1×4材でヘリンボーン天板に挑戦!

今使っているダイニングテーブルは買ってからもう14年目。ということもあって天板もだいぶボロボロ。

せっかくなので上からかぶせて使える天板を作ろうと決意。

ホームセンターで買える材料を使って憧れのへリンボーンの天板をDIYしてみました。

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憧れのヘリンボーンテーブルに挑戦してみました!

こちらが完成したものです!
既存のダイニングテーブルに被せて使う仕様にしました。

たくさんの工程をかけて仕上げたので、仕上がりには大満足です!!!!
手触りもすべすべでたまりません☆

今回の設計書です。

既存の天板の上にきちんとかぶさり、かつ少しだけ大きくなるように設計しました。

完成して、はまらなかったなんてならないように念には念を押しましょう。

私はぴったりすぎるくらいに設計してしまって、途中でそれに気が付いて修正しました。うっかりは本当命とりです。
きっちり設計します。

これがぴったり過ぎると気が付いて書き直した設計書のパーツ設計です

45度カットなので、中学時代の45度の二等辺三角形を思い出しながら計算しました。(1:1:√2ってやつですw)
端数は切り上げて小さくなりすぎないように余裕をもって設計しました。

こちらも修正した後の設計書です。

ピンのマークは後程ビス留めをする個所を大まかに書き込んであります。

中央部分は左衣にも右衣にもそれぞれビスを打ちます。

周囲の部分は木枠の外側から本体と木枠を結合するときにビスを止める部分です。

では材料です

DIY木材 12×30×1820mm  3本(@328円)
1×4材(ホワイトウッド)6F  19×89×1829mm 8本
スリムビス 3.3φ×40mm 62本~
ワシン水性ウレタンニス透明130ml 半分ほど
ワシン水性ウレタンニスオーク130ml 1/3本ほど


道具としては電動ドライバー、サンダー、のこぎり、ドライバー、直角定規、マイターボックス、鉛筆、ボンド、木工パテ。
紙やすり#60、#120、#180、#240、#400、水研ぎ用1000です。


総材料費は3250円です♪

1×4材をカットします

とその前に。。。。。

まず材料となる木材ですが、

反りがない
歪みがない
節が少ない
ヤニが少ない

ものを選びます。
すべては材料選びで決まります。

ぜひ売り場で時間をかけて選び、表面が綺麗で、平たい材料を購入しましょう!!

そして売り場で、加工してもらいます。
今回、ヘリンボーンにしたいと決めたとき、ダイニングテーブルなので平らにしたいと思いました。
通常、売っている木材は面取りといって角が出ていません。このままくっつけると、隣り合う木材の間に溝ができてしまいます。

なので、大きいホームセンターで木材の両端を縦に薄くカットしてもらいました。だいたい5~7ミリくらい薄くカットしてもらいました。
ホームセンターのお兄さんはやったことがないしく、とても苦戦しながらカットしてくれていましたね。。。
無理を言ってすみませんて感じでしたが、
この作業自分ではなかなかできないのでお願いしました。うちのちかくのホームセンターはワンカット30円でしてくれます。
ちなみに、切り口が斜めになっていたり、幅が一定じゃなかったり、苦労のうかがえる仕上がりでしたw
慣れている店員さんがいらっしゃるなら、迷わずその方にお願いしてくださいね☆
お兄さん、あとは私が何とかしますから。といったものの、なかなか微調整が大変でしたねw
そのあたりも注目して読んでみてください。

マイターボックスを使えば切りやすいです。
仕上がりが断然きれいです。

でも、今回大量に手鋸でカットしていくにあたり、それはもう、つらかったですね・・・

線を引いて、切る。これ全部を切るのに4時間かかりました。。。。はあ。。。
電鋸、切に欲しました。。。

でも理想の天板をゲットするために頑張りましたよ~
カットが終われば半分は終わったも同然。と思って。


現実はそんなことなかったんです。
これが始まりでした(笑)

このようにして、直角定規を溝に入れて線を引くという技を覚えました!
これ、なかなかいい発見で、線を引くことが、苦じゃなくなりました。

設計書の通りにこのようにカットしていきます。
ひたすらカットしてカットしての繰り返しです。

何とか全部の1×4材をカットしました!!
この日はもう腕がパンパンでしたね。
でもすごい達成感でした!
終わったら腕をさすって、腕の疲れを取ってあげましょう♪
決して揉んではだめですからね♡

貼り合わせていきましょう!

上の写真のように、中央にあて木をして中央が揃うように貼り合わせていきます。
外側は後程カットするので問題ありません。

キチンとずれないようにマスキングテーㇷ゚で仮止めしおくときっちり止まります。
それでもうまくくっつかないところは、工具で固定してしっかりくっつけます。

中央側の側面は右衣と左衣の合わさる真ん中部分になる大事なポイントです。
なので、その部分はより丁寧に仕上げていきます。

写真は木工やすりで削っているところです。
この後紙やすりで軽くやすり滑らかに仕上げました。

ボンドが乾いたことを確認したら、中央側からビスを埋め込むようにとめていきます。
こうすることで板同士を固く結びつけることができます。

ちなみにビスを打つ位置は設計書(二枚目)でピンのマークを書いてある部分です。
周りのピンマークは後程使います。
木枠を周りに打つときに木枠の外側から、天板の本体部分をビス留めしていく部分にマークしてあります。

1×4材は厚みが19mmなので普通のビスを使うとひび割れてしまう恐れがあるため、今回もスリムビスという軸の細いビスを使って留めていきます。

今回のスリムビスは3.3φ×40mmのものを使いました。

上の写真のように隣り合う木材同士がきちんと一緒にビス留めできる場所選んでビス留めしていきます。
木材の端過ぎてもひび割れる恐れがあります。大体20mmほどのところに打ちましょう。

この作業を左衣、右衣と両方に施したら次なるステップへ進みます!!

いよいよ合体!!

左右のヘリンボーンが仕上がったら、今度はそれを貼り合わせていきます。

まずはボンドをたっぷりと塗ってくっつけましょう。
はみ出た部分は濡れ雑巾などできれいにぬぐいます。
そうしておけば、後ほどのニス塗りの際にニスをはじくことなくきれいに仕上がります。

ボンドが乾いたら、今度はのこぎりで余分な部分の木をカットしていきます。

キチンと角は直角を出して、天板を真四角になるように整形していきます。

しかし今回私は寸法をきっちり出しすぎて、短い辺の長さが心もとなかったので天板寸法より五ミリ長さ出すために薄いベニヤの端材で微調整をしました。

それがこちらです。
このように板の厚みと同じくらいの幅に切ったベニヤをボンドで貼り付けます。
側面にベニヤに貼る場合、乾かすときにはがれやすいので、写真のようにマスキングテープなどではがしやすい素材で仮止め補強しておきましょう。そのほうが確実です。

各部分のボンドが乾いたら次はパテで隙間を埋めていきます。

最初に言いましたが、なかなか素材が直角が出ていない場合や、カットがうまくいかなかったなど、ヘリンボーン柄を作るにあたり隙間はつきもの。

そんな時こちら!!
この木工用パテを使って隙間を埋めていきましょう。
この木工パテは、乾いたら上からニスも塗れるし、着色もでき、やすりもかけられるようになるという画期的な商品です。
しかも従来のものにありがちな、A剤とB剤を混ぜて使うタイプではないんです。
チューブを絞れば出てきた薬剤をそのまま埋めたい部分に使えます。たっぷりと隙間に出して上から付属のへらでこそぎ取っていきます。


こそいだパテを乾かぬうちに別の場所に埋める、この繰り返しです。
乾きだす前に軽く濡れ雑巾でふき取っておけば仕上がりは確実にきれいに仕上がります。

このパテ、
乾燥後1日でやすり掛け、
三日後以降に着色ができます。
乾燥時間はきっちり守り、しっかり乾燥させましょう。
パテが終わったところです。
きれいにふき取りました。

パテが乾いたら木枠をつけていきますが、その前に木枠の付く予定の本体の周囲をやすりかけして滑らかに平らになるように仕上げます。

枠の登場!

DIY用の軽い木材を使って枠をつけていきます。
あらかじめ木材を切ってから枠を切ると、角がうまく出なかったりしますので、一本一本本体にあてながら測ってカットしていきます。
カットしたらビスで留める。これを四辺やります。

※木枠が卍型になるように一本一本留めます。
一つの角の外側から角の内側まで、今度は角になるようにその切断面と合わさるようにきちんとビス留めしていきます。
角にはまだビス留めはしません。側面の角から4センチ以上離れたところの側面にビスで仮留めをします。
すべての辺が留まったら、角とヘリンボーン本体の一辺づつにビスが行き届くように留めていきましょう。

ビスの留める箇所は設計書のピンマークの部分です。

天板と同じ高さになるように表面が平らになるように気を付けながらビス留めしてくださいね!
裏から見るとこんな感じになります。
ヘリンボーン本体の厚みよりも幅のあるDIY材を使っているので裏側はこれだけ段差になります。

この部分で既存の天板が引っ掛かってずれない構造になっています。

ビス留めが全部終わりました。
続いて再びパテで埋めていきます。
今度は裏面を埋めていきましょう。

裏側は思ったより隙間があり、木枠との境目もかなりがたついていることと思います。
キチンとパテ埋めします。

裏が終わったら、今度は表にひっくり返し表の木枠と本体の隙間を埋めていきましょう。

深めの溝ができてしまっているときはボンドも行き届いていない場合が多いので木工用ボンドと混ぜ合わせていきながらパテ埋めしましょう!

いよいよ最終段階!!表面塗装です!

広い面をサンダーでやすり掛けしていきます。
木目に沿って表面をやすりかけしましょう!

木目に沿ってやすることで、表面の毛羽たちが最小限に抑えられ、仕上がりに差が出ます!

サンダーは平らを出すのにとても便利ですが仕上がりを滑らかにするために、ある程度平らになったら手動にチェンジしました!

※サンダーのない場合の表面の粗削りには

紙やすり#60→#120 が適していると思います☆

木枠の部分もやすり掛けしていきましょう。

今あるダイニングテーブルが角の出ているもので、何回もぶつけて痛い思いをしている私たち家族(笑)

ここは本当に慎重に作業しましたね。
丸みを出して、ぶつかってもなるべく痛くないように角を落としていきます。

表もサンダーで大まかにやすり掛け!

紙やすりに切り替えて手動でやすります。根気のいる作業です!

段階を踏んで紙やすりの粗さを下げて、細かいやすりでやすっていきます。

私の場合

#120→#180→#240でやすりました!

触ってもすごくすべすべで気持ちがいい♡って思うくらいにやすります。

やすり掛けが終わったらきれいに削りかすを掃除して、テーブル表面をきれいにしておきます。

いよいよニスで仕上げ!

今回は食卓も兼ねますよね、ダイニングテーブルですから。
本来なら値段の安いニスで塗りたいところですが、そこは妥協せず、お箸などにも使える食品衛生法に適合している

ワシン 水性ウレタンニス オーク&透明

を使用しました。

着色とニス塗りを同時にできる優れものなんですが、少し癖があるんです。
すごく薄く重ね塗りしていかないと塗り斑ができたり、けばだったりします。刷毛選びも大切です。ニス用の刷毛を使うときれいに仕上がりますよ。
※同じくステインもワシンさんから出ていますので、ステインで着色してから透明ニスで仕上げるという方法もありだと思います。

あっという間に乾きます。木目に沿って泡立たないように丁寧に塗ります。
乾いてしまうともう上から重ねられません。刷毛跡が残ってしまうからです。

重ねるなら完全に乾いた後にしないといけません。

手直ししたいなら乾ききる前にすばやくします。

一通り塗りました!!


一度塗りして乾かし、軽くや細かい紙やすりでならしてから

二度塗り目を始めましょう。
これで、二度塗りした段階です。

仕上げ前の下処理として、#400番の紙やすりでやすります。

さきほどの重ね塗りの時もですが、削りかすはその都度濡れ雑巾できれいにして、次の作業に移るようにします。かすは残さないが鉄則です。

手前が仕上げのニスの前に下やすりし、きれいにした表面。
奥が下やすりしたばかりの表面になります。

やすりすぎるとせっかくの着色コーティングまではがしてしまうので、表面が滑らかになるように力は入れないでまんべんなく表面をならします。
そしてまたぞうきんできれいにします。

続きまして、#400の後は

水研ぎといって、#1000番の耐水性の紙やすりと水を使って、研いで磨いでいきます。
適量の紙やすりをちぎり、
テーブル表面にドバっと水を出して、包丁を砥石で磨ぐように、木目に沿ってやすりかけをします。
水があるところで目に沿って
っしゃ
っしゃと手際よくリズムよく磨いていきます。

水研ぎが終わって掃除した後の天板です。

仕上げは透明ニスです!

もしつや消しにしたいのなら、この段階でかつ、透明ニスで塗った後、最後の仕上げのニスだけ艶消しのニスに切り替えます。


順序としては

(艶ありの場合) つやありニス オーク→つやありニス オーク二回目→透明つやありニス 一回目→透明つやありニス 二回目

(艶なしの場合) つやありニス オーク→つやありニス オーク二回目→透明つやありニス 一回→透明つやありニス 一回

という手順になります。

透明ニスもオークのニスを塗った時のように塗ります。うすくぬります。
ただ、丁寧にこれまでを仕上げていれば透明ニスの間のやすりは省いて大丈夫です。
すべては手触りで判断します。
透明ニスを塗って乾いた後、表面を触ってつるつるしていたらしなくてもOK!
ちょっと、ん???と思ったら軽くやすりましょう。
その場合何度も言っていますが削りかすはきれいに水拭きします。

比較してみました。
ニスだけでは濃いなあと思っていても仕上がりまでにちょうど良くなっていきます。
水研ぎの際には、オークの黄色い色水のようなものが出ました。それだけ削れていないようでしっかり削り磨かれている証拠だなあと思いました。

表が乾いたら裏返して、裏側を塗っていきます。
裏はあえて透明ニスを一度塗りしただけにしました。
色を付けたい場合は、表側のようにオークで塗ります。

奥が透明ニスを一回塗ったもの。
手前は無垢の木のままの状態です。
全面に塗れたらきちんと乾くまで放置します。

表と裏両方を完全乾燥する時間に突入します。

裏面や木枠部分のニスが乾いたことを確認したら壁に立てかけて
7~10日間完全乾燥させましょう。

こうすることで強度な硬度を得ることができ、安全に食卓として使用できるようになるそうです。
ワシンのニスのボトルに使い方も書いてありますし、
ワシンのホームページにも塗り方が丁寧に解説されていました。
参考までに見てみるといいかもしれません。

全工程25日間!!!!w

完成しました!!!!

皆様お疲れさまでした(笑)
これまで読んでくださりありがとうございました!

長かったですよね~
疲れましたよね(笑)

でも、完成したとしたらそんな疲れも吹っ飛んでしまいます!
乾燥時間、待ちきれなくてうずうずしても触るべからずです!(笑)
楽しみはとっておくもの、見ないようにしましょう。見たら乗せたくなりますから、私みたいに!←乗せた人w

一気に雰囲気が変わりましたね~
うれしい変化です。
艶消しのほうがいいかなと思いましたが、艶ありにしてよかったなと思いました。


憧れのヘリンボーンのダイニングテーブルを手に入れられて大満足です。
次はこの天板に合う椅子リメイクしたいです。

次から次に妄想は膨らみます♪

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2016年。家改造に手をつけました。毎日作品を作る。部屋をいじる。そんなことに幸せを感じています。ミンネはじめました♪名前はapricotworksです♥よろし…

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