愛犬の元気がいつもよりない…そんな時に考えられる原因5選

元々クールな犬は別として、元気いっぱいな愛犬が急におとなしくなったら、ギャップがあり過ぎて不安に駆られる方もいると思います。日頃から犬の様子を観察していなければ、変化に気付くチャンスすら訪れることはないでしょう。皆さんは「愛犬のちょっとした変化」を見抜く力は備わっていますか?

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「元気がない」とはどんな状態?

「元気がない」状態は、犬が飼い主に向けて発する「SOS」のサインです。

急激な気候の変化、怪我による痛み…明確な原因が分からないと、考えれば考えるほど不安が募るばかりです。

《注意すべき症状》

✔食欲がない
✔嘔吐、下痢が続く
✔歩き方がぎこちない
✔呼びかけても反応しない

上記に加え、便の状態や呼吸の状態、犬の見せる表情にも意識を傾けてみて下さい。隠されたヒントを見つけ出しましょう。

愛犬の元気がないとき、考えられる原因は?

1.疲労感

散歩で充分に運動した後、病院やトリミングから帰ってきた後は、緊張が解けて、疲れを感じやすい瞬間です。

犬が目を細めてうたた寝を始めたら、無理に起こさず、そっとしておきましょう。

2.栄養不足

ダイエットを優先してカロリー制限をしていると、知らないうちに栄養不足に陥っていることがあります。

栄養バランスが崩れると、貧血や欠乏症を引き起こします。

フードの量を減らしてダイエットを行う場合は、いたずらに減らすことは危険です。栄養バランスを維持して減量するためには、減量用のフードに変えることをお勧めします。

3.怪我による痛み

体に痛みが生じると、その部位を庇おうとして動くのを嫌がり、じっとしている時間が増えます。

「歩き方が不自然」「段差の上り下りを躊躇する」といった症状はありませんか?

《どんなトラブルが考えられる?》

✔肉球の擦り傷切り傷
✔椎間板ヘルニア
✔関節炎 など

動きがいつもと異なる場合にはしっかり確認し、早めに動物病院を受診しましょう。

4.病気による体の不調

犬は、自分が弱っている姿や体の不調を隠す習性があります。そのため、周りから見て「明らかにぐったりしている」状態は、体の不調を訴えています。

循環器疾患、消化器疾患など、様々な理由が考えられます。

5.老化

犬の老化は、実は7歳前後から始まっています。外見が若々しく見えても、消化機能や免疫機能の低下により、徐々に老化は進行していきます。

体力が落ちることで疲れやすくなり、睡眠時間が長くなります。見極めが難しいですが、1回あたりのお昼寝時間が長くなる傾向はあるようです。

緊急度に応じた対処法

緊急度:低「安静にさせる」

旅行やドッグランの後にぐっすり眠っているときは、遊び疲れて体を休めようとしています。

翌日には回復して元気に復活しているようであれば、数日様子を見ても良いかもしれません。

緊急度:中・高「今すぐ病院へ!」

けいれんや激しい嘔吐、呼吸が苦しそうな症状においては、急を要する病気の疑いがあります。

治療が遅れると命に関わりますので、早急に動物病院へ連れて行くようにしましょう。

まとめ

「元気がない」の感じ方は人それぞれです。小さな変化に気付くためには、常日頃から犬の仕草や行動を見て、平常時の状態を把握しておくことに意味があります。

飼い主によくある心配事の中に、「ワクチン接種後に元気がなくなる」という事例があります。

実際、副作用によりアレルギー反応が出ることはあり、体質によって嘔吐や食欲低下などの症状が現れます。

動物病院で午前中の来院を推奨しているのは、重篤な副作用にも迅速に対処するためです。

アレルギー反応が起こる確率は低いものの、「元気がない」要因になり得ることは、頭に入れておきましょう。

(獣医師監修:平松育子)

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