神原サリーのうふふ家電ジャーナル【9】本格ローストポークを簡単に

今回は調理家電を上手に組み合わせることで簡単&スピーディに本格調理ができる“使いこなし術”をご紹介しましょう。年の暮れに作って好評だったローストポークの下ごしらえにブラック・アンド・デッカーの「真空パック器」を、焼き上げにはオーブン調理でも予熱要らずのレンジグリルを使いました。キッチンがおしゃれにまとまる家電選びのポイントもお伝えします。

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飾っておきたくなるブラック・アンド・デッカーの「マルチフードキーパー」

下味をつけた豚ロースのかたまり肉を専用袋に入れ、マルチフードキーパーで真空にすることで、半日~1昼夜かかる下味が2時間程度でOKに

ブロックの肉料理はお正月やパーティなどのご馳走はもちろんのこと、まとめて作っておくことで夕飯、お弁当、朝のサンドイッチといろいろ活躍できるので便利ですね。とはいえ、オーブン料理はなんとなく面倒に感じたり、下ごしらえが面倒なのではないかと躊躇してしまっている人も多いかと思います。

私自身も豚の肩ロース肉などは、いつも煮豚にしてしまうことが多かったのですが、今回、ローストポークを作ってみたところ、焼き目が香ばしく、いつもとは違った味わいで家族にも好評でした。

作り方はとても簡単。今回は豚ロースのかたまり肉(600g程度)が糸で巻いてあるものを買ってきました。肉のまわりにまんべんなく塩、ブラックペッパー、ニンニク1片のすりおろしをまぶします。ミルで挽きたてのブラックペッパーを使うと後々、香りがぐんと違ってきますので、ぜひ。続いてオリーブオイル大さじ1杯も肉のまわりになじませてください。

下味をつけた豚ロース肉

通常はここで半日から一晩、下味がなじむように冷蔵庫に寝かせるのですが、ここで活躍するのが真空パック器です。いろいろなメーカーから出てきていますが、ブラック・アンド・デッカーの「マルチフードキーパー」は一見すると調理家電には見えないオシャレなデザインとブラウンの落ち着いたカラーが“うふふポイント”です。

専用の真空パック袋に入れたら、マルチフードキーパーの先を袋のブルーのシール部分に置き、トップのボタンを押すと吸気が始まります。ぐんぐん空気が抜かれていって、肉のまわりにピタリと袋が張り付いたら終了してください。こうしておくと、わずか2時間程度でも十分、肉に下味がつきます。

マルチフードキーパーには付属品としてワインストッパーやフードコンテナもついているので、飲み残してしまったワインの保存や余った食材の真空保存にも便利。食材を冷凍するときにも「冷凍焼け」を防いでおいしく保存できます。

ブラック・アンド・デッカー「マルチフードキーパー」¥14,800(税抜)

予熱要らずのレンジグリル「ジタング」で焼く!

レンジグリルから取り出したところ。角皿にオーブンペーパーを敷いておくと後片付けが楽になります

2時間ほど冷蔵庫でねかせた豚肉は、オーブンで焼く30分前に出しておいて室温に近づけておくと、より上手に焼けます。

さて、ここで使ったのは、三菱電機のレンジグリル「ジタング」。見た目は背の低いオーブンレンジといった印象ですが、レンジ→グリルのリレー調理ができる唯一の調理家電で、電子レンジを使うような感覚で調理ができるのが特徴です。

付属の角皿がセラミック製のホワイトなので、そのまま食卓に持っていけるのも他にはない魅力。2011年春に初代機が発売、センサー等をブラッシュアップさせた2号機が2012年秋に発売された後は、すでに3年以上経った今も、ロングセラーを続けている「知る人ぞ知る人気家電」です。

ローストポークのようなお料理をする場合も、レンジ→グリル調理で行なう(=つまり、レンジで加熱して中に火を通してからグリルで焼きつける)こともできますが、今回はオーブン機能を使いました。というのも、レンジグリルは庫内のサイズが小さいために、一気に温度が上がるため、予熱なしでオーブン調理ができるのです。

和風の漬けだれを入れた保存袋に焼き立ての肉を入れて、味を染み込ませましょう

200℃に設定して20分焼いた後、180℃に温度を下げて20分~25分焼けば調理完了。ジッパー付きの保存袋などにしょうゆ50cc、酒20cc、みりん大さじ2杯をあらかじめ入れておいたところに、焼きたてのローストポークを漬け込みます。粗熱が取れるころにはしょうゆだれが程よくしみ込んでいます。

しっとりとやわらかなローストポークの出来上がり

高さやカラーをそろえるとキッチンがすっきりまとまります


キッチン家電を購入するときに皆さんが悩まれるのが、その置き場所ではないでしょうか。サイズ感もそうですし、機能や価格だけで選んでいくと家電同士の色がぶつかってごちゃごちゃとしたイメージになりかねません。

わが家はホワイトの壁がベースになった独立型のキッチンですが、IKEAで購入したキッチンワゴンの上に赤いジタングと、同じく赤いスクエア型の炊飯器を並べて置いています。その下にはボダムのコーヒーグラインダーがありますが、これはあえてライムグリーンを選んでアクセントカラーに。

もう1つの提案としては、キッチンではなく「食べる場所」であるダイニングにレンジや炊飯器を置くという方法もおすすめしたいところですが、これはまたあらためてお話することにしましょう。


文・写真/神原サリー(家電コンシェルジュ)

【商品情報】
ブラック・アンド・デッカー「マルチフードキーパー」¥14,800(税抜)

本体寸法/W57×D57×H255mm(スタンド含まず)
製品重量/約0.34㎏ 
電源/AC100V 50Hz/60Hz 
バッテリー/ニッケル水素充電池
最大真空値/55kPa(0.55Bar)
定格時間/連続最大3分

◆取り扱い/ポップリベット・ファスナー
http://www.blackanddecker-japan.com/appliance/cooking/vc100.html

+++++++++++++++++++

三菱電機 レンジグリル「ジタング」RG-GS1 ¥80,000(税抜)

本体色/レッド・ホワイト
本体寸法/W518×D412×H266mm
製品重量/約16㎏ 
電源/AC100V 50Hz/60Hz
定格消費電力/レンジ 1070W・グリル 1360W・オーブン 1360W(温度100~250℃/発酵30・40℃))

◆取り扱い/三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/

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新聞社勤務、フリーランスライターを経て、顧客視点アドバイザー&家電コンシェルジュとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分…

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