オール電化ってどう?料金や費用も踏まえてメリットとデメリットを聞いてみた

電気代が安くなると噂の「オール電化」ですが、導入するにはお金もかかるし、もし電気が止まった時は……と不安な面もあります。世間のイメージに対して、実際に利用している人はどんなメリット・デメリットを感じているのか。「オール電化」について主婦の皆さんに、そのイメージや実態を聞いてみました。

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「オール電化」どれくらいの人が興味あり?

「オール電化」には興味があっても、自分の家庭にフィットするかどうか、費用的にもけして簡単に変更できるものではないので、それなりの検討が必要となります。
今回は、お子さんがいる家庭で主婦業をしている20~50代の女性50人を対象に「オール電化」についてアンケートを実施。イメージや、実際に利用してみてのメリット・デメリットを聞いてみました。

Q. オール電化の導入を検討したことはありますか?

A.「検討したことがある」…… 23人
 「検討したことがない」…… 27人

実は「検討したことがない」という人が半数以上。オール電化に移行するか、悩んだ経験を持つ人は50人中23人でした。

そん中で実際にオール電化を導入したのは、23人のうち7人。この数字を見る限り、興味はあるけれどオール電化実現まで至る家庭は、あまり多くないことがわかります。

主婦の皆さんが一番惹かれているのが「光熱費」

■「ガス料金がすごく高いため、電気のほうが安いのではないかと思ったため」(20代・主婦)
■「トータル的にみて、光熱費が安くなるかもしれないと期待したから」(30代・主婦)


電気代、ガス・灯油代などの光熱費は生活に不可欠なもの。
努力の積み重ねで光熱費はある程度抑えられますが、現実的に頑張れる範囲は限られてきます。いくら節約のためとはいえ、リラックスしたい家での生活をさらに引き締めるとあっては身が持ちません。

そこで、“光熱費がお得になる”といわれるオール電化なら…となるわけです。
アンケートによると「検討したことがある」人の約半数が、光熱費の削減を目的としていました。「検討したことがない」人でも、電気代や光熱費の面で否定的な意見を持つ人はほぼゼロ。それだけ「オール電化=節約になる」というイメージは浸透しているようです。

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電力自由化、太陽光発電の普及などにより、オール電化へ切り替える家庭が増えましたが、震災後は原発停止による電力不安により、電力エネルギーに依存する生活に不安を抱く声もあります。オール電化とガス併用、いずれにも一長一短あります。この記事では、オール電化からガス併用へ変更を検討している方に役立つ情報をお伝えしましょう。

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二番目に気になるポイントは「安全性」

■「子どもが小さいうちはオール電化のほうが火を使わないぶん、安全だと思ったので考えたことはあります」(30代・主婦)
■「子どもが小さい時には、火傷などが怖かったのでオール電化が魅力的だと感じました。また、不完全燃焼などの心配もないことも安心材料でした」(40代・主婦)

ガス給湯器やガスコンロ、ガス・灯油式のストーブやファンヒーターなどは、つねに火による危険が伴います。また、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒も不安ですよね。

その点、オール電化では火を使わないため、特に小さい子どもやお年寄りがいる家庭では安心できます。火傷はもちろん、いたずらや不注意が火災に及んでは一大事です。

その他、「利便性」や「快適さ」に注目

■「クリーンで便利なイメージがあったので、マンションを購入する際にオール電化マンションを探しました」(50代・主婦)
■「電気代を安くしたかったし、IHクッキングヒーターを使って見たかったから」(30代・主婦)

室内でガス火を使うと空気中に二酸化炭素が増えますが、オール電化では空気をきれいに保つことができます。IHクッキングヒーターはオール電化でなくとも導入可能ですが、ガスではなく電気を使った生活が便利そうだと考える人もいました。

オール電化にはこんな問題がありそう…

オール電化にすることが「できない」という意見

■「アパート暮らしなので自分の部屋だけ変えることができないので検討したことないです」(30代・主婦)
■「施工費などにお金がかかるため、あとあとエコや節約につながるのだろうけど、なかなか予算が追いつかない……」(30代・会社員)

一般的な賃貸物件の場合、良くてもキッチンがIHという程度。オール電化にしたくても、どうにもならないのが現実です。

そして金銭面について。長期的に見ればお得であっても、導入する費用の元を取るまで何年かかるのかわかりません。
となるとオール電化を導入できるのは、新しく家を建てる時。または引っ越す際にオール電化の住宅を探す時など。しかしこれらは頻繁にあるイベントではなく、「家を購入するなら考える」という意見が複数となりました。

災害時の懸念

■「先行して初期に導入した友人の家で、停電時にとても大変だったと話を聞いているので、ガスと電気の併用は危険分散として必要かなと思っています」(40代・主婦)
■「東日本大震災の時に、全部電気だと生活が大変だと感じたから考えてない」(30代・主婦)

災害や停電などの事態に遭遇したら何も出来なくなってしまう、という理由で検討に及ばない人が多数となりました。

一時的な停電ならガスで何とかなるかもしれませんし、災害時にもプロパンガスは利用できる可能性があります。東日本大震災も記憶に新しい現在、オール電化だと電気がなくなった時に困りそう、という不安がついてまわります。

一方で導入を「検討したことがある」という人の中には、「ガス代がかからないし、災害時に電気は普及も早いのでオール電化は魅力的です」(50代・主婦)と、前向きな考えの人もいました。実際、水道・電気・ガスといったライフラインが絶たれた場合、もっとも復旧が早いのは電気だといわれているのです。

それでもやはり、電気より「ガスのほうが使い勝手がいい」と考える人が多いのは事実。

■「ガス床暖は快適だし、ガスファンヒーターも便利だし、料理はガスのほうが慣れているので、オール電化は考えたことがないです」(40代・主婦)

■「興味はあるけれど、ガスの火力で作る料理が好きだから検討まで至りません」(30代・主婦)

料理においては、電気・ガスの違いがはっきり出てきます。ガス火に慣れている人はそれが一番使いやすいでしょうし、IHクッキングヒーターでは難しい調理法があるといわれます。

電気とガスを併用した生活に不満や不便を感じていない場合、あえて「オール電化」を導入しようと思う人は少ないということがわかりました。

実際にオール電化を導入したら…こんなメリットが!

検討した末、オール電化を導入したのは23人中7人。

オール電化を導入、またはキッチンだけIHなど、電気を利用した生活をしている人が実際にどんなメリットを感じているか尋ねてみました。知人から評判を聞いている人もいます。

■「火を使わないので、熱くないし、料理中も心配がないです。」(30代・主婦)
■「年寄りふたりがどうしようもなく痴呆。オール電化じゃなければ健常者の私たちは家から出かけられないほど火災の心配しなきゃいけなかっただろうね」(20代・会社員)

オール電化にした7人のうち6人が「火災の不安がなくなった」と回答。IHによって、気が楽になったと実感している人がたくさんいます。

長時間の加熱があると自動的に停止するなど、危険防止機能があれば大事故の可能性が下がります。ガス火と比べれば、子どもやお年寄りがいる家庭でも安心できるのが何よりの利点となります。
やはり、オール電化の「安全性」は大きな魅力のようですね。

「光熱費」についての意見

■「ガス電気を両方使うとそれぞれ基本料金がかかってくるけど、オール電化だけだとガス代の基本料金がかかってこないため」(30代・主婦)
■「電力会社でもいろいろな電気料金プランがあるので、そこもやりくりすればもっと安くなる可能性があります」(40代・主婦)
■「まだ導入していないのでわかりませんが、友人は太陽光発電も利用しているので光熱費が安くなったと言っていました」(30・代主婦)

総合的に見て、オール電化のほうがお得に感じている人が多いことが明らかになりました。
ガスの基本料金がなくなることや、電気代が安い深夜電力を活用出来る点、その他にもソーラーパネルによる太陽光発電も可能なので、おおよその場合は光熱費を抑えられる可能性が高い、というのが実情といえます。

また、電力自由化にともない、自分の生活に合った料金プランを選ぶことで、さらに電気代を節約出来そうだという意見もありました。

「快適さ」への意見

■「オール電化ではないのですが、IHだけは導入しました。掃除が大変簡単です」(50代・主婦)
■「灯油はやはり面倒だし、ストーブの掃除をまめにしないとならず、手間がかかると感じていたからオール電化にしました」(30代・主婦)

やはり大きな違いはキッチンであり、IHにすることで手入れがずいぶん楽になったという人がほとんどです。暖房器具についても、電気のほうが手間がかからず便利という意見が多数占めました。

オール電化を導入したものの…やっぱりこれはデメリット

停電時の不安

■「今のところ停電にあったことがなく、電気代がとても高いと感じたこともないのでデメリットを感じた事はない。だが、停電になった時には不便さを味わうと思う」(30代・主婦)
■「震災のとき、計画停電があり、すべてオール電化だったので困りました」(30代・主婦)

7人のうち4人が、停電時の不安を抱えていました。
導入する前から理解はしていたものの、万が一の時に家の設備が何も使えなくなるのはやはり大きな不安です。オール電化である限りこの問題点はどうしようもなく、いざという時のために備えをしている人もいます。

IHクッキングヒーターの使い勝手

■「火力が全然出ない。それに鍋を傾けるとすぐに切れようとセンサーがはたらいちゃうし、明らかに不自由」(20代・会社員)
■「IHクッキングヒーターに使えない鍋やフライパンがあり、以前のものが使えなくなりました」(30代・主婦)

安全で掃除も楽である代わりに、気持ちよく料理をしたい人にとってIHはやはりちょっと難ありのようです。火力・火加減や使える調理器具が限定され、単刀直入に「美味しく仕上がらなかった」と、厳しい意見も。

その他、口コミや一般的にいわれるデメリット

■「オール電化の友人は、専業主婦で昼間家にいるから、その時間帯の電気代が気になると言っていました」(40代・主婦)
■「子どもがいるので深夜に電気を使うことがないし、初期費用や調理器具でお金がかかるはずなのでデメリットだと思います」(20代・主婦)

オール電化住宅向けの電気料金は、深夜が安く、昼間が高い設定なので、生活スタイルによってはそれがデメリットとなるのでは、と考える人は少なくないようです。

▼さらに詳しいメリット・デメリットはコチラ

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オール電化について、「調理、空調、給湯といった家庭内で使うエネルギーをすべて電気で賄う」という仕組みから、オール電化で中心となる機器の機能紹介、さらにメリットとデメリットについてご説明します。上手に使えばお得で便利な暮らしができるオール電化。導入を検討する際の参考として、ぜひご覧ください。

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賛否両論あるけれど、最終的にオール電化はオススメなの?

■「たしかに初期費用は高額ですが、メリットのほうが高いので、知り合いの人にはおすすめしたいと思います」(30代・主婦)
■「ぜひおすすめします。特に高齢になった両親には火事の心配をしなくていいため」(30代・主婦)
■「今はあまりすすめたいとは思わない。高くつくし、夜は相当蓄熱しないと暖まらないから」(30代・主婦)

最終的には、7人のうち6人が“オススメ”と回答しました。
停電や初期費用、IHの使いにくさなど気になるポイントはあるものの、全体的に見れば、オール電化にして良かったと感じている人のほうが多くなっています。

実際に使っている人のお墨付きならば、問題となる点について妥協できさえすれば「オール電化」は一考の価値があるといえそうですね。

まとめ

電気代が安くなるイメージがある「オール電化」。
実際に導入してみると、ガスと電気の両方を使うよりも光熱費を抑えられるケースが多いのは確かのようです。ただし、ライフスタイルによっては必ずしも節約になるわけではありません。
ガス利用から切り替えるには費用がかかりますし、人によってメリット・デメリットに感じる部分も異なります。とはいえ安全面など、電気ならではの魅力もあります。

現在は導入が難しくても、家を建てる時や引っ越しする際に備えて、知っておいても損はありません。
「オール電化」は気になるものの、なかなか意思決定できないという方は、今回のアンケート結果を参考にあらためて検討してみてください。

▼オール電化リフォームにご興味を持たれた方はコチラ

アンケート期間:2017年2月15〜16日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員の方
アンケート総数:50


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