【香典返しの品物選びマナー】タブーや金額の相場についても解説

不慣れな葬儀が終わった後は、参列してくださった方への「香典返し」が必要です。この記事では、香典返しの品物の選び方や人気の品物を紹介します。また、香典返しの品物を選ぶ際のタブーや、金額の相場についても解説します。

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香典返しとは?

「香典返し」とは、告別式や葬儀などでいただいた香典に対するお返しの品物、またはその行為そのものを指します。

香典は、葬儀に伴う遺族の経済的な負担を減らすという意味合いがあります。昔は親戚の人や近所の人が供物を持ち寄って、遺族とともに故人の供養をしていました。

現在では、香典として現金を包むのが一般的となっています。

この香典は、経済的な援助という意味合いがありますので、本来はお返しをする必要はありません。しかし、葬儀でお世話になった人に「無事に葬儀を済ませることができました」といった感謝の気持ちを表すために香典返しを贈るのがしきたりとなっています。

香典返しにふさわしいもの|人気の香典返し5選

葬儀のマナーから言うと、香典返しでは後に残らない消耗品を贈るのが習慣です。なぜなら、贈る相手に「不幸がいつまでも続かないように」という思いを込めているからです。

また、いつまでも故人と別れられないのはよくないことですので、「故人との別れに一区切りを付ける」という意味も含んでいます。

以下で具体的な香典返しの例をご紹介していきます。

お茶

香典返しの代表的な品物のひとつにお茶が選ばれるには理由があります。

かつてお茶には「境界を区切る」という意味合いがあったとされています。また、「お茶を飲みながら故人のことを思い出してほしい」という願いが込められているともされています。ゆえに、香典返しとしてお茶が多く選ばれているのです。

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お菓子

もっとも手軽に贈りやすい香典返しは、お菓子類ですよね。和菓子や洋菓子など幅広く選ぶことができ、詰め合わせなども多く取り扱われているため選びやすいのも人気の点です。

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日用品

タオルや洗剤などの日用品は、近年よく香典返しに用いられています。日頃の消耗品は、いくらあっても助かりますよね。食べ物などのように、苦手なものを事前に調べておく手間などが省けるため、人気となっています。

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陶器

併せて、陶器や漆器が香典返しとして選ばれるのにも理由があります。亡くなった人は土にかえることから、同じように土にかえるものとして陶器が選ばれているのです。また、漆器は漆を塗り重ねて作るので、「不幸を塗りつぶす」という願いを込めて利用されています。

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カタログギフト

近年では、相手が必要なものを選べるよう、カタログギフトを贈る方も増えています。喪主の負担も減りますし、贈られた側も必要なものや欲しいものを選べるというメリットがあります。

いただいた香典に合った金額のカタログを選ぶことができます。

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香典返しにこの品物はタブー!

肉や魚などの生物

「消えてなくなる」ということから食べ物がよいと前述しましたが、肉や魚などの生物は宗教的な影響などもあり、古くから避けられています。

地域によっては四十九日が過ぎるまで肉・魚を食べないこともあるため、それ以外の食べ物を香典返しに選びましょう。

お酒

お酒は、神事などにもよく用いられるものであるため、不幸ごとの返しである香典返しには不向きとされています。お茶などの飲み物は問題ありませんが、お酒は控えましょう。

商品券

金額が記載されている商品券やギフト券などは、あからさまに金額が分かってしまい、受け取った側が快く思わないとされているためできるだけ控えましょう。

香典返しの適切な金額と相場は?

香典返しは「半返し」と言われ、いただいた香典の3分の1から半額程度の品物で返すのが通例です。例えば、香典として10,000円をいただいた方には5,000円相当の品物を贈りましょう。ただし、いただいた方にそれぞれ半額程度の品物を用意するのは大変です。そこで2〜3種類の品を用意し、香典の金額に合わせて贈るようにするとスムーズにいくでしょう。

近年では香典をいただいた際に、その場でお礼を返す「当日返し」あるいは「即日返し」が増えてきました。その時点ではまだ香典の金額が分かりませんので、2,000〜3,000円程度のものを用意し、葬儀に出席してくれた方にお渡しします。

この場合の香典返しは、当日返しとして用意した品物の差額を考慮して選びます。10,000円をいただいた方であれば5,000円相当が香典返しの相場になりますが、当日返しで2,000円程度の品物を渡していれば香典返しは3,000円程度の品物を贈ることになります。少し複雑ですが、香典として5,000円いただいたのであれば香典返しはしなくていいことになりますので、葬儀後の手間を簡素化することにつながります。

香典返しを贈る時期と贈り方

香典返しは、忌が明けてから2週間以内には手元に届くようにしたいものです。品物の選定や挨拶状の準備、発送の手配といった手続きが必要となりますので、計画的に進める必要があります。

香典の金額をもとに、誰に何を送るのかなどを記した一覧表を作っておくとよいでしょう。

本来は一軒一軒伺って手渡すのがしきたりですが、最近では配送業者に配達してもらうのが一般的になりました。その際に必要となるのが「挨拶状」です。香典返しの品物を選ぶ際には挨拶状の手配もしておきましょう。

もちろん、商品選びに時間がかかってしまったり、悲しみから抜けきれずに手配が送れてしまったりすることもあるはずです。この場合は、香典返しに添える挨拶状に、挨拶が遅れた旨のお詫びの文言をひと言付け加えるとよいでしょう。

また、亡くなったことを後から知った方から香典をいただくこともあります。この場合は、忌明けが済んでいればすぐに香典返しの準備をします。挨拶状には「仏前に供えさせていただきました」などの文言があるとよいでしょう。

一般的に、香典返しは四十九日法要(七七忌)が終わり次第送るとされていますが、これはあくまで仏式に限ったことです。日本国内における葬儀としては仏式、神式、キリスト教式などがあり、それぞれに違いがあります。

仏式の場合

仏式は前述しましたが四十九日法要が終わったらすぐに香典返しを贈ります。これは四十九日の法要で忌が明けると考えられているからです。喪に服している間はお礼を慎むのが本来の礼儀で、香典返しは忌が明け「無事忌明けを迎えられた」という感謝の気持ちを込めて贈るものなのです。

ただし仏教では、四十九日法要までに三月に渡ってしまうと「始終苦(四十九)が身につく(三月)」や「三月掛け(みつきかけ)=身内欠け」として忌み嫌う風習があります。これを「三月越し(みつきごし)」と言っています。三月にまたがると仏様が「友を呼ぶ」とも言われており、この場合は四十九日法要を待たずに忌明けを済ませ、香典返しを行うこともあります。

神式の場合

神式で葬儀を行った場合は、仏式の忌明けにあたるのが霊前祭です。これは五十日祭とも言われ、亡くなってから五十日目に行われます。香典返しは元々仏式のしきたりですが、神式でも仏式に準じた形式で香典返しをします。

キリスト教式の場合

キリスト教の葬儀にも、本来香典返しという習慣はありません。ただ、日本では古来の風習に則り、香典返しが行われています。この場合、忌明けにあたるのが、カトリックでは30日目の追悼ミサ、プロテスタントでは1カ月後の召天記念会です。その後に記念の品として香典返しを贈ります。

香典返しに添える挨拶状の正しい書き方とマナー

香典返しにはのしを掛け、さらに挨拶状を添えるのが習わしです。挨拶状は、巻紙に薄墨の毛筆で書くのが本来の形式ですが、最近ではハガキに印刷するのが一般的となっています。もし便せんに書く場合は二枚に渡らないようにするのがマナーです。不幸が重なることを連想させるためです。

封筒は郵便番号枠のないものを選びましょう。また二重になっている封筒を使ってはいけません。これも「不幸が重ならないように」という意味があります。

文章の書き方

挨拶状は、頭語に「謹啓」、結語には「敬具」を使います。文面はまず「会葬やお供えに対する感謝」を述べ、「葬儀が無事に行われた報告」をし、「挨拶に伺わず、書面や配送で済ませたことへのお詫び」をするといった構成になります。時候の挨拶は入れないのが一般的です。

また「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉を避けるのはもちろん、「、」「。」などの句読点を使わないようにしましょう。句読点を使わないのは、葬儀や法事などが滞りなく進みますようにという願いを込める、といった説があります。これは弔事だけではなく冠婚葬祭でのマナーとしても覚えておきましょう。

名前の書き方

故人の名前の書き方は「故(故人の名前)儀」が一般的ですが、喪主との関係性や、葬儀の規模によっていくつかのパターンが考えられます。例えば「亡母 (故人の名前)儀」や「弊社社長 (故人の名前)儀」といった書き方でも問題ありません。文末には日付と差出人の住所と名前を必ず入れますが、喪主名ではなく「親族一同」という場合もあります。

香典返しののしは表書きに「志」と書き、下には名前を書き入れます。この際に名前が名字のみの場合は、フルネームを入れるケースも見られます。地域や親族でのしきたりや習わしに従いましょう。神式やキリスト教で行われる場合は「志」「偲草」などが使われるようです。経験者に聞いてみましょう。

のしの選び方

のしに使用する水引について、一般的には「黒白結びきり」が使われます。弔事の水引は「忌み」につながる黒白が使われますが、京都などでは黄白を用いる場合もあります。黄白の際の表書きは「満中陰志」とします。また「結びきり」は結び直せない形になっており、「何度もくり返されないように」という願いが込められています。

のしのかけ方には2パターンあり、品物に対して直にのしをかけてから包む方法は「内のし」、品物を包んでから外側にのしをかける方法は「外のし」と呼ばれます。どちらを選ぶかは、地域の習わしに沿って判断しましょう。「内のし」の方が控えめという印象を与えるため、香典返しでは好まれています。

香典返しのさまざまな具体例

たくさんの方に来ていただき、みなさんから香典をいただくのが葬儀です。

会社の方や病院にお見舞いに来てくださった方など、さまざまな状況が考えられます。それぞれどのように対処したらいいのか、具体例を見てみましょう。

生前にお見舞いをいただいているケース

この場合、お見舞いのお返しである「御見舞御礼」と香典返しを別々に渡す方法と、香典返しのグレードを上げる方法の2つがあります。どちらを選ぶかは、喪主やいただいた相手の状況などを考えましょう。「御見舞御礼」の相場としては、いただいた額の3分の1から半額程度とされています。

香典に加え生花をいただいたケース

この場合も、グレードの高い香典返しをするのが正解です。一方で、香典がなく生花のみの場合は、生花の値段の半額程度でお返ししましょう。その他、弔電だけいただいた方には香典返しは必要ありません。案内状を送り、生前のお付き合いを含めて感謝の気持ちを伝えるのがいいでしょう。

連名で香典をいただいたケース

会社の同僚や部下などから、連名や「◯◯部一同」として香典をいただいた場合は、大勢で食べられるものを贈るとよいでしょう。お菓子やお茶、コーヒーなど、嫌いな人がいないようなものを選ぶのがおすすめです。

高額の香典をいただいたケース

高額の香典をいただいた場合は判断に困るものですが、香典に合わせて高額の香典返しを送るのも仰々しく失礼にあたります。こうした場合は、柔軟に考えて構いません。お気持ちをありがたく受け取ることも重要ですので、半返しにこだわるのではなく、ある程度グレードの高い品物を贈るなどして対応しましょう。

まとめ

香典返しを贈るという経験は、一生に一度あるかないかです。多くても2、3度しかありません。とはいえ、人生は何があるか分かりません。いざというときに不安にならないためにも、事前にしっかりと学んでおきましょう。

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