築50年の一戸建て住宅のフルリノベーション(入間市高倉)

加治丘陵は、関東平野と山地との境にあたる丘陵で、凸凹した起伏が多い地形が特徴的な丘陵です。特に谷が発達し、渓流的になっている沢が多いという地形的特徴があるそうです。いくつもの沢や尾根は、多様な環境を造りだすことで、普通ならもっと山奥の方へ行かなければ見られないような植物や動物が、すぐ近くでたくさん生きています。沢は小川となって丘陵の北を流れる入間川や南を流れる霞(かすみ)川にそそぎます。

この住宅の住所は「入間市高倉」ですが、その敷地は「加治丘陵」の東の端と台地部分の間の、ちょうど谷の部分に位置しています。敷地の東面はその高い台地が壁のように覆いかぶさり、西側は手付かずの「加治丘陵」の雑木林が迫っているという特殊な地形。北の入間川に流れる谷ですので、敷地の南側も隣地の敷地が1m程度上がっていて、こちらからの採光もあまり望めません。

また、約50年に建てられた家は、増築で作られたダイニングキッチンによって、各部屋の採光、通風が遮られていました。元々、敷地の西側には、手つかずの雑木林の風景が広がっていましたので、それを借景として取り入れ、かつ家全体の採光、通風を確保するために、リビングやダイニング、キッチンの位置を移動しました。リビングの上部は広いバルコニーに・・・。

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昔の増築で失われた通風・採光を取り戻す

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