アップル新社屋や月面住宅の案も！フォスター＋パートナーズ展へGO

「フォスター＋パートナーズ」日本初の大規模展覧会

今世紀を代表する偉大な建築家、ノーマン・フォスター。彼が1967年に設立したフォスター＋（アンド）パートナーズは、世界45カ国で300のプロジェクトを遂行、輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織だ。

ロンドンやベルリンなど各都市を訪れた人なら誰もが一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出し、現在では、アップル社の新社屋や月面住宅なども計画。彼らが手がけるプロジェクトはまさに建築のイノベーションと呼べるものばかり！

国際的に活躍する建築集団の独自のアプローチを徹底解説！

アップル新社屋は一体どんな建築に？　革新的プロジェクトをチェック！

この展覧会のキーワードのひとつが、伝統と未来。フォスター＋パートナーズの設計は、建築遺産に新たな息吹を吹き込み、未来につなぐ役割を果たしてきた。

たとえば、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光のメッカとなった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》。戦争で破壊された旧帝国議事堂のドームをガラスで再生した建築だ。大英博物館中庭を現代的な美しいアトリウムへと変貌させた《グレートコート》も有名。

最先端の技術を駆使しながら、伝統的建造物の歴史的な背景や地域の環境に配慮し、再生する独自のアプローチと手法を検討モデルから完成モデル、映像、写真、スケッチなどを通して紹介する。

フォスター＋パートナーズの半世紀にわたる設計活動は、いま、新たな段階へと踏み出している。空想の世界にあったような、最先端技術に裏付けされた近未来の都市と建築の姿を提示。サスティナブル建築を目指す、アップル新社屋《アップル・キャンパス2》や、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など、想像するだけでわくわくする。

フォスター建築の原点を探る！

もうひとつの見どころが、フォスター建築の原点ともいえるプロジェクトの展示だ。1930年代から地球規模の環境問題の提起と提案を行い、今なお各分野に大きな影響を与えている工学者・思想家リチャード・バックミンスター・フラー。フラーとフォスター＋パートナーズが、1971年〜83年までの協働プロジェクト、さらにその間に培われた設計思想を紹介する。


なんだか難しそう…と思った人も中にはいるのでは？　深く考えずに、まずは展示会場を訪れてみて。展示が行われるのは、展望台の東京シティビュー内スカイギャラリー。つまり、東京を一望する景色の中に建築模型や映像、CGなど膨大な作品群が展示されるということ。これまでにない特別な体験となること間違いなし！

フォスター＋パートナーズがデザインした家具やプロダクトを配したラウンジで、東京の絶景を望みながら映像を楽しむ知的なひとときを過ごしたい。

【開催概要】
フォスター＋パートナーズ展：都市と建築のイノベーション

会期／2016年1月1日（金・祝）〜2月14日（日）

会場／六本木ヒルズ展望台　東京シティビュー内スカイギャラリー
東京都港区六本木6-10-1　六本木ヒルズ森タワー52階

開館時間／10:00〜22:00（最終入館は21:30まで）

休館／会期中無休

入館料／一般 ¥1,800　学生（高校・大学生） ¥1,200　子供（4歳～中学生） ¥600　シニア（65歳以上） ¥1,500

◆お問い合わせ／03-5700-8600（ハローダイヤル）