お子さんとお住まいになっているご自宅のリビングとダイニングルームを、すっきりさせながらも居心地良くしたいというご相談をお受けしたマンションのインテリアデザイン案件です。
コンセプト CONCEPT
「ごちゃごちゃしているのは好きではなく自分なりに整理整頓しています」というお言葉通り、きれいにお掃除をされていてさっぱりとした印象のお部屋でしたが、お母さんのお悩みは2つ。
・殺風景で寂しい印象がするのでもっと居心地よくしたい
・子供のものが増えてきたのですっきりと片付けたい
ということで、寂しい感じを解消するあたたかいインテリアにコーディネートして、お子さんのものをごちゃごちゃして見せないような専用スペースを作ってあげよう、という方針を立ててスタート。
計画 PLANNING
今回は、リビングと別室のダイニングルーム2部屋のご依頼です。
配置については大きな問題はありませんでしたが、インテリアスタイルは、機能面を重視した家具が置いてあったりと、統一感やテーマを感じませんでしたので、これが「寂しい」と感じる一つの原因かと思いました。
初回のカウンセリングでナチュラルな木の雰囲気がお好みということもわかりましたので、天然木を使ったアイテムであたたかみと統一感を出し、色数はおさえて白を中心にコーディネートすることによりすっきりも実現することに決定。
お子さんのものを収納するスペースについてはリビングの一部につくる計画とし、どのようなスペースをつくるかはいくつかご提案をつくりお持ちすることにしました。
完成したお部屋 リビング
白と木目で明るい印象のリビングにコーディネート。
装飾がなく大きくあいたスペースだった長い壁に、アート・スタンド照明・テレビを置いて寂しい印象にならないように工夫。
完成したお部屋 キッズスペース
リビングの一部にパーテーションを置きキッズスペースを作成
お子さんが気に入ったデスク・チェアを置いて自分専用のスペースをつくることで、お片づけや自立心を育てます。
完成したお部屋 ダイニングルーム
シンプルながらあたたかい印象のダイニングルーム。リビングと同じ家具・照明・アートのシリーズを使って統一感を。
ダイニングルームに元からあったオープン棚。板とカーテンで目隠しをすると驚くほどすっきりとした見た目に!
オープン棚として使っていたころ
キッチンカウンターの上も小物で飾りつけ
お部屋が完成してしばらくして、とても居心地よく過ごしていますというご感想をいただきました。
またお子さんについては、学校の先生に自分のお部屋ができたことなどをうれしそうに話したり、進んで机周りのお片づけをするようになったとのことでした。
お子さんが笑顔になるお部屋づくりをお手伝いさせていただき、とてもうれしい限りです。