味噌の賞味期限を徹底解説!未開封時や1年経過した場合の風味は?

市販の味噌には必ず賞味期限が付いています。では賞味期限を超えてしまった味噌は、もう食べられないのでしょうか?実は味噌は腐ることがないのです。しかし味や匂いが次第に変化してきて、劣化してく...

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味噌は賞味期限が切れても食べて平気?

どんな食品にも賞味期限・消費期限がありますが、味噌は塩分が高く、麹菌が発生し続けて有害な物質や微生物が繁殖することがないので、「消費期限」を表示しなくても良いことになっているそうです。

味噌の賞味期限は、基本的に米味噌の場合は未開封でしたら三ヶ月から六ヶ月です。米味噌とは、大豆に米から作った「米麹」を加えて醸造した味噌のことを言います。日本では米味噌が8割を占め、最も多く使用されている味噌です。

味噌とは、大豆に「米麹」「麦麹」「豆麹」と塩を加えて、発酵させて作ります。大豆のたんぱく質をもっと消化が楽になるよう分解させ、ヒトにおいしい!と感じさせる旨みを作り出します。

昔は日本人はほとんど肉食をしなかったことからも、味噌は豊富なタンパク源で、「味噌汁は医者いらず」と言われるほど健康に良いものとして重宝されてきましたが、味噌の持つ健康維持のエネルギーが昨今さらに見直され、数々の味噌の研究がなされています。

味噌の生産は、北は北海道南は九州と、各地の気候条件や水の違いからそれぞれの土地によって全く異なる風味の特色のある味噌が生産されます。

味噌の賞味期限というのは、味噌をおいしく消費でき、食べられる保証期間のことなので、自分で味噌を使ってみて変わらずおいしく食べられるのならば、たとえ賞味期限が切れていても味噌を使い続けることに何の問題もありません。

もちろん味噌の色が変わってきたり、カビが生えてきたりなど、気になることはたくさんあるでしょう。まずは味噌をそのまま食べ続けてもいいのかという指標がはっきりとわからないと、果たして賞味期限が切れてしまった味噌を食べていいのかどうかという目安もわかりません。

市販のものでも手作りのものでも、味噌の色が変わってきて不安になるということはよくあります。味噌の色はどんな味噌でも時間が経つと少しずつ変化してきます。例えば豆味噌は、熟成期間が長いので「赤色」をしています。赤味噌で代表的なのは、名古屋の「八丁味噌」です。

味噌は発酵が進んでくると色や味が変化してくるので、長い期間味噌を保存していればもちろん色も変わってきます。味噌が「黒みがかってきた」というコメントがよく見られます。

味や匂いに変化が見られないのでしたら、味噌の品質には変わりがないので、使い続けていただいても問題はないのです。味噌は基本的に腐敗しづらい食品なので消費期限が付いていないのです。

消費期限を過ぎてしまっても使ってしまう食品のトップは、「缶詰」「乾麺」「カップ麺」です。どれも空気に触れていなかったり、腐りづらいと思われるものばかりですが、味噌には消費期限すら付いていないので、よほどの味や臭いの変化がない限りは利用できる食品です。

味噌は冷蔵庫や冷凍庫で保存するのが望ましい

味噌は腐りにくい食品ですが、保存するときは市販のものでも手作りのものでも、20度以下の直射日光の当たらないところで保存するのが望ましいです。やはりベストなのは冷蔵庫、湿度も温度も一定なので間違いがありません。

味噌は未開封なものでも開封したものでも冷蔵庫・冷凍庫で保存することができます。味噌のパッケージの表面に薄紙が敷いてありますが、あの薄紙は味噌が直接空気に触れないように敷いてあるのです。

使い始めても薄紙は保存しておいて、使い終わったら再び味噌の表面を薄紙で覆うか、薄紙の代わりにラップで表面を覆って空気に触れないようにすることがベストです。

雑菌が張り付いて繁殖することもあるので、特に賞味期限よりももっと長く保存しておきたい場合は、味噌の表面を覆ってください。

味噌は冷凍庫でも保存できます。味噌は高い塩分の食品なので、たとえ冷凍庫に入れても凍ることがありません。使う時も冷凍庫から出して、すくって使うことができます。味噌の表面をなるべく空気に触れないようにしてください。

表面を乾燥させないように注意

味噌の表面を覆わずに、空気にさらしておくとどうしても乾燥して味噌が硬くなってしまいます。品質がうまく保たれない状態になり、味も変化してきますので、味噌の表面を覆って保存することはとても大切です。

賞味期限が切れた味噌の風味は?

賞味期限が切れた味噌の風味は変わるのでしょうか?賞味期限が切れると味噌はどのように変化するのでしょう。賞味期限が過ぎてしまったら、やはり食べないほうがよいのでしょうか?

未開封で賞味期限が半年過ぎた味噌の場合

未開封の味噌で、賞味期限が半年も過ぎてしっまた味噌はどのような状態になっているのでしょう。賞味期限を半年過ぎた未開封の味噌は、保存する条件が直射日光にさらされていない状態で、高温でない限りは、ほとんど変質していないことが多いです。

もちろん賞味期限内に食べ終えることが理想ですが、味噌は劣化はしますが腐ることはない食べ物なので、開封をせず冷蔵庫や冷凍庫に保存しておいた場合は、賞味期限を半年超えていても品質に問題があることはまずないでしょう。

しかし保存する環境に問題がある場合は、賞味期限よりも食べられる期間が短くなってしまうことがあります。なので味噌を保存する環境は、まず温度と直射日光に気をつけて、できれば冷蔵庫・冷凍庫で保存するように努めてください。

賞味期限を半年超えてしまった味噌の色、臭いを確かめて、表面に白っぽいカビが出ていないかどうか確かめてください。これといって味噌に問題が見当たらないようでしたら、安心して賞味期限を半年過ぎてしまった味噌でもお使いいただけます。

未開封で賞味期限が1年過ぎた味噌の場合

では、未開封で賞味期限が1年過ぎてしまった味噌は食べられるのでしょうか?正直言って、味噌は腐ることはないので、たとえ色が変わっていたり、味が変わったとしても、食べても体に問題が起こることはありません。

しかし、食べた時の味噌の味が不快だったり、乾燥してしまって味噌が硬くなってしまう、もしくは味噌の表面にカビが生えてきた場合は、食べるのを諦めて処分することを考えなければいけない場合もあります。

市販の味噌に最も生えやすいカビは、白いカビです。これは賞味期限内の味噌にも生えるカビで、「産膜酵母」と言います。産膜酵母は耐塩性があって、空気に触れている面に発生しやすく、食べても体には全く影響がありません。

しかし、産膜酵母は決しておいしいものではないので、産膜酵母の生えている部分の味噌を5ミリほど削り取って処分してください。味噌には全く影響がありません。

では、黒いカビはどうでしょうか?味噌に生えた黒いカビは、味噌が酸化してしまった時に生じるもので、実はこれも取り除いてしまえば全く問題なく味噌を食べることができます。

賞味期限を1年以上も超えていて、白いカビや黒いカビが生えていたらどんなに幻滅することでしょう。しかし、たとえ賞味期限を長く超えてしまっているものでも、味噌は腐るものではないので、カビを取り除けば味噌自体には支障は残らないのです。

ただ一つだけ気をつけていただきたいのは、賞味期限を1年も超えているものに、緑っぽいカビが生えている時です。これは青カビであることが多いのですが、青カビは有害な毒を作ることがないカビなので、健康な人にとってはおよそ何の問題もありません。

しかし、この青カビと一緒にカビ毒を持つカビが付着していたとすると、少々問題になります。カビ毒そのものは食中毒のような反応を起こさないので、それほど問題が起こる可能性は低いのです。

中にはタチの悪いカビも存在していて、内臓に悪い影響を与えるものも無きにしも非ずなのです。なので青カビが見られた場合は、それほど危険の度合いは少ないとしても、処分してしまった方が気分的にはすっきりするでしょう。

しかし、カビは表面の部分だけ付着し、麹を使って作られた味噌の内部には浸透しないのです。なのでカビの生えている部分を削り取ってしまえば、味噌そのものには影響は残っていません。

使用中の味噌はもちろん、未開封で賞味期限内であったとしても、賞味期限を超えてしまったものでも、味噌の保存は冷蔵庫か冷凍庫を使うことをおすすめします。

手作り味噌の賞味期限は?

手作り味噌の場合は、市販のものに比べると賞味期限が短そうと思われる方が多いのではないでしょうか?

全国味噌工業協同組合連合会で、目安となる味噌の賞味期限は決められています。米味噌で甘味噌の場合は三ヶ月から六ヶ月、麦味噌、辛口味噌の場合は三ヶ月から十二ヶ月とされています。しかしこの賞味期限はあくまで目安です。

基本的には賞味期限はない

市販の味噌でも手作り味噌でも、腐ることはないので賞味期限は実はないのです。手作り味噌の色がたとえ変色したとしても、その理由は味噌が発酵している間にどんどんアミノ酸が増えてきているからです。アミノ酸が増えれば色も次第に変わってきます。

先にご説明したように、カビは味噌の表面だけに生えるので、たとえカビが生えたとしても取ってしまえば味噌の中にはカビは繁殖していません。最も多くみられる白いカビは、産膜酵母です。

おいしく食べられる期間

味噌の賞味期限とは、味噌をおいしく食べることができる期間を表すものです。味噌は腐ることはありませんが、やはり賞味期限を超えると風味や硬さが変化してくるものです。

自宅で手作りの味噌がおいしく食べられる間が賞味期限なので、時折味見をして味噌のコンデションをチェックしましょう。

インスタント味噌汁の賞味期限は?

インスタントの味噌汁には必ず賞味期限が書いてありますが、味噌は賞味期限が半年過ぎても1年過ぎても食べられることが多いので、インスタント味噌汁も賞味期限を超えてしまっていても大丈夫なのでしょうか?

タイプによって賞味期限が異なる

インスタント味噌汁には、真空パックの中に味噌も具材もすべて入っているもの、乾燥した具材と味噌が分けられているもの、そして全部がフリーズドライとなっているものがあります。

インスタント味噌汁の賞味期限は、それぞれのタイプによって異なってくるのです。真空パックに味噌と具材すべてが入っているインスタント味噌汁は、一番賞味期限が短く、長くて八ヶ月くらいのものが多いです。

具材が乾燥しているものは湿気た場所や高温の場所に放置しない限りは、とても賞味期限が長いです。およそ1年から2年の賞味期限がつけられています。

そしてフリーズドライのものは、保存している環境に問題がなければ半永久的に持つとさえ言われています。フリーズドライのインスタント味噌汁の賞味期限は、なんと長いものでは5年の賞味期限が付いているものさえあります。

どのタイプのインスタント味噌汁も、味噌と同じように賞味期限を1年超えても、ほぼ問題がないだろうと言われていますが、保存する際には直射日光の当たる場所や高温多湿の場所は、絶対に避けてください。

味噌の賞味期限を知って最後までおいしく食べよう!

市販の味噌も手作りの味噌も、実はそれほど賞味期限を気にすることはないのですが、大切なのは実際に口にした時に変な味がしたり匂いがしたりした時は、賞味期限を超えてしまったのだと考えて下さい。保存する環境に気をつけていただければ、味噌は長く賞味いただけます。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

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