高層階でも安心できない!空き巣に狙われやすいベランダや窓の防犯対策をしっかりとチェック

家を守るためにする防犯対策には様々な方法があります。玄関の鍵をダブルロックにしたり、ディンプルキーに変えたりと、空き巣に入られないための工夫は多く見られます。では、ベランダや窓の防犯対策はどうでしょうか?「家は2階だから大丈夫」「最上階だから、ベランダや窓から空き巣に入られる心配はない」と思っていませんか?実は空き巣被害は玄関から侵入されるケースよりも、ベランダから侵入されるケースのほうが多いと言われています。そこで今回は、ベランダや窓の防犯対策についてご紹介していきましょう。

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■空き巣に狙われやすいベランダの特徴とは?

空き巣の被害に遭った人の多くは、「まさか自分が空き巣被害に遭うとは思ってもいなかった」と感じるでしょう。

貴金属が多くありそうな大きな家でもなければ、家に大した貴重品も置いていない。それにも関わらず、空き巣はどうしてその家に侵入するのかを想像してみてください。

空き巣はパソコンやテレビなど、盗られるとは考えにくいものまで盗んでいきます。つまり、高級品が多くありそうな家だけではなく、一般的な家庭も空き巣の狙い目になる可能性は十分に考えられます。

では、空き巣は具体的にどんな家を狙うのでしょうか?結論から言うと、空き巣は多くの貴金属がありそうな家をターゲットにするのではなく、「侵入しやすい家」を狙うとされています。

例えば中に多くの貴金属がありそうな家でも、防犯対策が十分に施されている家に空き巣は侵入しません。空き巣が狙い目にするのは、防犯対策がきちんと施されていない家です。

空き巣は玄関や庭からも侵入しますが、特にベランダからの侵入を軽視してはいけません。2階以上のベランダであっても、条件さえそろっていれば空き巣は侵入を計画します。

ベランダは油断しやすい箇所なので、以下では空き巣に狙われやすいベランダの特徴について解説していきましょう。


【その1】外から見えにくいつくりになっている
人通りの少ない路地裏に面しているベランダは要注意です。

侵入するところを周囲に見られてしまったらすぐに通報されてしまうことから、空き巣は人目につきにくいベランダを狙う傾向にあります。

また、人通りが少ない通りに面していなくても、ベランダに背の高い植木を置いていたり、日除けのためのシートを張っていたりするケースも危険です。

外からに見えにくくなっているベランダは侵入後に人目を気にする必要がないので、空き巣が侵入を試みやすいと言えます。


【その2】留守中に窓が開けっぱなしになっている
留守だと思われる家の窓が開いていたらどうでしょうか?空き巣はここぞとばかりに侵入してくるでしょう。

例えば「少しゴミ出しに行くだけだから」と、窓を開けっ放しで出かけた隙に空き巣に入られる被害も見られます。たとえ高層階だとしても、隣の住人に侵入される可能性も考えられるので、留守中の窓の開けっ放しは大変危険です。


【その3】ベランダの囲いが壁になっている
ベランダの囲いが壁になっていると、窓ガラスを割り鍵を開けて侵入するところを周囲から見られにくいため、空き巣は作業がしやすいと判断します。

壁になっているベランダの囲いは、空き巣にとっては最高の隠れ場所になりかねません。


【その4】ほかの場所から飛び移れる構造になっている
近くに登ることができる木があったり、隣家との距離が近かったりする場合にも注意が必要です。

ベランダの周りに登りやすいものがなかったとしても、空き巣は木や隣家から狙ったベランダに飛び移ってくる可能性があるためです。

なお、「ベランダに面している道路に人通りが多いから」と言って油断してはいけません。

不特定多数の人が出入りする公園やコンビニの近くなどは、怪しまれずに下見がしやすい傾向にあるので、空き巣の狙い目となる可能性も十分に考えられます。

■ベランダの防犯はどうしたらいいの?具体的な方法を解説!

玄関の鍵の性能が上がってきたことなどから、空き巣は相当の技術がないと玄関から侵入することは難しくなっている傾向にあります。そのため、近年では玄関よりも窓から侵入する空き巣が増えていると言われています。

では、空き巣が侵入を試みやすいベランダの防犯をするためには、具体的にどのような対策を施すべきなのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。


【その1】自宅を留守だと思わせない
空き巣は侵入しようと思っている家の下見をし、主に留守中を狙って侵入しようとします。

そのため、仕事や外出などで留守にすることの多い単身向けのマンションなどは特に狙われやすいと言えます。

24時間見張られていたら外出を悟られないことは難しいですが、空き巣は周りに「怪しい」と感じさせないために、長く下見をすることは基本的にありません。そのため、外から見て「在宅している」と思わせる工夫を施しましょう。

例えば、夜まで留守にする可能性がある場合には、電気をつけっぱなしで出かけるといった対策があります。

また、外に設置されている電気や水道のメーターも在宅の有無を確認する手段となっていますので、昼間の外出の場合はテレビやエアコンをつけっぱなしで出かける方法も効果的です。


【その2】生活パターンを読み取らせない
毎日電気をつけっぱなしにしておくと、「つけっぱなしで出かける生活習慣なのでは」と悟られてしまう恐れがあります。

そのため生活パターンを読み取らせない工夫として、外に光が漏れにくい遮光カーテンを使用したり、電気をつけっぱなしで出かける日と消している日をランダムにしたりするなど、パターンを読み取らせない工夫をするようにしましょう。

【その3】常に戸締りをする
常に戸締りをしていることも大切です。

例えば夜の時間帯は、在宅しているからという理由で窓を開けっ放しにしているなど、空き巣に「防犯意識が低い」と思わせるような行動を取るとターゲットにされやすくなります。

外出時の戸締りはもちろんですが、在宅時の戸締りもこまめにすることで、空き巣に狙われにくい家を作ることができます。「この家は防犯対策がされているから避けよう」と空き巣に思わせるような対策をすることが最も効果的です。


【その4】ベランダに防犯グッズを設置する
住宅の構造上、どうしても侵入されやすいベランダも存在します。そのようなベランダに関しては、防犯グッズの活用を検討してみましょう。

例えば、ベランダに人が歩くとジャリジャリと音が鳴る砂利を敷けば、空き巣は警戒をする可能性が高いでしょう。ベランダへの侵入自体を防ぐために、トゲトゲが連なっている「忍び返し」などを設置する方法も効果的です。

ほかにも、人が近づくと音が鳴ったりライトが点灯したりするセンサーライトや、防犯カメラを設置しておく方法も考えられます。ダミーの防犯カメラも効果的であり、わかりやすい形で防犯対策を施しておけば、それだけ空き巣は警戒心を強めます。


【その5】侵入に時間がかかる工夫をする
空き巣は侵入に時間がかかる家の場合は、侵入を諦めやすい傾向があります。

一般的には、侵入するまでに5分~10分以上かかる場合に侵入を諦めるとされています。そのため、窓の鍵を開けるのに時間がかかる対策をしておく方法も効果的です。

例えば、ベランダの窓を防犯ガラスにしておくことや、窓に防犯フィルムを貼っておくなどの対策があります。

中には鉄線が張り巡らされている窓も見られますが、これは窓が割れにくくなっているのではなく、割れた際のガラスの飛散を防止するための工夫なので勘違いしないようにしましょう。

また、玄関だけでなく窓にも補助錠をつけ、ダブルロックにする方法も空き巣に侵入を諦めさせるきっかけとなります。

1つだと思っていた鍵を壊してもさらに鍵があることが発覚した場合、その鍵を見つけ出すために時間を費やす必要があるので、空き巣は侵入を諦めやすい傾向にあります。

■窓のシャッターは防犯に有効?

一般的に家庭で使用されているシャッターは、雨や風が窓に叩きつけるのを防ぐためのものです。

「シャッターがあるから空き巣は窓から侵入しない」というわけではありません。逆に常にシャッターが閉まっていると、留守が長いと判断されることにより、空き巣のターゲットになりかねないと言えます。

ただし、家庭用のシャッターも開ける時や壊す時に音が出るため、うまく活用すれば空き巣の抑止効果は期待できるでしょう。

特に、入浴時や就寝時など夜になったら閉める習慣をつけることで、在宅時の空き巣の侵入を防ぐことができます。

また、家庭用のシャッターには内側に鍵がついている製品が多く見られますが、シャッターを閉めた時には忘れずに鍵をかけるようにしましょう。シャッターの防犯力をさらに高めるには、窓と同じようにツーロックにする方法があります。

他にも、シャッターの性質で防犯効果を高められる場合があります。例えば、シャッターの材質はスチールタイプのものに比べ、アルミタイプの製品のほうが穴が開けにくくなります。

また、CPマークがついた「防犯シャッター」と呼ばれる製品に交換する方法も効果的です。

CPマークとは、住宅性能表示基準の中で防犯性能の高い建築部品だと判断されたものにつけられるマークです。CPマークがついているシャッターを使用することで、空き巣にこじ開けられる可能性も低くなるでしょう。

シャッターをするほどでもないトイレやお風呂場にある小窓に関しては、つい防犯対策を忘れがちですが、空き巣は小窓ほど侵入に使うと言われています。

「面格子と呼ばれる窓サッシがついているから安心だ」と思われる方もいますが、面格子は空き巣にとって数秒で取り外し、侵入後に付け直すこともできてしまうものです。

そのため、小窓に面格子を付ける場合にもCPマークがついている面格子を選ぶことをおすすめします。

CPマークがついている面格子は、一般的に使用されているドライバーが使えないネジを使用して設置されるため、空き巣にこじ開けられにくくなります。

■防犯性が高い電動シャッターも防犯対策に効果的

シャッターには、「電動シャッター」と呼ばれる製品もあります。

電動シャッターとはモーターで動くシャッターのことであり、手動ではなくスイッチを押すことで電動で動くものです。手動式のシャッターに比べて重く作られていることから、手でこじ開けることは難しいので防犯性が高いとされています。

また、電動シャッターはスイッチで操作ができるので、窓を開けることなく開け閉めをすることが可能です。

力のない子どもやお年寄りでも使用することができます。音も手動式のシャッターに比べて静かなので、近所の方に気を遣うことなく夜の開け閉めができるというメリットもあるでしょう。

ただし、電動シャッターは手動式のシャッターに比べて多くのコストがかかる点、停電時には使用できない点などのデメリットもあります。

シャッターの性能が上がっているのと同時に空き巣の手口も巧妙化しているため、遠隔操作で電動シャッターを開ける空き巣も見られます。

電動シャッターを操作するスイッチは、屋外に設置すると操作ボックスをこじ開けられてシャッターを開けられてしまう可能性があるため、屋内に設置することが望ましいです。

どうしても外に設置する必要がある場合には、操作ボックスのこじ開け対策も厳重にする必要があるでしょう。

また、スイッチが無線式だと空き巣犯がマルチ発信機で違法電波を発し、操作できてしまうという事例もあります。この場合には無線式ではなく赤外線式のスイッチを使用することで、電動シャッターが違法電波に反応することを防げます。

■まとめ

空き巣は私たちのちょっとした油断につけこみ、侵入してきます。一度空き巣に入られると家にいることも不安になり、安心で快適な生活が脅かされてしまうでしょう。空き巣は立派な犯罪ですが、実際の空き巣は様々な手を尽くし、捕まらないように入念に計画を立てます。

防犯対策をしなくても空き巣に入られることのない世の中であることが一番の理想ですが、そうではないことが現実です。自分たちの生活を守り安心して生活するためにも、この機会に家の防犯対策を今一度見直してみてはいかがでしょうか?


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