手方は育児に専念しているため、すっぴんでいることが多いためです。あまり異性に見られたくないデリケートな気持ちを察して、女性だけで行くことが望ましいでしょう。当然ですが、訪問前にはタバコを吸わないことも重要です。

【その5】メッセージカードはシンプルに

メッセージカードには、シンプルで短い一文を記載するようにしましょう。長文や冗談の多い文章を送ってしまうと、産後の精神状態に良くありません。「流れる」や「消える」など、忌み言葉に該当する言葉も控えてください。

【その6】品物の数にも注意を払う

ほかにも出産祝いには様々なマナーがあります。例えば4や9は「死」「苦」を連想させるため、品物の個数や現金の総額に気を付けなければなりません。なお、現金を贈る際にはご祝儀袋に新札を入れるように心がけましょう。

このように様々なマナーがありますが、特に授かり婚は出産祝いをするタイミングが難しいものです。同時にお祝いをしても問題ありませんが、できれば「結婚祝い」「出産祝い」と別々に贈りましょう。後述にもありますが、結婚祝いと出産祝いでは水引の結び方が異なります。間違えてしまうと大変失礼なため、別々にお祝いしたほうが安心できるはずです。

のしのマナーも身につけておこう

出産祝いを贈る場合はのしが必要です。のしの正しい書き方を身につけるだけで、出産祝いがより素晴らしいものになります。ちなみに出産祝いの一般的なのしの色は白です。可愛らしい色を使用したい場合は、相手が親しい間柄のときのみにしましょう。

それでは、以下でのしの書き方について解説していきます。

【表書き】

のしの書き方の基本は、フェルトペンや筆ペン、毛筆などを用いて濃く大きく書くことです。のしの上側には、贈り物の目的である「表書き」を記載します。出産祝いの場合、「御出産祝」「御出産」「御祝」のいずれかを縦書きで書くようにしてください。

【贈り主】

のしの下側には贈り主の名前を書きます。ポイントは表書きよりも少し小さめに、縦書きで記載することです。

夫婦連名で贈る際には、夫のフルネームを書いてから左側に妻の名前を書きます。知人同士の連名ならば「年齢順」「五十音順」「役職順」など、一緒に贈る人たちの間柄で書く順番を決めましょう。

贈り主が4人以上の場合はのしに書く人数は2名~3名程度とし、4人目以降は「外一同」と記します。「営業部一同」など、職場の連名で書く場合も同様です。「一同」と書いた際には、中包みに全員の名前を書いた紙を入れます。

【中包みのマナー】

中包みとは、ご祝儀袋の中に入れる袋のことです。現金を贈るときに必要であり、複数人で出産祝いを贈る際にも同封するケースが一般的です。

中包みに現金を入れる場合にもマナーがあります。まず、中包みには表書きで使用した筆記用具と同じものを使いましょう。あえて細いペンで書く必要はありません。

中包みの表面には、「金壱萬円」のように金額を縦書きで書いていきます。注意しなければいけないのが、改ざんなどを防ぐために金額を書く場合だけ「壱」「弐」「参」と旧字体の漢数字を使用する点です。例えば30,000円ならば「参萬円」、50,000円ならば「伍萬円」と記載します。金額の前には「金」を付け加えて、「金 参萬円」「金 伍萬円」のように書きましょう。

人によっては「金 参萬円也」のように、金額の後に「也(なり)」を書くケースも見られます。現在では書いても書かなくても問題ないため、あまり気にする必要はありません。

中包みの裏面には住所と名前を記載します。このとき、住所と名前には旧字体の漢数字を使用しません。日常的に使われている漢数字で、分かりやすく書きましょう。

【水引の注意点】

のしを飾る水引の結び方にもマナーがあります。結婚式では、「結びきり」「輪結び」など一度結んだらほどけない結び方が好まれます。対して出産祝いでは、「蝶結び」「花結び」など何回でも結び直せる結び方が望ましいです。

授かり婚のように結婚と出産が近いと、結び方を間違えてしまいがちです。出産に関しては何回起こっても嬉しい出来事なので、蝶結びや花結びを上向きにするよう心がけてください。

出産祝いを贈る時期

生後7日目には、命名書を飾ってお祝いをする「お七夜(しちや)」という儀式があります。出産祝いは、このお七夜を過ぎてから贈るケースが一般的です。なお、生後1ヶ月目に行われるお宮参りを過ぎてから出産祝いを贈ると、相手方に手間をかけさせてしまいます。出産祝いに関しては、お宮参りが始まるまでに贈りましょう。

「お七夜」と「お宮参り」の間で出産祝いを贈るのが理想ですが、お七夜は自宅で行う儀式のため、入院が長引けばお七夜も遅くなります。確実に出産祝いを贈りたいならば、生後2週間~3週間を目安にしましょう。

なお、原則として出産祝いを贈るタイミングは、「出産の知らせを受けたとき」もしくは「産後の母子の健康状態が良いとき」が望ましいとされています。

【産後1ヶ月以上経過してしまったら?】

出産祝いが遅れてしまった場合は、「御誕生祝」と表書きを変えて贈りましょう。相手方は出産祝いを受け取ったお返しとして、内祝いを準備します。内祝いの準備するタイミングは、お宮参り前後の可能性が高いでしょう。

そのため、出産祝いが遅れてしまうと相手方は内祝いを買い足さないといけなくなります。1ヶ月以上経過したら「誕生祝い」、1年経過する頃には「誕生日祝い」として、内祝いを頂かない名目を考えましょう。

出産祝い金額の相場

出産祝いの金額の相場を知っておくことで、悩みがちなプレゼントを決めやすくなります。そこで以下では、出産祝いの相場をケースごとに見ていきましょう。

【兄弟・親戚】10,000円~30,000円

兄弟や普段からお世話になっている親戚については、10,000円~30,000円が相場です。遠い親戚ならば、3,000円~5,000円でも失礼にあたりません。血縁関係や付き合いの深さによって金額を検討しましょう。

【親友】10,000円

友人の中でもとても仲の良い間柄であれば、出産祝いは10,000円が目安です。この金額を超えると兄弟や親戚の出産祝いよりも高くなり、相手に気を遣わせてしまう恐れがあります。親友ならば10,000円相当の品物、もしくは現金を贈りましょう。

【友人・知人】5,000円~10,000円

一般的な友人・知人として出産祝いを贈りたいのであれば、5,000円~10,000円が相場です。ただし、付き合いの深さによって金額を変えるケースも見られるので、多少は前後しても問題ないでしょう。

【会社関係】5,000円~10,000円

会社関係も5,000円~10,000円が相場となります。ただし、上司や先輩に贈るのか、同僚・部下に贈るのかによって適した金額が異なることもあるので注意が必要です。

【近所・隣人】3,000円

近所付き合いで接している方ならば、3,000円を目安にしましょう。少額でも出産祝いを贈ることで、隣人との関係が良好になるはずです。

【双子の赤ちゃんへの出産祝い】相場の金額の1.5倍以上

双子の赤ちゃんが生まれた場合は、相場の金額×1.5~2倍が目安です。金額が相手方の負担になってしまうようであれば、予定の金額より少し多めに考える程度にとどめておきましょう。

【相場より高めに設定しない】

無理をして高額な出産祝いを贈ると、相手方の負担も大きくなってしまいます。出産祝いのお返しである内祝いは、頂いた金額の3分の1~半額を目安に検討します。そのため気前よく奮発すると、相手方はお返しに一苦労してしまうでしょう。

出産祝いの相場を参考にした上で、内祝いの負担も想定してプレゼントを決めることが望ましいです。

出産祝いにおすすめのアイテム

出産祝いでは実用的な物が好まれます。ここでは、出産祝いにおすすめの具体的なアイテムを見ていきましょう。

・ベビー服
・スタイ(よだれかけ)
・おむつ

ベビー用品は、使用期間が短いにも関わらず必要な物が多いとされています。出産祝いの品物として贈れば、相手方も喜んでくれるはずです。

【ベビー用品】

ベビー用品を贈る際に注意しなければいけないのは、赤ちゃんの成長を考慮する点です。特にベビー服に関しては、数ヶ月で同じ服が着られなくなります。例えば、50センチのベビー服は0ヶ月~2ヶ月のときにしか着られません。同様に60センチは2ヶ月~5ヶ月、70センチは5ヶ月~11ヶ月が目安です。

出産祝いでベビー服を贈る場合は、80センチもしくは90センチの品物を選びましょう。80センチは11ヶ月~1歳半、90センチは1歳半~2歳まで着られるはずです。また、生まれてすぐのベビー服は既に相手方が購入済みの可能性が高いでしょう。相手方を困らせてしまう恐れがあるので、50センチ~70センチのベビー服は避けることが無難です。

【日用品】

・タオルセット
・ポーチ
・食器

出産後には家族が1人増えるため、日用品は喜ばれやすいプレゼントです。ポーチは「おむつポーチ」や「ウエストポーチ」など、いわゆるマタニティーグッズがおすすめです。食器はベビー用のスプーンやフォークでも、大きくなってから使えるお皿でも問題ありません。

他の人とかぶらない品物を贈りたい方は、育児中に役立つ「鼻水吸入器」や、入浴中に便利な「首浮き輪」などを検討してみましょう。

【思い出用】

・アルバム
・写真立て

アルバムや写真立ては、子どもが成長していく上でこれから何度でも使える品物です。写真を飾るのが好きな夫婦であれば、特に喜ばれるでしょう。

【ママ用プレゼント】

・授乳クッション
・抱っこひも
・フェイスパック
・ハンドクリーム
・お菓子

赤ちゃんが使える品物以外に、ママが欲しいグッズをプレゼントする手段もあります。育児中はとても大変で忙しく、手荒れや肌荒れの心配が予想されます。ちょっとした気遣いとして贈ってみれば、相手方も喜んでくれるはずです。

甘いものが好きなママにはお菓子もおすすめです。ただし、食品を選ぶ際にはノンカフェインの品物を選ぶように心がけましょう。

【育児グッズ】

・おもちゃ
・絵本セット

「おもちゃ」や「絵本セット」も、たくさん頂いて嬉しい品物です。ただし、すべり台やベビーチェア、ベビーベッドなど大きな物を贈らないようにしてください。どんなに可愛い育児グッズでも、家族の居住スペースが急に狭くなると困ってしまいます。

まとめ

出産祝いに関しては、必ず出産の報告を受けてから贈るようにしましょう。無事に生まれてきて、元気に育つことが分かる時期が出産祝いを贈るタイミングです。

また、出産祝いの相場にも注意しましょう。あまりに高価な品物を贈ると、内祝いで相手方が負担に感じてしまいます。

何かとマナーが多くて大変かもしれませんが、予算内で素敵なプレゼントを贈り、祝福する気持ちを忘れないようにしましょう。

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