【めざせワンランク上のおっさん】コレを使えば54歳おじさんも皮パリッパリの極上チキンソテーが作れる【ひとりでできるもん】

最近、納得のいく鶏肉料理、作れていますか? 鶏肉って、和洋中、なんにでも化けてくれる。食卓でいろいろ大活躍してくれる素材です。私は鶏肉が好きでよく食べる。外食の際も焼き鳥ヘビロテするぐらいよく食べる。体が鶏肉を求めていると言っても過言ではない。しかし、“何とか鶏”とかブランド的なことを言われても何のことだかわからない。ワタクシ、ayatasoは、そう言うレベル。以上を踏まえた上で、私から一言。お家でプロ級の鶏肉料理が作れるアイテムがあるんです。このアイテムを使って調理した鶏肉は激しく美味い。今回は、とある人物も巻き込んでキッチンで繰り広げられる、その激しい戦いの全記録をお届けする。

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全国の(パリパリした)鶏皮好きに捧げます

私は、鳥肉が大好き。
特に鳥の皮の部分が大好き。
居酒屋に行ったらとりあえず鶏皮チップス。
ただ、ひたすらに、鶏皮を食べたいのです。
鶏皮ポン酢も好きですが、やっぱりサクサクした皮が好き。
なので鳥肉を購入する場合は絶対に皮が付いている、もも肉です。
しかし、そのまま焼いても理想の皮パリパリにはならないし、ソースで味を工夫しようにもそうなるとソースの水分で鶏皮のサクサクパリパリ感が消失してしまいます。
っていうか何度かそれやってしょんぼりしました。
そして、再びシンプルな塩胡椒のソテーにリターンしたわけですが、同じ味付けにいささか飽きてまいりました。

「好きなものは毎日でも平気。でも嫌いになる原因も食べ続けた結果飽きる」
という厄介な癖の持ち主である私には
“しょっちゅう同じ味付けのチキンソテーを食べ続ける”という行為は「嫌いになるフラグ」がチラ見えする。
このままでは嫌いになってしまうかもしれないという、危険な行為なのかもしれない。
過去、イモケンピの美味しさに感動し、食べ続け、飽きて今現在は全く口にしなくなったように……。

そんな鳥肉(の皮)好きな私。
味のバリエーションも豊富な鳥料理専用商品が売っているというナイスな情報をつかみました。
しかも、それを使えば、誰でも失敗なく美味しい鳥料理が作れるとのこと。
その商品とは、ハウス食品から発売の『三ツ星食感シリーズ』。

近所のスーパーへと走ると、2つの味を発見。
ねぎ塩チキン味と照焼きチキン味だ。
せっかくだから両方買って食べ比べもしてみよう。

購入後、パッケージ裏に記載された調理手順を見てみる私。
「パリパリにさせる粉」と「味付けする素」が入っているようだ。
先にこっちの粉を肉にかけ、あっちの粉は水で溶き……とか、たしかそんな説明です。

レポするとなれば……、素手でお肉を触るし、撮影するためにスマフォも触るし、手洗いの頻度ハンパないな……、
しかもなんだか中身が似ているから、写真撮って手を洗って作業して写真撮って……って取り違えとか発生しそうでデンジャラス。

めんどくさっ!
超めんどくさっ!

そんな勢い。

これは確実に、写真撮りながらでは、自分ひとりだったら作らないやつ。

ということで、料理担当としてとある人物に白羽の矢が立った。
厳選なる私のひとり脳内会議の結果、とある54歳のおじさんに決定いたしました。
呼び名を仮に、『A氏』としましょうか。
しかし、何故、54歳のおじさんか?
理由は誰でも簡単に作れる、ということを証明するため。

もともと料理上手な人が便利アイテムで料理しても、便利さが伝わりきらないもんね。


後日、おもむろに、2つのハウス食品アイテムをA氏に渡した私。
A氏「作ってくれるの?」
私「作ってみないか?」
A氏「えっ?(;・∀・)」
私「んっ?(;・∀・)」

THE 無理やり。

そんな勢い。

ねぎ塩味と照焼き味にはどちらも白い粉がセットになっている。
これは照焼き味の方に入ってる粉。

これはねぎ塩味の方に入ってる粉。
見た目はおんなじ。
でも、パリパリの皮目に仕上げる為に、こいつは必要不可欠な存在らしい。

味付けが違うように、このパリパリの素にも何か違いはあるのだろうか?
少しだけつまんで味見してみると、味の素ではないようでした。
じゃ、何だよ?って聞かれても実際なんなのかは分かりません。(;・∀・)

1袋に入ったセットで、それぞれ鳥もも肉を2枚分調理できます。
鳥もも肉1枚のグラムの目安は250〜300です。
なので、今回はこのサイズの鳥もも肉を4枚用意。

皮目パリパリ照焼きチキン、調理のターン

セット内容はこんな感じ。

まずは、鳥もも肉2枚の皮面だけに、パリパリさせる為の白い粉をふりかけます。

粉は皮面全体にかかるようにまんべんなくふりかけてください。
この時、粉がお肉にくっつくように上から押さえつけるといった行程は要りません。
肉の上に積もりすぎじゃない?と思っても全部使い切るべし。

油は不使用。そのまま焼く

熱したフライパンに、粉がついた皮面を下にして並べます。
この時、お肉からなるべく粉がこぼれ落ちないよう、素早くひっくり返すのがポイント。

すぐフタをして、火加減は強めの中火。

焼き時間はそれぞれの家庭によって変動しますが、5〜8分程度。
焼肉もステーキも、どんなに上質なお肉だろうがなんだろうが、超ウェルダンを好む私は、8分焼くように指示を出す。

焦げないように途中でちょっとお肉をめくって、焼き加減を確認しましょう。

お肉を焼いている最中に、照焼きソースの素に150mlの水を加えて、よく混ぜて溶かしておきます。
ここ、適当にかき混ぜるだけだとダマになった仕上がりになるのでサボらないように。

皮面にふりかけた粉が水あめ状に溶けて焼き色が赤茶色になったら、火を止めてひっくり返します。
この時、鳥から出た油をキッチンペーパーで拭き取っておきましょう。

お肉をフライパンの端っこに寄せてから、水で溶いておいた照焼きソースの素をかき混ぜながらフライパンへ投下。
絶対に、お肉にこのソースがかからないように、空いたスペースめがけて流し入れてください。
そうしないと、完成品のパリパリ感が消失します。

照焼きソースを全て流し入れたら再び火をつけ、弱火〜中火で約6分煮ましょう。
フタはもう要りません。

煮ている最中、お肉にはドントタッチ!
触ってはなりません。
パリパリ感を保つ為、いじりたい気持ちをグッと我慢。
決して皮面にソースを付けてはいけません。

お皿に盛り付ける際も、決して皮面にソースを付けてはいけません。

調理する横で写真を撮る為に「アングルが違う」だの「手が邪魔」だの、あーだこーだとストレスになる発言を浴びまくりながら、A氏は無事、照焼きチキンを完成させました。

皮目パリパリねぎ焼チキン、調理のターン

照焼きチキン完成の余韻を味わう暇もなく、すかさずねぎ塩チキン製作に取り掛かります。
セット内容はこんな感じ。

行程が同じな為、もはやデジャヴですが、まずは鳥もも肉の皮目にパリパリさせる粉を振り掛けるところから始まります。

やはりここでも「かけすぎでは!?」と不安になるかもしれませんが、一度で全部使い切りましょう。

ここで注意点! ねぎ塩チキンは油を使います!!

そして焼くわけですが、照焼きチキンと異なり、ねぎ塩チキンは油を使います。
間違えないように注意です。

フライパンに油を大さじ1杯入れて温めます。

照焼きチキンと同様に、皮面を下にして、フタをして焼いていきます。

中火で8〜10分です。
照焼きよりも焦げやすいので、途中で焼き色を確認することをおすすめします。

その間に、ねぎ塩だれの素を100mlの水で溶いておきましょう。

ひっくり返したら、フライパンにある余分な油を拭き取って、今度はフタをせずに身の方を焼いていきます。

中火で3〜5分。
これでお肉は焼き上がり。
お皿に移しておきます。

肉を取り出したら、そこへねぎ塩だれを再度混ぜながら、フライパンへ流し入れます。
中火で約2分間、とろみがついたら完成。

パッケージ裏に記載された調理手順には、「肉は焼きあがったらカットしておく」とありますが、“肉汁が流れ出てしまう”のと、“肉はやはりカタマリで食べたい主義”なので、あえてカットせず。

ねぎ塩だれも、「お肉に直接かける」と指示されていますが、パリパリ感の消失をおそれる私は別皿に。

調理する横で写真を撮る為に「アングルが違う」だの「手が邪魔」だの、あーだこーだとストレスになる発言を浴びまくりながら、A氏は無事、ねぎ塩チキンを完成させました。

いざ、パリパリ食べ比べ 〜照焼きチキン編

照焼きチキンから、いざ実食。
ちょっと甘めの照焼きソースに、黒胡椒がよく似合う。
なので、オトナ向けには黒胡椒を少々かけるとピリッと味が引き締まります。

どうですか、このパリパリ。

カットすると中から肉汁登場です。
そして、表面はパリパリ。

今まで、鶏皮がパリッとしたチキンソテーを作るためには、片栗粉やスパイスを使い、焼き方も工夫を凝らして……と手間をかけていましたが。
こんなにも手間いらず&簡単に作れてしまうなんて。
これはすごい。

気分はまさに、「なんてものを作ってしまったんだ……、ハウス食品」である。

パリパリ食べ比べ 〜ねぎ塩チキン編

大事なことなので何度でも言います。
パリパリ感を消失しないために、ねぎ塩ソースは別皿に。
肉汁を逃さない為、カットなし。

でもごく一部でねぎ塩ソースを直接かけてみちゃったりする小心者です。

照焼きとねぎ塩。
パリパリさせる粉自体を見比べても違いを見出せなかったわけですが、
焼いてみるとなるほどなるほど。
ねぎ塩の方は、キメが細かい感じに仕上がっているのがわかる。

ご覧ください、このパリッと感。
これは期待が高まります。

一口カットしたら、ねぎ塩ソースに付けていただく。
このねぎ塩ソース自体がまた美味しい。
なにか他の食材と合わせても十分に通用するソースです。
そのぐらい美味しい。
皮目のサクサクとジューシーな身の部分、そして食欲をそそるねぎ塩だれ。
まさに完璧である。

気分はまさに、「なんてものを作ってしまったんだ……、ハウス食品」である。

ちなみに料理担当と撮影担当でキッチンに立つとこうなる

THE 揉め事。

そして食べながら、こうも思った。
『最近料理を作るようになった54歳のおっさんがこんなにも素晴らしく美味しい仕上がりで完成へとゴールするなんて。
私だったら目をつぶっても作れるな……。』


……なんて思っていた私に天罰がくだります。

あとがき 〜僕たちの失敗 〜

人間は誰もが、否、野生の動物だって、その人生において無敗の生き方なんてほぼゼロパーセントだ。

これは負けない自信がある!
というものがあったとしても、「変わる」のは世の常。
オリンピックの新記録が続々と塗り替えられているように……。


アンパンマンが居て、バイキンマンが居るように、
誰かが勝って物語が終わるとしたら、
そこには必ずや、勝つ者と勝ける者が存在するわけです。

とは言え、負ける事が必ずしも悪い事ではない。
その悔しい想いをバネに、人は成長するものでもあるのだから。

きっと、負ける事が悔しいのではなく、自分はこの闘いで負けたのだ、と理解する事が悔しいのかもしれない。

この記事をお読みの皆さまは「負けた」という状況に陥った思い出はありますか?

塊があった。
その塊は、どう見てもパリパリを飛び越えて焦げているように見えるであろう。
真っ黒である。
激しくションボリな見た目であった。

しかし、そのションボリな塊は、この記事で今まで散々『簡単に作れる』をアピールし続けてきたパリパリ焼きの素で作った料理なのである。
ハイパーウルトラウェルダン皮目パリパリ照焼きチキン。
それがその塊の名前である。

もう一度言おう。
これは、散々『簡単に作れる』をアピールし続けてきたパリパリ焼きの素で作った料理なのである。

そしてその『簡単に作れる』という料理を失敗した私です。


とりあえず、A氏とハウス食品に謝れ、話はそれからだ。
そんな勢い。


Illustration:青木正広(青木デザイン事務所)
Text:平井綾 ayataso(LIMIA編集部)

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筆者profile
名前:ayataso(あやタソ)
東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。
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