大手コンビニでも簡単に加入できる1日自動車保険を活用してみよう!
「帰省中に両親の車を借りたい」「運転を交代しながら友達の車で旅行をしたい」など、自分以外の車を運転する機会はありませんか?車を借りるのは年に数回だけれど、そのために両親や友達に手厚い保険に入ってもらうのは難しい…と悩んでいる方もいることでしょう。
そんな方におすすめなのが、誰でも簡単に利用できる「1日自動車保険」です。今回は、その利用方法から保険商品まで詳しくご紹介します。
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1日自動車保険の仕組みを知ろう
まずは、1日自動車保険がどのようなものなのか知っておきましょう。
【どんな保険?】
自動車保険には、必ず加入しなければならない自賠責保険のほかに任意保険があります。もしもの場合に自賠責保険だけではカバーできない慰謝料や治療費、車の修理費などの補償を受けるには、任意保険にも加入しておくことが大切です。
1日自動車保険とは、名前の通り最短24時間からの契約ができる任意自動車保険です。自分の車を持たない方や他人の車を運転する場合に加入しておくと、万が一事故が起こっても通常の任意保険と同じように補償を受けることができるので、借りる側だけでなく貸す側にとっても安心な保険なのです。
コンビニや携帯電話、スマートフォンで申し込みができる手軽さから、若い世代を中心に利用する方が増えています。
【誰が対象?】
自分名義の車以外を運転する方が主な対象者となっています。
対象となる車は、
・普通乗用車
・小型乗用車
・軽四輪乗用車
など、個人所有の自家用乗用車が基本です。
これら以外の高級車やキャンピングカー、レンタカー、二輪車、また配偶者名義の車や法人名義の車には適応されませんので、ご注意ください。
【どうすれば加入できるの?】
保険の加入には、大きく分けて次の2つの方法があります。
・コンビニで加入する
・携帯電話やスマートフォンで加入する
コンビニで加入する場合はレジで支払いができ、携帯電話やスマートフォンで加入する場合はクレジットカードでの決済や、月々の携帯電話の料金と一緒に引き落とされます。
携帯電話、スマートフォンからの申し込みはdocomo、au、softbankの3社のみ可能ですが、コンビニにある端末機から簡単に申し込みができる商品もあるので、格安スマートフォンなどそれ以外のキャリアを使っている方もご安心ください。
【等級は関係がある?】
通常、自動車保険は1~20等級に分けられています。事故を起こさず年間の保険利用がなかった場合には等級が1つ上がり、事故等により保険を利用した場合には1~3等級下がる仕組みとなっています。
その等級によって翌年度の自動車保険料が増減しますが、1日自動車保険の場合は等級制度がないため、利用時に等級による保険料の増減はありません。
【気になる保険料は?】
契約プランによって差がありますが、最も低価格な商品だと24時間500円で利用できます。このプランで月に1回程度のペースで運転した場合、年間保険料は6,000円、週に1回程度の運転でも年間26,000円に抑えることができるので、あまり運転しない方には嬉しいでしょう。
では、年間保険料を通常の自動車保険と比べてみましょう。車種や等級、車両保険の有無等によって違いはありますが、普通車に車両保険を付けて自動車保険を契約し、使用者を家族限定にした場合、年間保険料の平均相場は次のようになっています。
・20歳以下…約110,000円
・21~25歳以下…約87,000円
・26~29歳以下…約70,000円
・30~34歳以下…約65,000円
・35~39歳以下…約60,000円
・40~49歳以下…約60,000円
・50~54歳…約64,000円
・55~59歳…約70,000円
・60~64歳…約74,000円
・65歳以上…約77,000円
上記からも分かるように、運転の頻度によっては1日自動車保険のほうが保険料を数万円も安く抑えることができます。また、複数回の利用や、複数人での契約により割引が受けられる商品もあるので、目的に合わせて商品を選ぶとさらにお得です。
1日自動車保険のメリットを知ろう
上手に利用するととても便利なこのサービス。しかし、まだ便利さをあまり実感できない方もおられるのではないでしょうか。
そこで次からは1日自動車保険はどのように便利なのかについて、そのメリットを見てみましょう。
【メリットその1】短期間の契約ができる
1日自動車保険の最大のメリットは、最短24時間からの契約ができることです。「朝から翌朝まで」「夕方から2日後の夕方まで」など、契約者の都合に合わせて利用できるので、必要以上の保険料がかかりません。最短24時間、最長7日間まで契約することができ、契約を複数回に分けることでそれ以上の期間の加入も可能なので、例えば友人の車で10日間の旅行をすることになっても旅行の日程に合わせて契約することができます。
保険商品によっては最短保険期間の表記が「24時間」ではなく「1日」と使い分けられているものがあります。どちらも同じように見えますが、実際には保険の有効期間に違いがあります。
朝の10時に1日自動車保険を契約した場合の有効期間を比べてみましょう。
・保険期間が「24時間」の場合
朝の10時から翌朝の10時まで有効
・保険期間が「1日」の場合
朝の10時からその日の夜12時まで有効
保険期間の表記によってこのような違いがあるので、日付をまたいで運転する場合には保険の有効期間をご確認ください。
【メリットその2】すぐに申し込み、契約ができる
一般的な自動車保険と違って、携帯電話やスマートフォン、コンビニから手軽に申し込み、契約ができるのも魅力の1つです。例えば実家に帰省中、急に両親の車で買い物に出かけることになった時にもすぐに契約できるので安心です。ただし、運転当日の加入の場合には車両補償が付かないことがほとんどなのでご注意ください。
【メリットその3】もしもの場合に備えた安心の補償
これだけ契約期間が短く保険料が安いと、「もしもの場合は補償してもらえないのでは?」と不安になりますよね。しかし、1日自動車保険は万一の事態にも通常の任意保険と同じようにしっかりと補償してくれます。
例えば、1日自動車保険には次のような補償が付いています。
・対人賠償責任保険
事故により相手にケガをさせてしまった場合の治療費、入院費等の補償
・対物賠償責任保険
事故により相手の車や電柱、信号機などを壊してしまった場合の修理費等の補償
・対物超過修理費用特約
ほかの車との間で事故を起こし、相手の車の修理費が時価額よりも高くなってしまった場合の補償
・自損傷害保険
運転中の事故により運転者がケガをしてしまった場合の治療費、入院費等の補償
・搭乗者傷害(死亡、後遺障害)特約
運転中の事故が原因で搭乗者が死亡、または搭乗者に後遺障害が生じてしまった場合の補償
・搭乗者傷害(入退院、一時金)特約
事故により搭乗者が入院する場合の洗面用具、日用品、衣類等、入院時に必要な費用の補償
・ロードアシスタンスサービス
車の故障時に24時間365日、いつでも専門スタッフがサポート
・運搬、搬送費用特約
事故を起こした際にレッカー牽引や搬送、クレーンなどが必要になった場合に、その作業料金に関する補償
・事故、故障付随費用特約
事故や車の故障でレッカー牽引または搬送された場合に必要な宿泊費等の補償
・車両復旧費用保険
車が故障した場合の修理費等の補償
・車内手荷物等特約
事故により車に積んでいた持ち物が壊れてしまった場合の補償
・弁護士費用特約
運転中の事故により相手に損害賠償請求をするための弁護士費用や法律相談費用の補償
なお、各保険商品により名称が異なったり、プラン内容や補償限度額に差が見られたりする場合があります。実際の契約時には補償内容をご確認ください。
【デメリット】運転の頻度によっては保険料が高くつく
手軽に利用できてメリットの多い1日自動車保険ですが、便利だからと頻繁に利用すると年間保険料が高くついてしまう場合もあります。
例えば一般的な自動車保険の場合、30~34歳以下の年間保険料の平均相場が約65,000円なので、車両保険の付いていない24時間500円のプランでも年間130日以上の利用で平均相場よりも高くなってしまいます。
保険料を安く抑えたいという方は、運転の頻度に合わせて検討するようにしましょう。
様々な1日自動車保険の商品を知ろう
補償内容は各商品によって違いがあるので、自分に合った商品を選ぶことが大切です。そこで以下では、3社の自動車保険について解説していきましょう。まずは、身近なコンビニで申し込みができる1日自動車保険をご紹介します。
【ちょいのり保険】
東京海上日動の商品です。ローソンの店頭にもパンフレットがあるので、目にした方も多いのではないでしょうか。携帯電話、スマートフォンから簡単に申し込みができ、店頭のパンフレットをお持ちの方は裏面にある5ケタまたは6ケタの店舗コードを入力するとスムーズです。
加入の際には次の3つのプランから選択することができます。
・車両補償なしプラン
1日500円で加入できるプランです。賠償に関する補償、運転者や同乗者の補償、事故や故障時にサポートしてもらえるロードアシストや事故現場アシストなど、基本的な補償が付いています。
追加保険料で250円を払えば、1度の申し込みで最大3名の運転者を追加できるので、複数で交代しながら運転する場合にはお得です。
・スタンダードプラン
1日1,500円のプランで、車両補償なしプランの補償内容に加えて借用自動車の復旧費用補償特約が付いており、運転中の事故によって借りた車を修理したり買い替えたりした場合は、1回の事故につき最大3,000,000円を限度に保険金が支払われます。
追加保険料750円で最大3名の運転者を追加することができます。
・プレミアムプラン
1日1,800円と、3つの中では最も高額なプランです。スタンダードプランの補償内容に加えて弁護士費用特約が付いているので、運転中の事故で相手に損害賠償請求をするための弁護士費用または法律相談費用が必要な場合には、1回の事故につき最大3,000,000円を限度に補償を受けられます。追加保険料900円で運転者を最大3名まで追加することができます。
また、ちょいのり保険を一定期間利用して無事故だった場合は、新たに車を買って東京海上日動の自動車保険に加入すると、その利用日数に応じて「1日自動車保険無事故割引」というサービスが受けられます。保険料が最大20%割引されるので、積極的に活用したいところでしょう。
【1DAY保険】
三井住友海上の商品です。携帯電話、スマートフォンのほか、24時間365日いつでもセブンイレブンにある端末機から申し込みができます。
加入の際には次の3つのプランから選択することが可能です。
・基本の安心を備えたAプラン
24時間500円で、3つのプランの中で最も低価格で手軽に利用できます。相手への賠償やケガの補償、緊急時に現場で応急修理やレッカー牽引などのロードサービスを受けられる基本的な補償が付いたプランです。
・車の安心も備えたBプラン
24時間1,500円であり、Aプランの補償に加えて車が故障した際に1回あたり最大3,000,000円を限度に修理費等が支払われる車両復旧費用保険も適応されるので、車を貸す側にとっても安心です。
・車と手荷物にも備えたCプラン
24時間1,800円とプランの中では最も高額ですが、車両復旧費用保険に加えて1日自動車保険の商品の中では唯一の車内手荷物等特約も付いているので、大切な荷物を乗せてドライブする場合には安心です。車内手荷物特約では、事故によって車内の手荷物が壊れてしまった際に、最大100,000円を限度に補償してもらうことができます。
また、1DAY保険は割引プランも充実しています。
・2回目から割引
1DAY保険を複数回利用する場合、2回目以降の保険料がプランに関わらず4%割引になります。
・2人目から割引
同じ車を複数人で交代しながら運転する場合、2人目以降の契約者から4%割引になります。2人で契約すると24時間980円、3人で契約すると24時間1,460円ととてもリーズナブルに利用できます。
これらの割引プランは同時に利用することができます。
例えば、3人の運転者A、B、Cが基本の安心を備えたAプランで2日間契約した場合の例を見てみましょう。
1日目は運転者BとCに「2人目から割引」が適用されるため、
・運転者Aは500円
・運転者BとCは480円ずつ
合計の保険料は1,460円となります。
2日目は運転者Aに「2日目から割引」、運転者BとCには引き続き「2人目から割引」が適用されるため、
・運転者Aは480円
・運転者BとCは480円ずつ
合計の保険料は1,440円となり、1日目よりも安くなります。
最後に、大手保険会社の1日自動車保険をご紹介します。
【ワンデーサポーター】
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の商品です。スマートフォンからのみ申し込みができます。
加入の際には次の2つのプランから選択することが可能です。
・ベーシックプラン
24時間500円で加入できるプランです。相手への賠償やケガの補償、緊急時のロードアシスタンスサービスやレッカー牽引など基本的な補償が受けられます。
・ワイドプラン
24時間1,500円で加入でき、ベーシックプランの補償に加え車両復旧費用保険が付いているので、車が故障した際には最大3,000,000円の補償を受けることができます。
また、ワンデーサポーターを複数回利用した場合に割引が適用される「2回目から割引」、複数人で運転する場合に割引が適用される「2人目から割引」のほか、ワンデーサポーターを無事故で一定回数利用したのち、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社にて自動車保険に加入すると最大20%の割引が受けられる「ワンサポ無事故割引」もあります。
まとめ
いかがでしたか?1日自動車保険の仕組みを知っておけば、急に車を借りて運転することになっても安心ですね。どの保険を選んで良いか迷っている方は、24時間から加入できるという1日自動車保険の特徴を活かし、実際に利用して比べてみるのも良いかもしれません。あなたに合った保険を選んで、いつでも気軽にドライブを楽しんでください。
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