ウッドテラスの家・WOOD TERRACE HOUSE

時の経過と共に味が深まる家

この家のプランニング上の特徴は、1階にリビングがあること。
リビングの接地性を重視しながら、明るく心地よい空間が実現されている。

光を取り込み、木々を配しながら、
外と中が繋がった、気持ちの良い空間を創り出すことを目指しました。
温熱環境をしっかり区切りながらも、
視覚的に繋がり・広がる工夫をこらしています。

スクエアなデザインとなるよう、
構造も含めて様々な工夫を凝らしながら、木を随所に使用し、
都市に居ながらにして、リラックスできる快適な内部空間・外部空間を
創り出しています。

仕上げや色の選定には「経年で味が深まる家」となるよう、
お客様と共に決めていきました。


きっかけは、弊社の設計事例 OPEN TERRACE HOUSE の考え方に共感頂いていたこと。設計事務所に依頼した方が、仕上げや構造などについて、納得のいくまでこだわれるということが始まりです。

特に工夫したところは、北側斜線が微妙に振れているため、どうしても建物のファサードが不整形になってしまうところ、施主様のイメージしていたスクエアなデザインとなるよう、構造を含めて様々な工夫をおこなったことです。また、時と共に味の出る建物となるよう、仕上げや色について、気を遣いました。

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都市部に多くある準防火地域の木造住宅で外部に木を多用するため、防火規制が主にかかる建築とは切り離したウッドテラス+木板塀を一体の物と考え、高さを2m以下に抑えることにより、その範囲内で木を多用することが可能となっている。
 また、建物正面に必要な耐震壁を上下階で揃え、窓開口を絞り込むことにより、「アプローチ・ポーチ・テラス」の3つの機能を併せ持つ機能的なデッキテラスを作り出している。
時の経過と共に味が出る建物となるよう仕上げや色の選定を行っている。外壁にはライトグレーを採用し、白、木板貼り、ダークグレーと合わせた。サッシは開閉形式による部材割りが目立たないよう黒を採用。
西側に振れた北側斜線により微妙に斜めにカットされる屋根によってファサードが不整型とならないよう、スクエアなデザインとなるよう、屋根形状・構造を含めて様々な工夫をおこなっている。
「アプローチ・ポーチ・テラス」の3つの機能を併せ持つ機能的なデッキテラス。斜めに突出する素材感のあるウッドテラスは、都市的でシンプルで建物に、動的な面白さと、木の素材が持つ程良い重量感与えている。
デッキ材は、施主様選定の熱処理されたタモにクリア塗装。ウッドテラスの形状が斜めに振れている理由は、駐車スペースを確保しつつ、アプローチの視線をずらし、プライバシーに配慮する工夫。樹木はウッドテラスが程よく日影となるよう、広葉樹を選定。
リビングへと繋がる玄関は風除室のようにガラス框戸で空間を仕切る。玄関内部は壁一面の靴収納を持つ。収納の扉は通気に配慮し既製品のルーバー建具採用して、性能を確保しつつコストを抑えている。床は天然石タイル。
玄関からリビングを見る。壁一面のダークグレーの壁に、フランクロイドライト氏デザインの照明がアイストップとなって、アプローチを演出している。
ウッドテラスへの開口には木ルーバーを設置しプライバシーの度合いを調整している。
印象的な深いグレーの壁(施主施工)と構造表し天井、ワイルドな風合いの無垢厚貼り合板フローリング、ブラックのスポットライトからキラリと光る照明、などのコンビネーション。モダンでありながら、力強い素材感のある構成。
長く住み続け、終の棲家とするために、リビングや水廻りなどの主要な機能を1階に配し、接地性を重視しながら、明るく心地よい空間を実現する工夫をおこなった。 生活の中心となる1階を、素材を楽しみながら心安らぐ空間とするために、モダンな空間の中に素材感の有るワイルドな木を使用している。一例として、1階の天井の一部に木構造をそのまま表すことで、高い天井高としつつ力のある素材感を内部空間にもたらしている。
玄関とLDK、1階と2階など、温熱環境をしっかり区切り冷暖房コストに配慮しながらも、光を取り込み、木々を配しながら、都市に居ながらにしてリラックスできる、外と中が繋がった、気持ちの良い空間を創り出すことを目指している。右奥に坪庭(ライトコート)が見えている。
1坪サイズの坪庭(ライトコート)は、内側の外壁を白くしたり、上部から日射が入りやすいよう屋根形状を工夫することにより十分な明るさを確保できます。坪庭の樹木は通年緑となるよう常緑樹を選定。目隠し板塀は熱処理タモ材。
坪庭見上げ。早朝の写真のためそれほど明るく見えませんが、昼間の明るさは十分。
坪庭に面した水廻り。明るく一体感があります。窓種・形状は繋がりながら見えないよう配慮。
坪庭に面した水廻り。北側には洗面、左にリネン収納、洗濯機収納、浴室と続く。収納は面材を白とし、無垢の大手をつけている。
坪庭見下げ。東向きの外壁の1階部分と小屋裏部分の外壁を開けることで、日射と通風を確保しています。北側に水廻りの縦スリット窓があります。
キッチンからリビングダイニングを見る。
キッチン境に垂壁を設けることにより、リビングの天井を構造表しにすることができます。左奥は坪庭。
キッチンからリビングダイニングを見る。左奥は坪庭。
キッチン横からリビング・ウッドテラスを見る。
テラスまで一続きの部屋として使える空間
リビングからウッドテラスを見る。
犬も気持ちよさそう。
掃き出し窓の横に、縦スリット窓を加えて、南側にできるだけ大きな開口を設けられるよう、構造を含めて工夫をおこなっています。
ウッドテラスより南(道路側)を見る。
その先にはエゴノキの緑がまぶしい。

ふた付きベンチの中にはサーフボードを収納。
また、ウッドデッキ下にも同様に収納スペースが取られている。
ウッドテラスより南(道路側)を見る。
その先にはエゴノキの緑がまぶしい。

ふた付きベンチの中にはサーフボードを収納。
また、ウッドデッキ下にも同様に収納スペースが取られている。
リビングから玄関方向、2階階段への扉方向を見る。
左壁の一面装飾塗装の質感が目に心地よい(施主施工、講習を受け、頑張って塗られました)。
1階と2階を空気的に仕切るため、階段への扉(左)と、階段下物置への扉(右)を収納する戸袋。
スッキリと見せながらも単調にならないよう、ディテールを工夫。戸袋内部をメンテナンスできるよう引戸状のパネルとしてある。
2階へ上る階段の入口扉。閉じればスッキリとした面になるようディテールに工夫を行っている。左に見えるのは、ガラスで仕切られた玄関。
階段(左)とLDK(右)。それを仕切る引戸。オリジナルデザインの手摺り、固定部がスッキリしています。
階段ホール。奥は主寝室で、天井は羽目板貼りとなっている。扉は既製品の無垢ドアを使用し、木の質感を空間に与えている。左は子供部屋。
ギャラリーより階段ホールを見る。ギャラリーには本棚・カウンター収納が設置され、ミシンなどの家事スペースともなる。
坪庭の2階部分に面する和室。北側の斜線制限で斜めに抑えられるスペースを和室にしつらえている。床を少し下げて十分な高さとなるよう、構造を調整。
坪庭に面したトイレの洗面カウンター。
壁の装飾塗装は施主施工(頑張っておられました)。
ロフト(小屋裏物置)への可動梯子。可動となるよう梯子は左右二つのパーツに分かれている。左は坪庭に面するトイレ。右はギャラリー。
再度、坪庭の見下げ。
リビングから玄関を見る。風除室として、FIXガラスやガラス框戸で仕切られている。右は階段への扉。
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建築士・建築デザイナー

自然や周辺環境を常に意識しながらも、印象的な空間・デザインを目指しています。また、建築はデザインだけでなく、構造・仕様・環境も大切な要素です。私達はそれらを総合…

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