家を建てる。全面 板張りの外壁にするのは大変

木材はどうしても
メンテナンスの
回数が増えてしまいます。

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外壁に板を張る場合、

法22条地域といって
一般的な住宅エリアでは

防火構造という基準の
防火性能をクリアした上で
板を張ることができます。


準防火、防火地域という
防火性能を上げていかなければ
ならない地域では

張る板を燃えにくくする
処理をした板に限って
使用する事が可能です。


日本においては
板張りの外壁というのは

昔から伝統的に
使われてきた仕様ですが


街が近代化する中で
先に述べたように

建物を燃えにくくして
街全体を守る必要性が
出てきたことに加えて

もうひとつが
板の傷みが早く
常にメンテナンスが
必要であること

そこに経済成長期に
工業製品のいわゆる
新建材が登場したことで

しばらくの間
捨たれていました。



国産材の樹を使ったり
安全であったり
省エネであったり
という流れから

昨今は
内外の仕上げ材として

木が多く
使われるようになりました。

塗料が良くなったり
熱処理や薬品処理で
耐候性のある木材製品が
登場してきたことも

その普及を後押ししました。


それでもやはり
木はどうしても
雨や紫外線で
色落ちしたり
傷んだりするので

メンテナンスの
回数が増えてしまいます。


西側外壁で
西日が良く当たる壁などは
特に色落ちが早くなります。


色についても
薄い色は、紫外線に弱く
色褪せが早いので

日当りの良い面は
濃い色から
スタートさせておいた方が
無難です。

UVカット白木用保護塗料
というのもありますが

色褪せない訳ではありません。

全面板張りというのは
メンテナンスの時が
大変になります。

アクセントで部分的に
板を張るということなら
良いんじゃないかと思うんです。


リノベーション作品は
色の退色が
全体の雰囲気に馴染みやすい
傾向にありますが

モダンなデザインの建物では
みすぼらしさにつながりやすい
ようにも思います。

良いか悪いか
主観にもよりますが

外壁を板張りする場合は
設計者とよく話し合って
おいてください。

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