今更聞けないキーマカレーとドライカレーの違いを徹底解説!おすすめの具材も

ドライカレーとキーマカレーはどう違うのでしょうか?どちらもひき肉を使ったおいしいカレーですが、ドライカレーとキーマカレーの作り方や、使う具材に違いはあるのでしょうか?首をひねってしまいが...

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知ってる?キーマカレーとドライカレーの違い!

インドカレーにはひき肉を使った「キーマカレー」というカレー料理があります。そして日本にも、ひき肉を使った「ドライカレー」という料理があります。二つ並べられたら、どちらがキーマカレーでどちらがドライカレーか分かりますか?

インド料理のキーマカレーは、やはりインド独特のスパイスの香りがして、日本のドライカレーに比べるととてもスパイシーなことでしょう。

そして日本のドライカレーは、スパイシーなものを作ろうとした場合を除いて、家庭の夕飯やお弁当のおかずにしたり、子供も食べられるくらいにマイルドなものが多いと思いことでしょう。

しかし、日本のドライカレーとキーマカレーは、どう違うのかと聞かれるとちょっと首をひねることが多いのではないでしょうか。辛さ以外に、ドライカレーとキーマカレーの違いはあるのでしょうか?

キーマカレーとドライカレーの違いや魅力を紹介!

キーマカレーは世界的にポピュラーなメニューで、海外でもキーマカレーのレシピがたくさんあります。そしてドライカレーはというと、実は日本でしか作られないメニューだったりするのです。

ドライカレーやキーマカレーを、自分でよく調理するという方はとても多いでしょう。しかし、実はキーマカレーだと思って作っていたものがドライカレーだったりするかもしれませんし、その逆もあるかもしれません。

今日はキーマカレーとドライカレーの違いや歴史、そしてキーマカレーとドライカレーのそれぞれの魅力をご紹介しましょう。

キーマカレーとは?

キーマカレーとはどんなカレーなのでしょう?インドカレーにはいろいろな種類のカレーがありますが、キーマカレーはその中の一つ、カレーの種類の名前です。

キーマカレーはインド料理でひき肉を使うカレーの事!

キーマカレーの「キーマ」、英語だと「Keema」は、細切れ肉、またはひき肉を意味する言葉です。なので、キーマカレーとは、「ひき肉(細切れ肉)のカレー」ということです。

インドで使うひき肉は、羊やヤギ、鶏の肉を使うのが一般的です。そしてキーマカレーは北インドではよく食べられますが、南インドではほぼ食べられません。なぜなら南インドは菜食主義の人が多いからです。

インドは日本の面積のほぼ9倍の広さがあるので、食べるものもその土地によって違いがあります。特に南インドと北インドでは、同じカレーでも使う食材からスパイスまで異なりますから、全く正反対と言えるほど違いがあります。

例えば、日本でよく使われるガラムマサラは北インドではよく使われますが、南インドでは全く使われません。キーマカレーも南インドでは食べられないので、日本でポピュラーなインドの食文化は、北インドのものが多いと言えます。

キーマカレーのひき肉は何の肉?

日本ではひき肉というと、豚肉や牛肉を指すことが多いですが、インドはヒンドゥー教が多くを占めるので、豚肉や牛肉は宗教上食べることを許されません。インドのキーマカレーに使われる肉は、「羊肉」「ヤギ肉」「鶏肉」が主です。

しかし、インドにはイスラム教徒も10%ほどいるので、牛肉を使ってキーマカレーを作る人たちもほんの少数ですが存在します。

日本のドライカレーはひき肉を作っていることも多いので、キーマカレーじゃないかと言いたくなります。しかし、インドのキーマカレーはスパイスや具がたくさん入って、もっと汁気が多いのでインド料理かと聞かれたら決してそうではありません。

キーマカレーとは、「ひき肉」のカレーなので日本のドライカレーも、外国人に説明するときは「キーマカレーのようなもの」と言った方が一番わかりやすいかもしれません。

そもそも日本のカレーとインドのカレーは全く違う料理です。インド人が日本のカレーを食べても、決してカレーとは思わないでしょう。日本のカレーは18世紀にイギリスから入ってきたものなので、すでにイギリス人が食べやすいように小麦粉を使って作られたものだったのです。

日本のカレーにひき肉を入れても、日本人にとってはドライカレーではありませんし、インド人にとってはひき肉であってもインド人が食べるカレーとは異なるので、キーマカレーではないのかもしれません。

ドライカレーとは?

ドライカレーもひき肉を使ったカレーですが、ドライカレーはインドのキーマカレーと比べると具も水分も少ないです。インドのカレーは大抵トマトを使うので、もっと汁気がありますが、ドライカレーは水を全く入れないので乾いています。

日本のドライカレーは、ひき肉を使ったものだけではなく、カレー粉を使って調理してある米料理もドライカレーと呼ばれます。例えば、カレーチャーハンやカレーピラフも、ドライカレーと呼ばれます。こうしたカレーテイストの米料理、ドライカレーは日本がオリジナルの料理です。

カレーピラフは、カレー粉を使った炊き込み御飯です。ウインナーや玉ねぎ、ピーマン、ニンジンなどの具材と米をフライパンで炒めて炊飯器に入れたら、水、カレー粉、コンソメキューブなどを入れて炊き上げます。

カレーピラフはお弁当でも人気のメニューですし、冷凍食品のカレーピラフもとても人気があります。ウィンナーではなく、鯖の水煮缶を使ったりシーフードミックスを入れたりしてもとても良い味になります。チーズを入れたカレーピラフもおいしいです。

日本のドライカレーは、カレールーだけがドライカレーなのではなく、カレー粉を入れて調理した米料理もドライカレーと呼ぶのです。

ドライカレーは汁気の少ないカレー全般を指す

ドライカレーとは読んで字のごとく、「ドライ」=乾燥しているカレーのことを指します。汁気が少ないカレー全般のことを指すので、具材はひき肉でなくても良いのです。

人によっては、ドライカレーをひき肉を使わずに「豆腐」や「高野豆腐」で作る人もいます。豆腐は「畑の肉」と言われているくらいたんぱく質が豊富で、豆腐のドライカレーは大変おいしいと評判です。

豆腐で作ったドライカレーがおいしいのですから、おからを入れてもいい味ですし、大豆を入れてもとても美味なドライカレーが出来上がります。カレー粉を炒める時に、一緒に味噌を入れてもとてもおいしいドライカレーが作れます。大豆はドライカレーにぴったりの食材です。

また、ドライカレーに刻んだウィンナーやロースハムを使うレシピもありますし、ひき肉を全く使わなくてもえのき茸だけでもおいしいドライカレーが出来上がります。

小さめに切った茄子やカリフラワーを入れてもおいしいです。ドライカレーのてっぺんに目玉焼きを乗せたら色味も綺麗です。

ドライカレーは肉でなくとも、おいしいドライカレーが出来上がります。ツナ缶や鯖缶を使ってもとてもおいしいドライカレーができるというのはちょっと驚きです。日本では魚はカレーの具材としてあまり使いませんが、インドやスリランカには魚を具材としたカレーがたくさんあります。

ドライカレーは日本発祥らしい!

ここまで読んでいただいたらもうお分かりの方も多いと思いますが、ドライカレーは日本発祥のカレーのようなのです。歴史的には1910年に日本郵船の三島丸という船の食堂で、ドライカレーが初めて食べられたそうです。

一方で、日本でキーマカレーが初めて食べられたのは1954年に創業したインド料理店だそうです。日本ではヤギ・羊の肉を入手するのが難しかったため、鶏肉を使ったキーマカレーを出していたのだそうです。ドライカレーとキーマカレー、似ているようで全く別の料理なのです。

キーマカレーとドライカレーのスパイスの違いは?

それではキーマカレーとドライカレーのスパイスに違いはあるのでしょうか?日本のドライカレーにはカレー粉以外のスパイスを入れない人が多いことでしょう。もちろんレシピによって、他にスパイスを使うこともありますが、インド料理に比べたら少ないことでしょう。

しかし、日本のカレー粉には実はいろいろなスパイスが入っているということをご存知ですか?カレー粉のスパイスは、カイエンペッパー、ニンニク、ショウガ、胡椒、クミン、シナモン、コリアンダー、カルダモン、クローブが含まれています。

そして、フェンネル、ナツメグ、キャラウェイ、パプリカ、ターメリック、サフラン、オールスパイスなども合わせ、20種類近くのスパイスが入っているのです。

インドで使うスパイスは、一つ一つのスパイスを買ってきて、それぞれの家が独自のスパイスを調合してカレーを作ります。日本ではカレー粉はすでに調合されて、一つの瓶に入ったものが販売されています。

どのスパイスをどれだけ調合してあるのかの違いはありますが、使っているスパイスの数はキーマカレーとドライカレーを比べると、実は日本のスパイスの方が数は多いのかもしれません。

しかしインドのスパイスの使い方よりも、日本人はマイルドなものを好むので、インドのキーマカレーの香りはもっと刺激的です。

キーマカレーとドライカレーのおすすめの具材は?

キーマカレーの具材を調べてみると、実はとても簡単な材料で作っていることが多いのです。まず絶対に必要なのがひき肉で、これはやはりマトン、ラム肉、ヤギ肉が基本です。しかしインド以外のアメリカやイギリスでは、牛肉を使うこともあります。

キーマカレーに必ず入れるのは、「トマト」です。これはインドでは生のトマトが多いでしょうし、トマトピューレやトマトの缶詰、パサッタなどをを使うことができます。

トマトを使うことによって、キーマカレーはドライカレーよりもモイストなカレーが出来上がるのです。他にキーマカレーに入れる野菜といえば、玉ねぎとかジャガイモも入れますが、絶対に忘れてはならないのがえんどう豆です。

なぜなら、キーマカレーは英語で「Keema Matar」と言います。Matarはヒンズー語で मटर と書くのですが、Pea(えんどう豆)を意味します。なので Keema Matar は、ひき肉とえんどう豆のカレーのことで、これが一般的なインドのキーマカレーなのです。

キーマカレーになくてはならないのが唐辛子です。インド人は生の緑の唐辛子も使いますし、赤のチリパウダーも使います。インド人の辛味に対する強さはみなさんよくご存知の通りで、インドのキーマカレーはとても辛いです。基本的にインドの肉類のカレーは大変辛いことが多いです。

では、ドライカレーに入れる具材は何かというと、「ひき肉」は牛か豚が一般的でしょう。鳥のミンチを使うこともできます。そしてこれはキーマカレーの材料と全く同じ、みじん切りの玉ねぎとニンニク、生姜、ピーマンやニンジンを使う人も多いです。

そして、たくさんのスパイスが入ったカレー粉は、人によっては市販の日本のカレールーを使うレシピもたくさんあります。こうやって見てみると、実はドライカレーの方がたくさんの具材を使っているのです。

ドライカレーとキーマカレーにはそれぞれの良さが!

日本独自のメニュードライカレーも、インド伝来のキーマカレーもそれぞれの良さがあります。ドライカレーは大人も子供も食べられる人気のご飯のおかずですし、キーマカレーはスパイシーなものが好きな人にとっては刺激的な味を楽しめることでしょう。

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